日の名残り (ハヤカワepi文庫 イ 1-1)

  • 早川書房
4.08
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200038

作品紹介・あらすじ

品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々—過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 人生は近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ――とは、喜劇王チャップリンの名言だ。私は若い頃、悲劇の対義語は喜劇だと思っていたが、歳をとるにつれ、悲劇と喜劇は大抵セットでやってくることが実感として分かるようになってきた。セットというより、同じコインの裏表という方が、より適切な表現かもしれない。

    カズオ・イシグロの小説は、そのことを端的に私達に示してくれる。特にこの『日の名残り』という作品はそうだ。とある屋敷に勤める老執事の視点を通して、失われゆく古き英国を淡々と描いたこの物語は、人生下り坂に入ったと感じる者のみが理解しうるユーモアとペーソスとに満ちている。

    簡単な一言が言えなかったばかりに失ってしまった女性。壮大な徒労に終わった幻の大事業。人生をかけて理想を追い求めたが、歴史を築くどころか、平凡な家庭を築くことすらできなかった男達。実利主義の前に破れ去る騎士道精神…。老執事の失意と悲嘆が、時に不穏な、時にユーモラスな筆致で描きだされてゆく。失われた人生を思って涙した老執事が、新しい主人のためにアメリカン・ジョークの練習をしようと決心するラストは、カズオ・イシグロ式ユーモアの真骨頂だ。

    前途に夢と希望しかない者には、この小説の味は分からないだろう。人の数だけ叶わなかった夢があり、打ち砕かれた希望がある。それを知る者だけが、ありえたはずの別の人生を思って、老執事と共に涙することができるのだ。夕暮れどきが最も良い時間だというのは、老いゆく者に対する作者なりのエールだろうか。悲劇だろうが喜劇だろうが、主役だろうが端役だろうが、与えられた役を最後まで演じきるのが、人の定めだとするならば。

  • 著者3冊目。以前読んだ『わたしを離さないで』同様に静かで上品な語りの文章が心地よい。ドライブ旅行と追想とで執事スティーブンスの来し方や大戦間のイギリスの状況が浮かび上がる。ラストシーンがいじらしく感じた。

    • yhyby940さん
      ご返信ありがとうございます。機会があれば、ご覧になってみて下さい。レクター博士の印象が強すぎますから、イメージが湧きにくいかもしれませんが。
      ご返信ありがとうございます。機会があれば、ご覧になってみて下さい。レクター博士の印象が強すぎますから、イメージが湧きにくいかもしれませんが。
      2022/03/29
    • まーちゃんさん
      こんにちは。いつも「いいね」ありがとうございます。

      映画「日の名残り」、大好きです!もちろん、イシグロさんの原作も!

      ごめんなさい、つい...
      こんにちは。いつも「いいね」ありがとうございます。

      映画「日の名残り」、大好きです!もちろん、イシグロさんの原作も!

      ごめんなさい、つい嬉しくって、コメントしちゃいました¯\(◉‿◉)/¯
      2022/04/07
    • 111108さん
      まーちゃんさん、こんにちは。
      こちらこそいつもいいねをありがとうございます。コメントもありがとうございました♪

      まーちゃんさんもyhyby...
      まーちゃんさん、こんにちは。
      こちらこそいつもいいねをありがとうございます。コメントもありがとうございました♪

      まーちゃんさんもyhyby940さんもおすすめというなら、映画「日の名残り」をぜひ観なくては!ですね。

      まだそんなに読んでませんがイシグロさんの静かな空気感というか雰囲気が好きです。映像化されてもその辺が変わらないといいなぁと思ってます(^-^)
      2022/04/07
  • ずいぶん前に映画を見て気になっていた作品。
    やっと読めた。

    主人公のスティーブンスがいかにもな英国執事という設定。古き良き時代を、長年仕えてきたダーリントン卿や執事として大先輩の父、仕事の同士である女中頭ミス・ケントンとの思い出を振り返りながらドライブ旅行は進む。

    執事としてダーリントン卿を心から敬愛し信じたスティーブンス。執事としての仕事に心から誇りを持ち真面目に打ち込んだスティーブンス。結果、父の最期の瞬間に立ち会うことは出来ず、自身のミス・ケントンへの想いにも気付かず、主は敬愛したダーリントン卿からアメリカ人のファラディに変わり、美しく維持されたダーリントン・ホールも大勢いた雇人も極限まで減る。

