ナイト・ストーム〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 (V・I・ウォーショースキー)

制作 : 山本 やよい 
  • 早川書房
4.25
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本棚登録 : 97
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (677ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150753740

感想・レビュー・書評

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  • シカゴの女私立探偵V.I.ウォーショースキーのシリーズ長編15作目。
    相変わらず元気で、猪突猛進なヴィクです。

    華やかな赤いドレスでパーティーに出席していたヴィクは、従妹ペトラからの電話で、荒れ果てた墓地に出向く羽目に。
    ペトラが世話をしている少女達がヴァンパイアのカーミラものにはまり、家を抜け出して、墓地で儀式をしようとしていたのだ。
    子供だけの夜間外出は禁止する条例があるという。
    少女達の知らぬ間に、近くに男の死体があったことを発見するヴィク。
    鉄の棒を突きたてられた様子は、少女達とまったく無関係とは思われない‥?!

    従妹ペトラはシカゴに来て2年。職を転々としていたが、(これまでよりはましと思われる)難民支援などを行うマリーナ財団で働き出していた。
    少女の中には、上院議員候補の娘ニーヤや、大富豪サランターの孫で財団代表の娘でもあるアリエルもいた。
    人気のテレビ番組で、対立候補を応援する人気スターのウェイドは、少女達の事件を歪曲して取り上げ、親や祖父も標的に誹謗する大騒動に発展してしまう。
    サランターはユダヤ人だが、過去を偽っているというのだ。

    同じ頃、ヴィクは級友のレイドンから救いを求める電話を貰っていた。
    感性豊かで優秀な弁護士だったレイドンは精神を病み、入退院を繰り返している状態だったのだが。
    レイドンの依頼は何が原因だったのか、事情を探るヴィクは‥?

    50歳になってもシミ一つない肌を誇り、音楽家の恋人もいるヴィク。
    共同で犬を飼っている世話焼きの隣人・コントレーラス老人には、恋人のためにそのルックスを大事にしろと諭されたりして。
    時代とともに年をとるのも魅力の一つだけど~正確には進んでないんじゃないかなぁ‥たぶん(この事件が何年かは明記されてないので)
    独立心が旺盛だけど、家族や友人のために身体を張るのはいつものこと。
    困っている人すべてに味方して、巨悪を向こうにまわして全力を尽くす、というのが天晴れ!

    「サマータイム・ブルース」で1982年にデビュー(日本での発行は1985年)
    続いて「レイクサイド・ストーリー」「センチメンタル・シカゴ」「レディ・ハートブレイク」「ダウンタウン・シスター」「バーニング・シーズン」「ガーディアン・エンジェル」「バースデイ・ブルー」「ハード・タイム」「ビター・メモリー」「ブラック・リスト」「ウィンディ・ストリート」「ミッドナイト・ララバイ」そして
    「ウィンター・ビート」が原著は2010年で、その次が本書2012年とややあいてるんですね。
    翻訳発行は2012年9月。これは早かったんだ!
    快調で嬉しい限り☆

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