無法のL (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 4-12)

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150763626

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  • 探偵キンジー12作目。

    私の知っている他の女探偵も
    相当酷い目にあっているが、
    今回のキンジーはかなり酷い目に遭っている。

    大家ヘンリーのちょっとした頼みを聞いたばかりに、
    自腹で飛行機でひとっとび、
    追いかけてきた男を信じてあげて、
    散々お願いをきいてあげて、
    人殺しに対してた共に闘い
    謎を解き、金を見つけたというのに、
    結局頭を殴られて、打ち捨てられてしまったとは。
    人生、命が取られなかっただけ良しとしろ、
    ということなのだろうか。

    こう書いてくると、
    美女にだまされた探偵の女性版のようにも思えるが、
    決してそうではない。
    事件に飛び込んでしまったのは恋心ではなく、
    猫をも殺す「好奇心」だから。

    唯一、良かったのは、レストランオーナーのロージーと、
    ヘンリーの兄、ウィリアムの結婚式に、
    なんとか間に合ったことだけかな。

  • 遅読のわたしにしてはあっという間に読了。今回のキンジーはお人好しというか、好奇心旺盛過ぎというか(~_~;)でもストーリーとしてはますますおもしろい!近所の老人が亡くなり、息子や孫が軍人墓地に埋葬したいと考えたが、その老人の軍歴がないと断られて…から始まる。普通ならそこからどう話が広がるのか⁇って感じだけど、あっという間に事件となり、巻き込まれていく。お見事です❗️キャラも相変わらず良い☆全部翻訳されてほしいシリーズのひとつです。

  • 1995年発表
    原題:"L" is for Lawless

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