- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151200021
感想・レビュー・書評
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「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」と3部作。2,1,3の順で好きだ。大人になって完徹で読んだ本は「悪童日記」だけ。
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戦火に追われ預けられた魔女の家。
双子の少年は、したたかにサヴァイブする。
善悪を彼岸に置いて、生きる。 -
不気味な双子のお話し
怖くて残酷なところもあるけど
面白かったです
最後が えっ⁈ってどうゆうこと?
ってなりました 続編も読みたいです -
...衝撃的な結末!主人公の「ぼくら」双子は戦時中、周囲の人に「魔女」と呼ばれていたおばあちゃんの家に預けられた。ぼくらは遊ばずに身体と精神を鍛え、労働をし、勉学にも励んだ。だが人間というものは、裏の人格も持っている。ぼくらは冷酷で残忍な行為や盗みや脅迫もした。戦下を生き延びるために、最後の最後まで上手く立ち回った。小説でも映画でも、第一次・第二次世界大戦を描いた作品は強く印象に残る。この作品は、意表を突く展開が多く、時々絶句することもあった。特に最後の章は、あっ!と驚いた時にはもう閉幕している。お見事というほかない。
p43
感情を定義する言葉は非常に漠然としている。その種の使用は避け、物象や人間や自分自身の描写、つまり事実の忠実な描写だけにとどめたほうがよい。 -
戦争末期、祖母に預けられた双子の少年。彼らが生き伸びる為に何を選び、何をしなければいけない…と考えたか。
彼らの感情は一切描かれていないので、想像力を掻き立てられる。
選び、行動する事の大切さが
今、胸に突き刺さる。 -
戦時中の双子の話。すごく胸が悪くなる思いだった。
実の母を見殺しにしてしまったり、実の父を踏み台にしていたり。性描写も多く、殺人の話も多かった。そうせざるを得ない時代背景があったからだと思う。 -
祖母と双子の関係がだんだん微笑ましくなっていく。惨い描写は多いが読みやすく最後まで面白かった。
ラストは衝撃的で、笑えないけど笑ってしまった。