死体のC (ハヤカワ・ミステリ文庫 124-3)

  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150763534

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  • スライスオブライフ。
    巻が変わっても、この主人公の淡々とした生活は地続きで継続している。しごく当たり前の話だが…。

    そんなわけでこのシリーズ、読み出したら止まらなくなってしまった。

    犯人が誰かとか、事の真相などといったことにはあまり興味が湧かないんだけれども、主人公の日常の生活描写が不思議と読んでいて飽きない。

    我知らず私小説みたいなノリで読んでしまっているフシがある。

  • 最後はいつも危険な目にあうけれど、家に帰ったら箱のワイン、車の中には生活道具、狭い部屋、淡々とした生活は20代の私に多大なる影響を与えてくれたんだと読み返して改めて感じる。感謝だわ。

  • 学生時代に読んだシリーズを読み直して3冊目。AとBはあまり覚えてませんでしたが、Cは裏表紙(あらすじ)を見たとき、断片を思い出しました。

    背表紙より。
    ボビーとは週のはじめに出会い、週の半ばには彼は死んでいた。「誰かがぼくを殺そうとしている」という彼の言葉どおりになり、誰も犯行をくいとめることができなかった。ボビーは富豪の息子で、ひどい交通事故のあと、わたしと同じヘルスクラブに通っていた。事故を殺人事件と主張しても、警察にはとりあってもらえず、それで私が調査を始めた矢先だったのだが、再び事故にあうことになろうとは・・・好きだったボビーのため、わたしは必至で事件の謎を追った。

    うん、面白かったです。
    懐かしいなあ。
    学生時代にドコまで読んだかおぼえてなくて(途中で投げ出したのは覚えている・・・)だから最初から読んでるわけですが、早く、どんどん続きが観たいです。

  • ちょっとしたロマンスがある本。
    恋していたのに素直になれなかったキンジー。
    しかしながらその事実を謝る前に
    恋した男は命を絶たれてしまいます。

    調査を続けていく上で
    明るみになっていくボビーの隠された真実。
    そして…

    さいごはやはり命がけです。
    彼女も大変ですねぇ。

  • ボビーとは週の初めに出会い、週の半ばには彼は死んでいた。「誰かがぼくを殺そうとしている」という彼の言葉どおりになり、誰も犯行をくいとめることができなかった。ボビーは富豪の息子で、ひどい交通事故のあと、わたしと同じヘルスクラブに通っていた。事故を殺人未遂と主張しても、警察にはとりあってもらえず、それでわたしが調査を始めた矢先だったのだが、再び事故に遭うことになろうとは……。好きだったボビーのため、わたしは必死で事件の謎を追った。南カリフォルニアに吹く新しい風、女探偵キンジー・ミルホーン・シリーズ第3弾。
    原題:“C" is for corpse
    (1986年)

  • 探偵キンジー3作目。

    ヘルスクラブで依頼人に出会い依頼を受け、
    ホームパーティーに招かれる展開は心惹かれるものがある。
    初めから彼が亡くなるとわかっているからか。

    依頼人が自動車事故にあった原因調査と並行して、
    大家のヘンリーが仲良くなった女も調査する。
    こちらも気になって仕方がない。

    昔の殺人事件がからんでいると気づいたキンジーが、
    殺された男の妻を尋ねたあたりで、
    犯人と銃の隠し場所に気が付いてしまったので、
    それほど意外な展開ではなかったかな。

  • 読メ登録前に読んでいたものの再読。相変わらず、キンジーの人間くささが大好き☆このシリーズは、終盤まで事件がほとんど動かず、終盤に一気に解決。でも中だるみはほとんど感じない。 キンジーの恋愛模様や、大家のヘンリーの詐欺未遂やら、ほかの事件もあり、平行しているのでそれも楽しめる。 そして相変わらずの犯人の憎たらしいこと!キンジー、あんまり無茶しないで〜と思いつつ、次巻も楽しみ☆

  • 犯人は分かりやすかったけれど、動機がなかなか分からなくて面白かった。そりゃあ当事者が記憶なくしてるんじゃねえ(笑)。そしてキンジーの活躍、やっぱりカッコ良くってそして楽しそう。探偵に憧れます。
    それにしても、今作はラストが圧巻。犯人キャラ、怖すぎ。前半でそんな素振りが見えなかっただけ、余計に。

  • ボビーとは週の初めに出会い、週の半ばには彼は死んでいた。「誰かがぼくを殺そうとしている」という彼の言葉どおりになり、誰も犯行をくいとめることができなかった。ボビーは富豪の息子で、ひどい交通事故のあと、わたしと同じヘルスクラブに通っていた。事故を殺人未遂と主張しても、警察にはとりあってもらえず、それでわたしが調査を始めた矢先だったのだが、再び事故に遭うことになろうとは…。好きだったボビーのため、わたしは必死で事件の謎を追った。南カリフォルニアに吹く新しい風、女探偵キンジー・ミルホーン・シリーズ第3弾。

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