    ドライブの最大の目的はミス・ケントンとの再会だが、その再会が出来るのかどうか、また出来たとしてスティーブンスの思惑通りに進むのかが、回想を読み進むほど心配になってくる。

    時に健気で時に滑稽、時に痛々しいほど真摯に理想である「品格ある」執事の仕事に突き進んだ彼が、旅の最後にたどり着いた答えは。
    心配したような結末でなくて良かった。

    ファラディの元で、スティーブンスがどのような執事振りを見せてくれるのか、渾身のジョークはどんなものなのか、想像すると楽しい。

  • 英国執事を主人公に据え、英国文学ならではの上品さとユーモアを散りばめながら、これまた戦後の英国を体現するかのような栄光の落日を重厚かつスマートなタッチで描いた作品です。
    今回もカズオ・イシグロお得意の回想シーンが休暇で旅をする現在とパラレルに交錯していて、回想が割と非時系列的であるにもかかわらず卓抜な文章表現にてぐいぐいと読者を惹きつける物語の構成力はなかなか大したものでした!

    英国執事に求められる「品格」とは何か?どこぞの国の角界でも問題視されるテーマが今回のお題です。
    いまは館の主人を失い、大富豪のアメリカ人に買い取られたお屋敷ダーリントン・ホール。召使いの数もぐっと減り日常業務もままならなくなったミスター・スティーブンスは、現在のご主人様より自動車旅行を提案されたのを幸いに、かつての同僚で女中頭であったミス・ケントンに会うべく車を走らせる。
    運転や宿泊の折々に思い返されるのは、かつてのダーリントン・ホールで執事の職務を忙しく忠実にこなしていた華やかな日々であり、貴族の使命感に燃えていたご主人様ダーリントン卿やミス・ケントンとの思い出の数々であった・・・。

    戦前・戦中・戦後を経て、目まぐるしい時代の変化の中に取り残されてしまったお屋敷と執事という存在を、日本人の血を持つカズオ・イシグロが圧倒的な文章力でモノにしたというところがまず面白いです。
    カズオ・イシグロのノーベル賞受賞スピーチを読むと日本的なものへのこだわりがあったとのことですが、このようなあまりにもイギリス的な視点においても戦前・戦中・戦後を経た日本文化との共通性があるのかもしれませんね。
    そのような中で問われるのは職務に求められる「品格」です。この物語では世の中でもはや失われようとしている執事の「品格」ついての事例が繰り返し提示されます。これは長年に培ってきた職務への誇りであり、自負であり、ひいては求められる社会の規律であったとも言ってもいいでしょう。
    しかし逆に、父の死や求愛の拒絶といった人生の重大事にも目を背け、ひたすら職務に身を捧げるといった頑迷さも鼻につきます。
    ひたすら励む職務に対し、われわれはそこに忠実の美徳を見るとともに、どこか滑稽さも感じるのはやはり第三者的な別世界の視点でしかないからでしょう。作者はこの視点を最大限に活かすためかなり大げさな振る舞いをさせていると思いますが、それが腑に落ちてしまうのは作者のエンターテインメントの力量が優れているからでしょうね。
    そこかしこに出てくるユーモアもとても面白かったです。

    社会が変わり、人生の黄昏にも気が付いた時、老執事が向き合ったのはいまや残酷となってしまったかつての栄光でしょうか。
    いや、かつての栄光を胸にしまいつつ、そして、苦々しく感じる過去も全て飲み込んで、ミスター・スティーブンスが考えたことは新しいご主人様であるアメリカ人に対応するべくジョークを身につける研鑽を積むことでした。
    こうしたユーモアに満ちた微笑ましさに、カズオ・イシグロの繊細な優しさを感じてしまうのです。

    • lacuoさん
      『英国執事を主人公に据え、英国文学ならではの上品さとユーモアを散りばめながら、これまた戦後の英国を体現するかのような栄光の落日を重厚かつスマ...
      『英国執事を主人公に据え、英国文学ならではの上品さとユーモアを散りばめながら、これまた戦後の英国を体現するかのような栄光の落日を重厚かつスマートなタッチで描いた作品です。』

      日系人の作家がこういう作品を描くことができるというのが不思議なんですよね。

      イシグロの作品にはユーモアがありますね。
      2018/05/31
    • mkt99さん
      lacuoさん、こんにちわ。
      コメントいただきありがとうございます!(^o^)/

