キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 233
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150775520

感想・レビュー・書評

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  • これがコリンデクスターの個性か。何度も何度も推理に失敗し、想像力を武器に新たな仮説を組み立てるモースがとてもいい。非常に印象深い作品。

  • 「ウッドストック行き最終バス」を読んでから、10年ぶりくらいのモース警部ではないだろうか。長いこと積んでしまった。

    モースという人物にイライラしたり、早く解決しろとモヤモヤする方は、肌に合わないだろう。彼の妄想爆発推理、仮説に次ぐ仮説。これを楽しめる読者の私は、この物語を終わらせたくなかった。ずっと彼の推理に寄り添いたかった。もちろん真相は知りたかったですけども…
    相棒のルイスが呆れ果てるほどの、モースの変人っぷり。偉大な探偵達に背を向けるアンチ名探偵。

    何度もモースの推理に驚かされ、そして笑わせてもらった。バークリー作品にもいえますが、正統な流れから逸れて、意表をつく。これが私は愛おしい。

    コロコロかわる推理から導きだされたなれの果て。この真相であって本当によかった。拍手喝采の結末をぜひとも味わってほしい。

    ドラマ版モース警部?いつかみますね…

    オススメマラソンその⑤
    窓辺さんから紹介してもらいました。

  • ◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第八回

    ・・・ 第八回 「 キドリントンから消えた娘」 ・・・

    いまCSのAXNミステリーチャンネルで、ずっとコリン・デクスターの「モース警部」をやっている。
    去年の1月?
    かなにかに、デクスターが亡くなったので(モース警部を演じた俳優ソウはシリーズが終わってしばらくして亡くなってしまった。新聞に、モース死す、という見出しがでたそうだ)一周忌放送までやっている(このシリーズには必ずどこかでデクスターが顔を出しているから。観光客とかでね……)。
    いま簡単に手にはいるのは「キドリントンから消えた娘」か「ウッドストック行き最終バス」あたり?
    イギリスでは大人気だけど、この渋さは日本人好みじゃないから、日本ではさほど受けなかったと思う。
    ドラマは大成功で、見やすいので、今ならそっちを見てから本を読む、という手もありだな、と最近思うようになった。
    なによりも、テレビドラマだとオックスフォードの街並みや、大学の建物、中庭、パブなんかを見ることができるので(一度ボドリー図書館がでてきてちょっと興奮!観光でいってもなかは見られないよね)見てから本を読むとかなり楽だ。
    というか、活字だけ読んでてぼんやり思ってたのと、かなりイメージが違う。
    ワイテムの森なんかも……。
    なのでいま、あちこちの図書館の書庫にあるまだ読んでなかったデクスターを、いませっせと借りて読んでいる。
    ほとんどが縁の黄色いポケットブックスなのでもう持ってるところも減ってきているけどね(新しい図書館はもう買えなくて持てないから)。

    ついこの前まで、本を読んでもそこに行けるなんて夢にも思えなかった時代があった。
    写真集なんてものもないし。

    いまはストリートヴューでたどることすらできる。
    それがいいか悪いかは別として、いまの子どもたちは、そういう皮膚感覚なんだな、というのは覚えておかないといけないな、と思います。

    2018年03月27日

  • 少し私には暗すぎた。モースシリーズは新米刑事モース(ドラマ)から入ったから、まだちょっと本編とうまく人物のイメージを繋げられない。

  • モース警部、二作目。
    モース警部の推理爆弾(?!)がいたるところで爆発。
    やっぱり笑いながら読む本でした。
    そう割り切って読み続ければこのシリーズも納得。

    それにしても女好き、酒好きで相棒ルイスにとってはやれやれ(;一_一)な人ですね。

  • これも何年かぶりに読んでみた。
    やはりストーリー展開も犯人もすっかり忘れてた。
    ★★★としたけどまあ★★+。

  • モースもの。二年前にキドリントンから失踪した娘――バレリーの失踪事件を調査していたエインリー主任警部がなくなる。その直後、テムズ・バレイ警察署にバレリーからの手紙が送られてくる「大丈夫、心配しないで」と――。事件を引き継ぐことになったモース主任警部は、バレリーが既に亡くなっていると推測するが――。

     モースもの第二作目。私としてはモースものはやはり苦手でした。他の作品からではあるが、バトル警視がモットーとする「見たものは確証が得られるまで信じない」方式が好きな私にとって、ともかく推理して証拠もないのにそれを信じるモースの捜査手法はいただけないし、共感できないのが主な原因だと思う。
     モースの捜査手法が苦手な私だけれど、この作品は楽しく読むことができました。何が面白かったんだっていわれると正直、モースの妄想推理ばかりのような気がしてこれといったものが浮かんでこないのですが、モースのとんでも推理自体が面白かった。
     ストーリー的には、しっかり伏線を張られていたと思うのだけれど、実際にどうだったのかがよくわからない。少々込み入っているからなのか、はっきりした記憶もなく、これがモースものの持ち味と思うのだけれど、漠然とした印象しかない。
     やっぱりモースものは一度だけでなく、二度以上読むのがいいのでしょうか。でも、一度目でも面白かったです。

  • 失踪した娘を、事故死した前任者に代わって捜査を開始する、主人公のモース主任警部。
    彼はすごく人間臭い男性です。そうだよね、ピカっと閃いてたちどころに事件を解決する、ホームズやルパンや、ポワロのような人間なんて、実在しなかったんだ…と、何故か納得してしまった一冊。
    彼の七転八倒とともに、事件の全貌が見えて来て…。
    思考が途切れる理由が男性故のもの?の箇所があり、なんだか微笑ましいかったですよ。

  • モース警部シリーズ第二作。今回も怒涛の推理が面白い。モースの頭の中だけで、次々にドンデン返しが起こります。
    「ウッドストック行最終バス」では、もっとはっちゃけたキャラかと思ったのに、意外に純情で驚いた。

  • 後半の仮説ラッシュは本当にすごい。いっそ病的。ようやるわこの人。

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