心の鏡 (ハヤカワ文庫 8)

  • 早川書房 (1999年11月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (314ページ) / ISBN・EAN: 9784151101083

感想・レビュー・書評

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  • ⚫︎感想
    どれも、人間のある感覚や能力が研ぎ澄まされたとき、本人は、周囲の人々はどうなるか?という物語たちを通して、人の心理描いている。
    表題の「心の鏡」は、相手の先入観通りに振る舞える能力を持つ少年との対峙によって、自分自身を曝け出し、自分自身をみつめ、相手を信じ、直視できるのか?という問いが物語として描かれている。多かれ少なかれ、きっと人間は誰しも、そういった先入観で他人を判断して、そういった自分に気づき、気づかないふりしたり、否定したり、といった視点で周りの人間を見ているのだ、ということを伝えたかったのだと思う。
    長編「アルジャーノンに花束を」の原型、短編の「アルジャーノンに花束を」は、シンプルで、この物語の重要な部分のみが日記形式で主人公の頭脳の変遷、悲しみが書かれており、わたしは長編よりこちらの方が重すぎず好ましく思った。

    ⚫︎本概要より転載
    恐るべき能力をひめた少年マロと弁護士デニスの運命の出会いを描く表題作「心の鏡」、ヒューゴー賞受賞作「アルジャーノンに花束を」、初期のユーモアSF「エルモにおまかせ」など、傑作短篇7篇を収録。

  • 2014年9月29日読了。中篇「アルジャーノンに花束を」を含む、ダニエル・キイスの日本編集版の短編集。「アルジャーノン」を読みたくて・相方に読ませたくて再読したが、またしても涙。やはり長編よりもこの中篇のスピード感と読後の切なさがたまらない・・・。チャーリイが工場を再び訪れるシーンは思い出しただけでも泣ける。表題作や「エルモにおまかせ」など他の作品も、手堅く作ったSFという感じで普通に読めた。

  • タイトルにあるSF誌に掲載された作品など七編からなる。
    なかでも「アルジャーノンに花束を」は、長編化される元の作品なので、興味深い。
    長編化されて、深みが増していることがよくわかる。
    ここでは、チャーリイはパン屋ではなく、プラスチック工場で働いている。
    長編作品で描かれた父との関係などは出てこない。
    また「アルジャーノンの花束を」を読みたくなってきた。

  • オリジナルアルジャーノン読んでみた。実は最初から文章上手いよな。

  •  中編版『アルジャーノンに花束を』が収録されているダニエル・キイスの短編集。全部SFですが、キイスらしく人間の心にも焦点があたっていますね。いずれの短編も良くできていて、面白かったです。

  • 最初の3作品はAIの問題。50年代の終わりから60年代の初めに書かれたものなのに全然古さを感じない。むしろ今だから、こういう不安や恐怖をひしと感じるのではないか。

    『アルジャーノンに花束を』の短編が収録されている。本書の中でこれだけが稲葉明雄訳。長編の小尾さんの訳では、チャーリーの一人称が「ぼく」で純粋さがクローズアップされている。稲葉訳のこちらの短編は、始終「おれ」と語っている。長編と比べるとチャーリーが若干ふてぶてしいけど、それだけに彼の苦悩が伝わってくる。

    後半の3作品は不思議な能力を持った人達の物語。表題になった『心の鏡』が良かった。

  • 序文 (Preface | 小尾芙佐 訳) / 書き下ろし
    エルモにおまかせ (The Trouble with Elmo | 小尾芙佐 訳) / 初出 Galaxy Science Fiction 1958年8月号
    限りなき慈悲 (The Quality of Mercy | 小尾芙佐 訳) / 初出 If 1960年11月号
    ロウエル教授の生活と意見 (A Jury of Its Peers | 小尾芙佐 訳) / 初出 Worlds of Tomorrow 1963年8月号
    アルジャーノンに花束を (Flowers for Algernon | 稲葉明雄 訳) / 初出 Magazine of Fantasy and Science Fiction 1959年4月号 (1960年ヒューゴー賞短編小説部門)
    心の鏡 (Crazy Maro | 小尾芙佐 訳) / 初出 Magazine of Fantasy and Science Fiction 1960年4月号
    呪縛 (The Spellbinder | 小尾芙佐 訳) / 初出 North American Review 1967年5月号
    ママ人形 (Mama's Girl | 小尾芙佐 訳) / 未発表
    解説 (早川書房編集部)

    『心の鏡 ダニエル・キイス傑作集』 1993.12 早川書房刊 文庫化 (解説 (久美沙織)を割愛)

    カバーデザイン ハヤカワ·デザイン
    印刷 三松堂印刷
    製本 川島製本所

  • 「アルジャーノンに花束を」の作者としての認識しかないが、こういう空気感のある作品集は読んでいて穏やかな気分になる。

  • 7作を収録した短編集。「アルジャーノンに花束を」 は良かった。

  • 短編集。「アルジャーノンに花束を」の短編もあったけど、長編より短編のほうが個人的には好きだと思った。「心の鏡」は心理学を読んでいるような感じだった。

  • 09178

  • 『心の奥底のどこかで、彼は昔読んだことのある一文を想起して、それが現在の情況に当てはまるような気がした。』

    心理学、精神医学といった分野に関する種々のテーマを、SFというアプローチで描いている短編集。アルジャーノン然り、口当たりがなめらかな作品が並んでいるが、濃厚な深みの効いたものもある。個人的には、「限りなき慈悲」と「心の鏡」が好き。どちらも、今後人類が向きあっていかなければならない永遠のテーマだと思う。そういった恒久的な側面を、有限の尺を以て物語を組み立てるという性質を持つSFに落とし込んでいるあたり、非常に巧みだと思った。まさに合わせ鏡かと。

  • 中学生のときに読んだ本。
    表題作、『心の鏡』は
    今まで読んだ中で最も
    自分にとって大切な小説だと
    認識している。

    Crazy Maroになりたいんだろうな。

  • お勧めの短編集です。
    ダニエル・キイスを最初に読む本に良いですよ。

  • 1/6 いろんなものを見たり,学んだりしないで,どうして語りがうまくなるっていうんだよ.

  • ビリーミリガンとかアルジャーノンとか読んだ時は、精神医学系の作家だと思ってました。
    が、SFですね、アルジャーノンも。
    ダニエルキイス全部読もう。

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