- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150753597
感想・レビュー・書評
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探偵ウォーショースキーの9作目。
日本オリジナルの短編集。
次々と事件が手際よく解決していくのは楽しいけど、
ちょっと物足りないといえば、物足りないかも。
隣人コントレーラスがほぼ登場しないから?
同じアパートに住む日本人夫婦が登場し、
碁の愛好家が集まる話が面白かった。
ヌードルをずるずるすすのが日本では礼儀にかなった方法だとあった。
礼儀にかなった、というのちょっと違う気もするが、
日本文化をよくご存じで。
ヴィクが日本食レストランに行って、
寿司と日本酒をたしなむとは知らなかった。
あとは、親友の女医ロティが、
ハプスブルク家の皇帝からもらったという先祖代々の彫刻を発見して
激怒したお話が印象的かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編だからかもだけど、あんまり謎解き感がない。
3話目の『むかし泳いだ場所で』のアリシアのキャラがしんどくて、疲れ果てたので、そこで読むのをやめました。
2話目の『高目定石』はおもしろかった。 -
短編集。
長編と異なり、一気に物語が進んでいくんで、軽く読めます。
『ピエトロのアンドロマケ像』が、シリーズには珍しく、第三者視点で進みます。訳者は、「第一人称で書いて欲しかった」言っていますが、私は、これはこれで良いかなぁと思いました。 -
読みたい本が無い・・・でも本が読みたい時は迷う事なくサラパレツキーを選ぶ事にしている。
特にこれは、ロティが主人公だったり第三者目線でヴィクが語られたりして、いつもの雰囲気と少し違う所も好き。
それにしても、ヴィクは時々スーパー生意気でヒヤヒヤする。若い頃読んでも気にならなかったけど、今読むと「ひえー!そんな人を怒らせるような事言ったらあかんよ!」って老婆心ながら! -
さらっと格好良いヴィクの短編集でした。