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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784150766160
感想・レビュー・書評
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アダム・ダルグリッシュ警視シリーズ第6作。
犯罪の司法捜査を行う研究所で生物部部長が殺された。被害者は嫌われ者で、職員の多くが反感をもっていた。研究所内の誰もが犯人となりうる複雑な人間関係を、いかにしてダルグリッシュは紐解いていくのか?
研究所内には犯罪捜査に携わっている人が多くいて、そんなプロ集団を相手にダルグリッシュがどのように推理を働かせていくのだろうと思いながら読み進めたが、期待はずれだった。伏線ともいえないエピソードが続いたあげく、唐突に明かされる犯人とその犯罪理由にあっけにとられた。ちなみにダルグリッシュはさらに昇進して警視長になっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『正義』と似た印象の人間関係。ジェイムズ作品はどうしても似た設定になるな、と改めて思う。最終的にどこに落ち着くかは違うけれど、毎回複雑な読後感も同じ。ただその捩くれた人間関係が癖になるのかもしれない。
時にもどかしいほどダルグリッシュは静かに淡々と犯人を追い詰めていく。でも絡み合った複雑な人間関係はダルグリッシュが暴く訳でも事件解決後に自動解消する訳でもない。むしろこの後どうなるのか…という彼等の近未来に妄想を働かせてしまう。この作品は特にそれが強く、結局犯人がしたことによってこれから先どうなってしまうの、な、とばっちりを受ける人達が確実にいる。一方で原因のひとつを作っておきながら痛くもかゆくもない人達がいるのがもどかしい。
本作は真相が明かされる直前までは面白かったのに、終盤に思いやりのない言動をした人達が多くて不快感が優った。マシンガム(ナイチンゲールの屍衣の部下よりはるかに真っ当な人だと思っていたのに)はなぜせそんな言葉を吐いたのか?被害者は結局なぜ新入り受付嬢に優しかったのか…最後まで不明な謎が…。
P.D.ジェイムズの作品
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