モース警部、最大の事件 (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 4-11)

  • 早川書房
3.24
  • (3)
  • (2)
  • (9)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 85
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150775612

作品紹介・あらすじ

こんな夜更けにケチな盗難事件の捜査とは。モース主任警部は顔をしかめた。ロンドンの安酒場で四百ポンドが忽然と消えたという。事件当夜は金回りの悪い常連客ばかりで、犯行の機会は全員にあった。さすがのモースにも、犯人の特定は絶望的に見えたが…『クリスマス・キャロル』を下敷きとした表題作をはじめ、パスティーシュやメタミステリなど11篇を収録。本格ミステリの第一人者が贈る、ヴァラエティに富んだ短篇集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • コリン・デクスター短編集

    「モース警部、最大の事件」モース 年末の消えた募金をめぐって、モースが一肌脱ぐ。短いがおもしろかった。

    「エヴゥンズ、初級ドイツ語を試みる」
    刑務所内でドイツ語の勉強を始めたエヴァンズ。ある日そのドイツ語の試験を受けるが・・・ 囚人は手助けする仲間がいる。

    「ドードーは死んだ」モース 
    第二次世界大戦中、戦闘で生き残った兵士。戦後はそれぞれの人生が。

    「近所の見張り」モース 車を盗まれたが、後で車は返され、お詫びにオペラの切符まで入っていた。これはその間に盗みをしようとしているのでは?とモースとルイスは張り込むが・・ さらなる逆転が・・

    「内幕の物語」モース オックスフォード大モードリン・カレッジの歴史学科卒業生ベイリーは階下の女性シーラに朝のミルクを借りに行くと彼女は死んでいた。
     シーラが懸賞小説に応募しており、その内容が事件解明のカギに・・

    「最後の電話」モース 男はホテルで女と会った。そして殺された。 女と妻、電話の時間が問題。


    ほかに
    「信頼できる警察」モース
    「世間の奴らは騙されやすい」
    「花婿は消えた?」 
    「モンティの拳銃」
    「偽者」



    1999.12.15発行 図書館

  • 表題のものをはじめとしたモース警部ものと、その他の短編を併せて11収録している。全体的にはっきりとした終わりが見えないというか、読後感がスッキリしないというか、そんな感じの話が多いように感じた。

  • ミステリー/短編集/モース警部
    意味がよくわからない話も、非常に面白い話も。
    「エヴァンズ、初級ドイツ語を試みる」が好き。

    「信頼できる警察」「モース警部、最大の事件」「エヴァンズ、初級ドイツ語を試みる」「ドードーは死んだ」「世間の奴らは騙されやすい」「近所の見張り」「花婿は消えた?」「内幕の物語」「モンティの拳銃」「偽者」「最後の電話」

  • 短編集。ユーモアがある。
    個人的には好きになれない。

  • デクスターらしいトリッキーな短編。長編で味わえるような緊張感こそないものの、コン・ゲームのような展開に心地よく振り回される。

全5件中 1 - 5件を表示

コリン・デクスターの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×