ミッドナイト・ララバイ ((ハヤカワ・ミステリ文庫))

制作 : 山本やよい 
  • 早川書房
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本棚登録 : 112
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150753719

感想・レビュー・書評

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  • 40年前の吹雪の夜、彼は忽然とシカゴの町から姿を消した…偶然のきっかけで、消えた黒人青年の叔母の依頼を受けたわたしは、昔の失踪事件を調べることになる。時間の壁だけが障害かと思われた調査だが、失踪の影にはもうひとつの事件が隠されていた。隠蔽されてきた唾棄すべき事実の露見を怖れる何者かが妨害を始め、わたしの身辺に次々とトラブルが!どんな圧力にも屈しない、V・I・ウォーショースキーの真骨頂。

    3年間の積読期間を経て、一気に650ページの大作を読み終えました。一気と言っても10日かかりましたが。
    いつもドキドキ冷や冷やさせられるヴィクですが、本作はこれまでにも増して敵が周到にヴィクを狙い、次々と襲いくるトラブルに命の危険にさらされながらも立ち向かっていくヴィクの姿に分厚さも忘れてドンドン引き込まれてしまいました。いろいろな伏線や謎が見事に一点に集まり、過去の犯罪が白日の下に曝される展開はミステリとしても秀作と言えるでしょう。新たにヴィクの従妹のペドラと隣人のジェイク・ティボーが登場し、次作からの新展開が楽しみです。でも、残る積読2冊も同じくらいの分厚さなんだな、これが・・・。

  • しぱらく会っていなかった旧友に、ひさしぶりに会えた気分。向こう見ずなところは相変わらずだね。だけど、あなたの生き方は大好きだし、尊敬もしてる。これからもよろしくね。

  • 初めて読んだのは「バーニング・シーズン」。で、ファンになって1作目から読んでいます。

    ずいぶん久しぶりですが、面白かったですね。だけど、長いシリーズなので既読の方でないとわからないニュアンスもあるかもしれません。

    相変わらずのヴィクのタフさや、不正から目をそらさないところは大好きです。たとえそれが自分の心の聖域であっても、甘えないで向かっていくところが好き。人間関係に悩むところも、同じ女性として共感できるし。

    ゲストキャラのシスター・フランシスが亡くなるのがとても辛くて。修道女達の人間らしさが本編に生彩を添えていると思います。

    しかし、昔のヴィクって、すっごくよく怒る女性だったんだけど丸くなりましたね。辛抱強くなったなって思います。ホントは優しくて繊細なヴィク。

    ロマンスも上手くいけばいいのにね。

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