24人のビリー・ミリガン〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

制作 : Daniel Keyes  堀内 静子 
  • 早川書房
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本棚登録 : 1602
レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151101045

感想・レビュー・書評

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  •  連続レイプ犯として逮捕されたビリー・ミリガン。逮捕後の裁判までの経過とそれ以前の彼の生活に迫るノンフィクション。
     
     単に治療やビリーの人生の話だけではなく、逮捕後の様子やビリーの弁護士たちの活動の様子など多角的に書き込まれています。

     無罪を勝ち取るための弁護士の活動や裁判にビリーを参加させることができるかなどといった、ビリーの中の人格たちと医者との会話など
    興味深く考えもしないようなことがいくつか出てきて、読んでいて面白かったです。

     ビリーの過去の話になってから、どうしてそのような人格が生まれてきたのか、といった話から、また各人格は行動だけでなく内面もしっかりと描写されていて、
    そこの書き分けがすごいな、と思いました。

     単に治療やセラピーの様子だけでなく、そのように各人格を描きつつ、ビリーの人生に迫ろうとしていることが感じられる上巻でした。下巻でもしばらくビリーの半生の話は続きそうです。

  • ビリーミリガンという青年の、多重人格という障害と共に生きた話。

  • とても信じられない。実話だったというのは分かるけど頭が追いつかない

    今まで読んだ中で最も奇妙で最も不思議な話

  • ビリーは、幼児の時の虐待された経験が原因で、多重人格者となってしまった。本人が眠っている間に、他の人格たちが悪事をして、刑務所や精神病院へ何度も入る目に遭う。ビリーを理解してくれる人が少なくともいてよかったと思う。

  • 精神的苦痛から、自殺をしようとする基本人格を守るために作られた23の人格たち。
    何故、国や年齢まで違うのだろう。

  • 魂というものは存在するのではないかと思える。
    死ねば魂の集合に戻り、再び生を受けるときには多数の魂と
    混じり合って生まれてくるということはないのだろうか。

  • すごくいい本だった。
    多重人格の人間がどういった考えをしているのか自分には分らんけど、
    もしこんなことになるなら、とてもつらいだろうと思う。
    親父に犯されるなんて想像もつかないし、無罪判決が出た後の彼の人生はあまりに悲惨にすぎる。
    ただ、それでもこの本が読めてよかったと素直に思う。
    面白かった。

  • 24人が一人の頭の中に同居するというのはどういうことだろう?それを考えると、人間の自我と脳の関係はますます不思議に思える。自我が魂だとしたら、24分割された魂になるということか?ところが、人格は全てビリーの想像力が生み出したもので、当然一人に統合することが可能である。となると、人間の自我とかいうもの自体、そもそも脳が作り出している錯覚に過ぎないのではという疑問も湧いてくる。

    もう一つ興味深いことがある。ビリーの支配的な権限を持つ人格アーサーが作った規則により、各人格は時間を浪費せず、専門能力の向上に使うことが推奨された。結果的に、各人格が先天的に持つ肉体的・精神的特徴もあわせて、信じられないほど多彩な能力を持つ人間が生まれることになった。しかし、それらを統合したあとのビリーは一人の天才であると言えるだろうか?

    普通の人間がペルソナを使い分ける以上のレベルで周囲に適応出来る点で、分離状態にあるビリーは超人的と言える。この驚異的な体験記を読むと、健全な範囲で心をコントロールする術が必要な人にも、意識的に複数の自分を持つという考え方は応用できるのではないかと感じさせられる。

  • 多重人格きょーみぶかい!

  • 高校の頃に読んでかなり面白かった一冊.
    多重人格の話ですが強烈な症例すぎて「こんなこともあるのだなぁ」と半ばフィクションのように読んだ記憶があります.

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