      そうなんですよね。本筋自体は深刻な物語でも、必ずと...
      lacuoさん、こんにちわ。
      コメントいただきありがとうございます!(^o^)/

      そうなんですよね。本筋自体は深刻な物語でも、必ずといっていいほどイシグロの作品にはユーモアが散りばめられているんですよね。(^o^)
      こういうちょっとづつ小笑いをとるような話を考えるのが好きなんですかね。(笑)
      外見だけからいうと、そういうユーモアを考えるような面白そうな人には見えませんけどね。(笑)
      2018/06/03
  • 物語の設定や描写の上手さに、グイグイ引き込まれて、あっという間に読み終えました。
    さすがノーベル賞作家です❕

    イギリスの古き良き伝統と執事の品格など自分の理想を追い求め、理想の「執事像」を徹底して生きていく主人公。
    でも最後に、自分の理想の枠を越えて、本当は自分らしい生き方をすべきではなかったのか。
    もう遅すぎた。
    現代人にも共通する普遍的な悩みが描かれており、考えさせられました。
    とても余韻が残る読後感です。
    ぜひぜひ読んでみてください

  • ここまで「品格」について考えさせられたことは、ありませんでした。イギリスならではの文化というか、国民性というのか、真面目で忠誠心の
    強い執事のスティーブンスのお話で、過去現在と
    自分が執事であることに対しての誇りというものが、沸々と伝わってきました。ダーリントン卿への忠誠心には、人一倍強いものを感じました。


  • お恥ずかしながらノーベル文学賞受賞で初めて知ったイシグロ氏
    かつみなさまのレビューを読んで、これは間違いなく好きそうだと思い、読むことに

    スティーブンスは英国の執事
    有能で全身全霊を込めて職業を全うしている
    長年仕えた雇主のダーリントン卿に対する敬慕は日本人のサムライ魂みたいなものを感じる
    真面目で堅物で慎重で融通の効かない不器用さがなんとももどかしいことが多いのだが、なんとも愛おしい
    戦後、ダーリントン卿は亡くなりお屋敷ごとスティーブンスはアメリカ人ファラディに売られる(時代を物語っている)
    このファラディの親切な提案で短い旅行に行くことになり、スティーブンスは過去の思い出を馳せる
    小旅行と思い出の物語は見事な構成で進行する

    品格ある執事を突き詰めようと仕事に邁進するスティーブンス
    執事の鏡ともいえる尊敬する父の悲しい衰え
    同僚のミス・ケントンとの関係
    二つの大戦に絡む、複雑で重要な外交会議、そしてダーリントン卿の思想や苦悩
    一つ一つのテーマや人間性がとても深く、読み応えがある

    いやぁ、じんわりきた!きた!
    スポンジになった自分にじわじわ素敵な文章がしみ込んでくる
    切なく物悲しい内容のはずだが、「悲」より「美」を際立って感じてしまい、なんだか自分は不謹慎なのか?と思えてしまう…
    どんな時でもキラキラした静かな湖畔の景色が延々と続くような文章と内容であった
    そしてこれまた効かせるユーモア!
    品があるのだが、なかなかニヤリとさせられる
    ミス・ケントンとのやりとりはニヤニヤが止まらず困ってしまった!
    決して派手では無いのだが、心にずーーーんの響く
    読んだ後もスポンジになった自分は素敵な物語がしっかりしみ込んだヒタヒタの中に心地よく浸かって、切なくも気持ちよく余韻を楽しんだ

    次はどの作品を読もうか
    それくらい気に入ってしまった

    スティーブンスは新しいアメリカ人の雇い主ファラディときっとジョークを飛ばし合える良い関係を築いていけるようになったんじゃないかな…
    そう思いたい

    • mkt99さん
      ハイジさん、こんにちわ!(^o^)/

      私もこの小説からカズオ・イシグロの世界に入りました。(^o^)
      仰る通り、美とユーモアと品と切...
      ハイジさん、こんにちわ!(^o^)/

      私もこの小説からカズオ・イシグロの世界に入りました。(^o^)
      仰る通り、美とユーモアと品と切ない恋愛感情?に彩られたとても良い小説でしたね。
      ある人に言わせれば、旅行に持っていくならこの一冊をと推薦していましたよ。確かに私もそれはいい考えだと思いました。

