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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150783563
感想・レビュー・書評
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ジェニー・ケインのシリーズ6作目。
評価の高い作品です。
舞台はニューイングランドの静かな港町。
ジェニー・ケインは、故郷のポートフレデリックに戻り、市民財団の所長をつとめて7年目。
どんな活動に資金援助をするかというジェニーの判断は大胆で、保守的な層には物議を醸すこともあった。
長く入院したままだった母が亡くなり、その葬儀の時に何者かに「あれは事故だった」とささやきかけられる。
母が入院したのはジェニーが学生で家を離れていた時期で、家代々の会社ケイン・クラムズが倒産するという騒ぎも起き、ジェニーには詳しい事情がわからず終いだった。
今になって、どういう事だったのか気になってたまらなくなる。
母の親友、主治医、神父、新聞社…
聞いて回ると、皆が隠し事をしているようで、少しずつわかってきたことの意味は…
ジェニーは金髪の理知的な美人で30代末、警部補のジェフとは結婚して3年、まだラブラブ。
本人にはほとんど欠点がないが、過去の倒産や母の長年の病気という事情を抱えていて、どこか暗い思いがあった。
世間体を気にする妹のシェリーとは気が合わず、度々非難される。
事件に関わり合う姉をみっともないというのだ。
ついに、とっくみあいの大喧嘩に。
3代目の社長だった父はハンサムでおっとりしているが何も考えていないタイプで、入院中の母を見捨てて離婚、20歳も年下の受付の女性ランディと再婚して、既に20年がたった。
ジェニーは財団の仕事に身が入らなくなり、長期休暇を申し出るとそれは出来ない規定になっているといわれ、衝動的に辞職。
その後、酔って自宅のガレージに閉じこめられて一酸化炭素中毒に。
自殺と噂が広まり、評判が落ちてしまう。
警察では温情から事故にしておくという態度で、捜査もされない。
殺人未遂と睨む夫のジェフは、やむなく一人で事情を調べることに。
倒産に至った事情や、信頼していた人々が隠していたことを次々に知るジェニー。
優しく美しかった母に降りかかった謂われのない非難。
母が病んだ最初のきっかけは、育児ノイローゼだったという。
哀しい事実を知った後で、母が望んでいたことにたどり着くジェニー。感動的です。
91年の作品。94年翻訳発行。
アガサ賞マカビティ賞の最優秀長編賞をダブル受賞。
アガサ賞を獲っただけあって女性向きですが、力作。
このシリーズ、この作品の前のがあまり面白くなかったので、そこで読むのをやめしまったような気がします。
惜しいことをしてたのね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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