ラスコの死角 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房 (1984年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150748524

感想・レビュー・書評

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  • 特別捜査官パジェットは大統領と親交のあるラスコの株価操作疑惑について極秘で捜査を始めた。しかし情報提供者が殺されパジェットも命を狙われる。巨大権力である大統領を敵に回し、政治力に守られた犯罪を暴くドキドキの展開。パジェットはどこまでもストイックに立ち向かう。敵が大きいだけに血も騒ぐ。スリル満点の社会派ミステリの傑作。

  • 『罪の段階』の主人公クリスって、この作品の主人公クリス・パジェットだっけ?ずいぶん前に読んだけどほとんど忘れたな。今作は不審な株価操作をする実業家ラスコを、経済関係の不正を捜査するクリスが調べ始める。すると証人が殺されクリスは脅され、別の証人も失踪する。上司は信頼できず、誰が裏切り者かも分からず孤立無援となるが、人としての矜恃を捨てずに粘り強くしつこく調べ続ける姿勢が好ましい。主人公にはかつて恋人との哀しい別れという過去があったり、どうも格好良すぎな感じだけど、30年以上も前の小説だからこんなものかも。よくできたエンタメだと思う。

  • パタースンのデビュー作。ロス・マクドナルドを継ぐと評されたが、これはストイックに事実を追い求める主人公の言動を指してのものだろう。
    政府高官も絡めた実業家の悪巧みを暴くプロットは、やや弱いが、社会派ミステリーとしての完成度は高い。

    未読のパタースンの本をめくっていたら、なんと続編が書かれていた。罪の段階。リーガルサスペンス。主人公は同じだが、一人称ではなく、三人称となっている。著者は、ハードボイルドを継ぐ意志などはなからなかったようだ。

  • デビュー作かな。
    ずいぶん前に読んで、続編が出ていると知ったときには驚きましたが~長い年月を隔てた話で、上手く生かされているのです。

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著者プロフィール

小林宏明(こばやし・ひろあき)
金沢大学人間社会研究域学校教育系教授
1999年筑波大学大学院心身障害学研究科修了。博士(心身障害学)。1999年より筑波大学心身障害学系準研究員、2001年より同助手を経て、2002年より金沢大学教育学部助教授、現在に至る。専門分野は言語障害教育。主な研究テーマとして、吃音がある幼児から成人の評価および指導・支援法開発に取り組んでいる。
幼少から吃音があり、高校から大学院時代の前半にかけては、上手く発話ができないことに悩む時期を過ごすが、その後吃音は徐々に軽快化する。現在でも、発話の流暢性の問題が見られたりうまく話せないことに悩んだりはするものの、日常生活にあまり支障がない状態となっている。2000年から吃音者のセルフヘルプグループである茨城言友会に所属する。その後、金沢大学に赴任した2002年からは石川言友会に所属し、活動に参加している。

「2019年 『イラストでわかる子どもの吃音サポートガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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