チャンス (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150756819

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  • スペンサー・シリーズの23作目。

    スペンサー、ラス・ヴェガスへ。
    ホークとスーザンも一緒だが、
    スロットでジャックポットを出すわけでもなく、
    VIP用の部屋でブラックジャックをするわけではなく、
    怪しげなバーに行くわけでもなく、
    あまりラス・ヴェガスっぽくない。
    人探しに行って、尾行をしたりされたりしているので、
    当然と言えば当然だが。

    ボストンのギャングのボスの一人、ジュリアスの娘婿が姿を消したので、
    探してほしいと頼まれる。
    賭博に目がないことがわかり、ラス・ヴェガスまで行って発見するが、
    その直後に娘がヴェガスで殺される。
    娘婿が犯人なのか?
    娘婿の部屋に押し入ると一緒に泊まっているのは、
    別のギャングのナンバー2の妻だった…。

    依頼直後に尾行されたり、
    ロシア人に撃たれそうになり、逆に撃ち殺したりするが、
    かなり最後の方になるまで、何が起こっているのか全く分からない。
    依頼人からクビになりながらも、
    ナンバー2の妻のその後が気になり、
    事件を追い続けるのは相変わらずスペンサーっぽい。
    最終的には、ボストンのギャングの勢力地図に関わる問題だった。

    ちなみに、スーザンが会うかもしれないと言っていた
    「ウェイン・ニュートン」は、
    ラス・ヴェガスでソロ・コンサートを数多く開き、
    ラスベガスの帝王と言われている歌手だそうだ。
    知らなかった。

    あと、「歩く影」だったかな?
    登場していた中国マフィアのボスや、
    通訳の女子学生が登場していて、懐かしかった。

  • 「依頼→解決」の図式ではなく、だんだん個人的コダワリになって行く。

  • 何年かぶりでの再読。
    スペンサー・シリーズの第二十三作目。

    下の画像をスキャンするときには、腰巻(文庫の惹句の書かれた帯)を外してスキャンしてました。

    本作の惹句はなかなか秀逸でした・・。
         『 や っ ぱ り 男 は マ ッ チ ョ 』

  • ★粗筋★
    行方不明になった夫を捜してほしい。頭の足りない妻とその父親であるギャングの父親から依頼を受けたスペンサー。
    調査を妨害しようとするゴロツキのマーティ、マーティから暴力を受け続けた妻、そして不倫とギャンブルに嵌まるアンソニー、ベガス、リムジン、銃、チャイニーズマフィア。大きすぎる闇にホークと二人で立ち向かうスペンサー。
    事件の結末やいかに!


    ベガスの高級ホテルの名前は勉強になりました!MGMグランド、シーザーズホテル。

  •  スペンサー・シリーズ第23作。秀逸なキャラクターを生んだ作家には必ずと言っていいほど悲劇がつきまとう。数作品も書けば必ずと言っていいほどファンから罵声を浴びせられるからだ。これはシリーズ物が持つ宿命に他ならない。それにもめげずに20作以上著しているのだから、スペンサーの魅力は侮れない。

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