- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150772215
感想・レビュー・書評
-
猫は郵便配達をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「シャム猫ココシリーズ」六作目(邦訳としては二十作目)。シリーズ四作目までが執筆された当時の60年代の世俗を反映していたのに対してシリーズ復活した当時の80年代の世俗を反映するために設定変更が行われた作品(第二次世界大戦に従軍した設定が単に軍隊に入ったということになっていたりする)。メインのサポートキャラになっていくかと思った人達があっという間に退場していったのには驚いた。やっぱりこれ普通に発表順に訳していった方が良かったんじゃ……
-
晩餐会のシーンが好きだなぁ。
-
お初のシャム猫ココシリーズです。図書館で一番発行年が古いものを借りたのですけど第一作ではなくて残念。調べてみたら随分たくさん出ているんですね。猫をこよなく愛する主人公、ジム・クィラランは新聞記者の仕事をしつつ質素な生活に満足していたのに、突如、莫大な遺産を受け継ぐことに。小さな町に移り住んで、そこの人々と親しくなるにつれて、なんか不穏な気配が見え隠れ・・・。賢い(というか、ほとんどファンタジーですよね、ピアノまで弾いちゃうんだから)ココのおかげでヒントをもらったり、危ういところで助けられたり。現実感はないけれど、昔読んだ赤川次郎の三毛猫ホームズとは違い、うん、許せちゃうな、と思えるのは、全てをココに頼っているわけではないことと、ココの深謀遠慮が興味を引っ張ってくれるから、かも。しばらく、このシリーズ、読んでみたいと思います。
-
持ってる