帰ってきたミス・メルヴィル (ミステリアス・プレス文庫)

  • ミステリアス・プレス (1989年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784151000119

感想・レビュー・書評

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  • 今回、実はバーンは1回しかありません。
    比較的プッツンはしていないのですよ。
    ただし、周りをうろつきまわる「探偵」らしき人には
    さすがに切れ気味になっていましたが。

    芸術をかさに着て悪いことをしたやつらが
    すべての元凶だった作品。
    そりゃあそんなことをやれば結局は
    命が飛ぶでしょうに…

    表紙は最後まできちんと読むと
    どういうことかわかるわよ。

  • 前作よりミス・メルヴィルの性格が柔らかくなっている印象。金銭的余裕は気持ちの余裕につながり、元々の育ちの良さが出てきたのか。今作はミステリ要素も強くて、とにかく自己チューなミス・メルヴィルは控えめで楽しかったです。でもちょっと解決まで引っ張りすぎかなぁf^_^;とはいえちょっとおもしろかったです☆犯人全然わからなかったし。ハルやジルなど新しいキャラが出てきたが、やっぱり好きにはなれないなぁ。次作に期待。

  • 上流階級の出身だけれど、生活に困って殺し屋に転身した元美術教師ミス・メルヴィルのシリーズ第2作。第1作でミス・メルヴィルは殺し屋からは足を洗ったようで、今回は新進の画家として活動しています。
    ちょっと訳がかたくて読みにくいかな、と感じましたが、ミス・メルヴィルの雰囲気にあっていると言えなくもありません。優雅で落ち着いたレディの部分と、状況を冷静に判断し行動する紳士の部分をあわせ持ったヒロイン。ちくっと刺すような批判的なユーモアも楽しめますし、言いにくいことはこういう言い方をすればよいのかと勉強にもなります。ミス・メルヴィル以外の登場人物があまり好人物ではない上に皆何かしら後ろめたさや秘密を抱えているので、誰が被害者になってもあまり同情できず、殺人事件そのものに興味を持てなかったのはちょっともったいない気もします。美術界の裏側や麻薬などが絡み合って、結構面白い展開のはずなんですけど。
    画家として活躍しているミス・メルヴィルですが、昔とった杵柄を発揮している場面を読むと、殺し屋としても優秀だったんだろうと思われます。今度はそちらの仕事の話を読んでみたい。

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