ウィンディ・ストリート (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 2-19)

  • 早川書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (633ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150753696

感想・レビュー・書評

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  • 恋人のモレルは怪我をして帰国。
    ヴィクもまた、肉体的危機に見舞われる。
    恩師の依頼で、出身高校のバスケット部のコーチを引き受けたのだが。
    貧しい地域で、自分が育った頃よりも妊娠して中退する女子高生が増えていて、バスケットも奨学金を貰うレベルには遠い。
    地元で発展した大企業の一族に出会い、純情な孫のビリーに好感を持つ。
    悪女役の叔母ジャッキーや、ヴィクに恨みを持つ元同級生など、熟女の印象も強烈。
    ビリーは牧師のアンドレアスと親しくなり、家族とケンカになる。
    工場で何事かが起こっていて、ビリーがバスケ部のジョージーと行方不明になり、やがて殺人まで…?
    正義感と好奇心と行動力でどんどん突き進む。
    モレルと旧知の仲の女性マーシナの滞在に嫉妬しつつも…
    とうてい救いがなさそうに思われる環境に1つでも確実に風穴をあけるヴィク。
    無邪気な2匹の犬たちの活躍にも乾杯!
    2009年9月初登録。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      マロリーよりヴィクの方が親近感を覚えるのは、どうしてだろう。。。歳が近いからか?
      新作「ナイト・ストーム」が9月に出る、月一くらいで未読の作...
      マロリーよりヴィクの方が親近感を覚えるのは、どうしてだろう。。。歳が近いからか?
      新作「ナイト・ストーム」が9月に出る、月一くらいで未読の作品を読んでいけば(「アンサンブル」と「沈黙の時代に書くということ」入れても)半年くらいで追いつく←そんなに上手くコトが運ぶ訳無いか・・・
      2012/08/27
    • sanaさん
      nyancomaruさん、
      ヴィクのほうが親近感はありますねえ。ずうっと昔からお馴染みだし。
      マロリーは…拒絶されそうだから!ってのもあ...
      nyancomaruさん、
      ヴィクのほうが親近感はありますねえ。ずうっと昔からお馴染みだし。
      マロリーは…拒絶されそうだから!ってのもあるかも?

      月一で半年?
      それは濃いですね~!どうぞ頑張って下さい♪
      でも確かに読み始めると、もう1冊読みたくなりますよ!
      私はちょっと間が開いてたんですが…この1年でほぼ取り返したかも。
      「アンサンブル」「沈黙の時代…」は読んでません…秋が深まったら読もうかな♪
      2012/08/27
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ずうっと昔からお馴染みだし」
      人間臭いからかな、、、
      「月一で半年?」
      6冊出ているので、単純計算しました。
      新版「サマータイム・ブルース...
      「ずうっと昔からお馴染みだし」
      人間臭いからかな、、、
      「月一で半年?」
      6冊出ているので、単純計算しました。
      新版「サマータイム・ブルース」が出たのが2010年。2年も放ってあったのかと思うと、、、
      2012/08/29
  • 探偵ウォーショースキーの13作目。

    自立した女性としては、嫉妬は見苦しい。
    そうはわかっていても、
    自分よりも古い友達で、戦場を共に生き延びた仕事仲間、
    しかも女っぷりもいいとあっては、
    ジェラシーもやむを得ないよ、ヴィク。

    またもや、心ならずも故郷のサウス・シカゴを訪れるヴィク。
    バスケットのコーチでもあった恩師の頼みで、
    母校の女子バスケットチームの臨時コーチをやることに。
    メンバーの一人に、母親の働いている工場の事で相談を受け、
    調査を約束したことから、
    地元から成長したディスカウント・ストアの大企業とのもめごとに。

    ヴィクが事件を解決するのも素晴らしいが、
    なんやかんや言って、子供や若者を身体的にも精神的にも助け、
    その人生を変えていくのが素晴らしい。
    富豪の家に生まれながら、純粋な気持ちや理想を失わずにいた少年や、
    貧しい環境を抜け出そうと闘うバスケットボール・チームの女の子たち。

    でも一番の山場は、
    コントレーラスと飼い犬ミッチとチームの子の家にでかけ、
    ミッチがチンピラを追いかけて行ってしまった場面。
    二人で探し回って、ミッチは死体と重傷者のところへ案内する。
    しかも、コントレーラスが赤ん坊の扱いの上手さを披露してた。
    いつまでも元気に「相棒」を務めてほしいものだ。

  • ケガの多いお話だな…と。だけど若い世代を認め懐かしみ応援するヴィクに憧れる。そんなふうに歳を重ねていきたいなと思う。
    しかし今作は、いや今作も?収入が心配になるのは私だけかしら…。

  • やっぱり面白かった( ´ ▽ ` )ノ。
    そして、やっぱり長かった( ´ ▽ ` )ノ。

    1ヶ月かけて未読のヴィクもの4~5冊を読んできたけど、大筋は大体一緒だね( ´ ▽ ` )ノ。
    衰退したシカゴを牛耳る名門財閥の傲慢暴挙(~_~)。
    底辺で必死に生きる善人と破滅に身を任す愚か者(~_~)。
    義憤に駆られ一人突っ走る女探偵( ´ ▽ ` )ノ。

    今回は後半に入ったところから、俄然面白くなった( ´ ▽ ` )ノ……でも、やっぱり長い……(´ε`; )ウーン…もうちょっと、短くてもいいんじゃないかな?
    前にも書いたけど、ほんの数日間の話なのに600ページ700ページというのは……一気読みしないと細かな筋が把握できないたぐいの小説なのに、いくらなんでも分厚すぎ……(´ε`; )ウーン…

    まあ、とにもかくにも、これにてヴィク本ストックはゼロになった。またブックオフで見つけたらまとめて読もう( ´ ▽ ` )ノ。あと何冊出てるのかな?

    事前にNAVER まとめかなんかでシカゴの現状を写真付きで見ておくと、ヴィクの嘆きにより共感できるね(~_~)。

    2015.11.4

  • 2005年発表
    原題:Fire Sale

  • ずーっと好きで読んでいるシリーズ。もう主人公も私の年齢を追い越していったけれど、相変わらずの大活躍。でもケガしすぎ。体壊すよ~と、いつも思う。

    今回も最後まで楽しめました。

  • シカゴのV.I.ウォーショースキー、好きな女探偵さん。
    今回も負傷しながら 大活躍。

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