アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

制作 : Daniel Keyes  小尾 芙佐 
  • 早川書房
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本棚登録 : 8993
レビュー : 1027
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151101014

感想・レビュー・書評

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  • 笑わせておけば、友達を作るのは簡単です、かぁ。
    知能が低かった頃のチャーリィは、人を疑うことを知らないから笑っていられたのだと思っていたけど、知能が高かった時より、よほど聡明で強いのかもしれないなぁ。

  • 母に笑ってほしい、喜んでほしい、そう思う純粋な気持ちは、大人となり、天才とし生まれ変わった時でも変わらない所が切なかったです。
    知能を手に入れた代わりに失ったものがあまりにも多く、人生とは何か。幸せとはどんなことなのか。考えさせられました。

    少しわかりにくい部分もあったので何年後かにもう一度読んでみたいと思います。

  • 天才的すぎる。どうやってこんなものが作り出せたものなのか。訳者もすごいが。

    精神描写が卓越してる。まさに当人が経験してきたかのような。

  • タイトルは知ってた。何かのあとがきに影響され、読んでみた。

    1966年に出された「アルジャーノンに花束を」
    SFと言う事になるんでしょうが、これはSFとは別にしておきたい大事な1冊。私が読んだのは、1999年に和訳されたものです。

    私が良く思う、「洋書にありがちな、退屈な前半」はこの本には存在しません。読み始めから、すーっと引き込まれます。

    これが本当の人の心、気持ちなんだろうね。
    隠したい心理を正直に描写している所が、多くの読者から共感されていると思います。

    結末の方角が分かり、終盤へ下り坂へ差しかかった時、何とか向きを(結末を)変えたかった。結末へ向けて読み進むことが嫌でした。

    でもこの結末は、彼に対する救いでもあるんだと、今は思えています。

    多くを考えさせられた1冊。

  • 知的障害者の主人公が手術によって超天才となり、そして急速に元に戻る話。

    正直まったく泣けなかったが、主人公の知能が高くなる様、そして急速に低くなる様の表現は見事だった。

    どんなに頭が良くても、どんなに才能が溢れていても、人に対する思いやりがなければ、人は振り向いてくれないだろう。
    知能と心のバランスが取れていなければ、人は幸せにはなれない。

  • フィクションでありながら、チャーリーは知能障害者と天才を両方経験した唯一の人物だろう。 彼の人生を見た時、人間というもの複雑さが浮き彫りになっていく。
    この作品で大きなテーマになっているのが、知る事はいい事なのか?知識を得る事が良いことなのか?というところにあると思う。
    チャーリーの発言の中で知識が抱える問題点が示唆されるシーンがあり、その発言に対する著者の意見(はじめにの部分だったと思います)がとても心に響いた。
    世界の事がわかる程、複雑な思考を身につける程、その情報を共有していない人との間に楔が打ち込まれていく光景が切な過ぎて、結末も切なすぎた。

  • 名作というものを読んでみたいと思い、手に取ってみました。
    この本を通して個人的に思ったのは自分とは何か。
    そして、幸せとは何か。
    主人公チャーリイは幼児の知能しか持ちませんでしたが、ある手術のお陰で超知能を入れたところから始まります。
    初めは順調と思いきや、過去の自分との葛藤、自分を取り巻く人間関係の嫉妬やエゴ、憎愛。様々な感情に蠢く現実を知っていきます。

    また、一緒の手術を受けたネズミのアルジャーノンが辿っている、いつか自分の身にも起こり得る結末を目の当たりにしながら、チャーリイは苦しんでいきます。
    読んでて非常に辛かった。。。
    境遇は違うかもしれないけれど、チャーリイの気持ちは誰もが共感できる。だからこの本は名作と言われているんだと思いました。

    生きていると辛いことや出来ないこと、理不尽なことがたくさんある。この本で私が感じたのはそんな世の中だけど、今という自分を大切にすること、そして「たられば」いうのではなく、今の状態が幸せだと自覚していくことが大事ということだと思いました。

  • 山P、ユースケサンタマリアのドラマを経て、やっと小説に手を出した。
    主人公の脳の発達度を文字だけで表現するのが凄すぎる。
    ここまで日本語の力を発揮している作品は見たことがないです。
    原文が気になると思いました。

  • 障害を持った時期から知能向上して、また元に戻るまでの過程を、読んでいて実際にその人を見ているかのように思えた。
    障害を持っている時期の家族と他人の接し方に腹立たしさを感じた。
    人への接し方を改めたいと思った。
    自己啓発には良い本です。

  • 山P主演で数年前にドラマをやっていて、最初の方だけ見た。
    また、本巻のあらすじには、「全世界が涙した現代のバイブル」と書かれている。

    結論から言うと、全く面白くなかった。
    何故こんなにも名作扱いなのだろうか、不明。

    そもそも初めてこの作品を読んだが、普通の小説みたいではなく主人公のチャーリー・ゴードンの「経過報告(日記)」のみで編集されており、白痴の時など平仮名とか日本語がおかしくて、何を書いているのか読むことすら難しかった。

    そして実験が成功していってチャーリーがどんどんとIQが高くなってきたら、専門分野の文章が多かったり、文章が急に難しくなって、これまた読み辛いなぁと思った・・・

    結局、主題は何なのだろう。
    手術を行なって超知能を手に入れることが虚しいということなのか?
    IQが高くなったから、周りの人間と分かり合うことが出来なくなっていき、苦悩してしまったという事なのか?

    正直、主人公のチャーリーが受け入れられない。
    頭が賢くなって自分勝手になって行き、無駄口を叩いたり、脱走したり、苛立ったり。
    かと思いきや、徐々にIQが下がって行った時に苦しんだり周りに当たったり・・・

    正直、名作とは思えない。
    そもそも、経過観察ではなく普通の小説で良かった気がする。
    読書し辛かったなぁ・・・
    ただ、思った以上にしっかりとした内容だったので、読むのは面倒だったが星2つで。

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