時を盗む者 (ミステリアス・プレス文庫 33)
- THE MYSTERIOUS PRESS (1990年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151000331
作品紹介・あらすじ
インディアン遺跡の発掘現場から突然姿を消した女性人類学者はいったいどこへ?妻を亡くし傷心のリープホーン警部補が追う失踪事件は、やがてチー巡査が捜査中の掘削機盗難と結びつき、思いがけない殺人事件へと発展した…。全米ベストセラー作家が西部の雄大な大自然をバックにインディアン警官コンビの活躍を描く、シリーズ最高作との呼び声高い最新作。
感想・レビュー・書評
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推理小説ながらアメリカ先住民族がテーマである点が新鮮だった。地名がなじみがなく、とっつきにくい面もあったが、展開が面白かった。
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B級作品
帯には「全米ベストセラー作家・・・」とある。大嘘だ。
タイトルからSFっぽいのを期待したが、中身は盗掘もの。失踪した女性研究家を、妻を病気で無くした中年刑事と若きインデアン風巡査が追うという按配。
最初の50頁で興味を失い、途中を飛ばして最後の10頁だけ読んだ300頁もの。 -
ネイティブ・アメリカンの遺跡発掘現場から失踪した女性人類学者。盗まれた掘削機。
それぞれの事件を追うリープホーン警部補とチー巡査。やがて事件も二人のネイティブ・アメリカンも絡み合っていく。
ネイティブ・アメリカンの警官が主役と言うのが面白そうで手に取った一冊。
独特の考え方や行動が興味深かった。
ミステリとしてもプロットがよく練られていると思う。細かいところでは首をかしげるような部分もあるけれど、おおむね満足。
ただ失踪した女性があまり語られておらず、その生死にドキドキできなかったのが残念。
事件の解決法もちょっと乱暴かなと。その人物を野放しにしておいていいの?と心配になってしまったよ。