      さらに素敵なカズオ・イシグロの世界にめぐり会えると良いですね♪
      2020/05/04
    • ハイジさん
      mkt 99さんこんにちは(^ ^)
      コメントありがとうございます。
      旅行のおともに…素敵ですね♪
      いつかイギリスの田舎をこの本持参で旅して...
      mkt 99さんこんにちは(^ ^)
      コメントありがとうございます。
      旅行のおともに…素敵ですね♪
      いつかイギリスの田舎をこの本持参で旅してみたいものです!
      今手元に「わたしを離さないで」もあるのでこちら読むのも楽しみにしているところです!
      ありがとうございます☆
      2020/05/05
  • 読了後、名作映画を観たような余韻に浸れる一冊でした。

    【あらすじ】
    執事のミスター・スティーブンスが主人公。
    彼は、イギリス人のダーリントン卿に仕えていたが、ダーリントン卿の没後、邸宅はアメリカ人ファラディ氏が所有することになる。
    主人公はファラディ氏から短い休暇を与えられ、元同僚のミス・ケントンに久しぶりに会うため旅に出ることになる。

    【感想】
    6日間のイギリス国内を旅しながら、過去のダーリントン邸で過ごした日々を回顧するのですが、静かで品格のある物語が心地よかったです。

    旅は、Salisbury → Dorset州モーティマーズ・ポンド→サマセット州Taunton →デボン州Tavistock → Cornwall州リトル・コンプトン
    → 最後のWeymouth で元同僚のミス・ケントンと再会します。

    私は「旅の1日目でイングランド北部ダーリントンから南部Salisburyまで、そんなに長距離移動できるの?!」と思ったのですが、ダーリントン卿は架空の人物のようでした。
    (※読み飛ばしているかもしれませんが、ダーリントン邸の場所はどこの設定か分からなかったです。ダーリントン卿のモデルは、ネヴィル・チェンバレン?)

    旅の終わりであるWeymouthは港街のようで、題名の「日の名残り」に相応しい、美しい海辺の夕日が見られるようです。

    品格のある紳士言葉で直接的な感情表現をしないことで、すれ違いを生み、何とももどかしかったです。原文の英語で、どのように表現されているのか気になります。

    本書の中で、「夫婦にとって、隠居後の生活こそ人生の華だと言います」と「夕方が1日で一番いい時間」と語られていたのが印象に残りました。
    人生の後半で過去を振り返った時、切ないような充足感のあるような‥、一言で表せられない感情を表現されていたのが見事でした。

  • イギリスの品格ある旧家で長い間執事を務めたスティーブンスは、西部地方へ六日間の短い旅に出ることになる。
    長年仕えていたダーリントン卿への思い、女中頭であったミス・ケントンへの淡い恋心など、すべてがスティーブンスの旅の間に思い起こされた、長い独白という形で綴られていた。
    偉大な執事とは何か。品格とは。
    堅苦しい話が延々と続くのかと思いきや、ユーモアで心和む場面もあり、スティーブンスの生真面目過ぎる人柄にもかかわらず、親しみが湧いてくる。
    物語が終わりに近づくにつれ、ページをめくる手が止まらなくなった。
    後戻りはできない、ただ一度きりの人生。見事なラストシーン。
    哀しくも美しい、余韻の残る素晴らしい作品だった。

  • 一日の中で夕方が一番美しい。
    人生も黄昏時が一番美しい。

    人生の黄昏時を迎えた男の、切なく淡いラブストーリーも含んだ、仕事に生きた人生を描いた物語。

    原題の”The Remains of the Day” は「1日の終わりに思い出すもの」という意味だけど、同時に「夕方から夜にかけて」という意味も持たせているらしい。訳者あとがきより。最終章の情景にぴったりの秀逸なタイトル。

    ラストシーン、希望が溢れてて好きだなぁ。

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著者プロフィール

カズオ・イシグロ
1954年11月8日、長崎県長崎市生まれ。5歳のときに父の仕事の関係で日本を離れて帰化、現在は日系イギリス人としてロンドンに住む(日本語は聴き取ることはある程度可能だが、ほとんど話すことができない)。
ケント大学卒業後、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学。批評家・作家のマルカム・ブラッドリの指導を受ける。
1982年のデビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞、1989年『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、これが代表作に挙げられる。映画化もされたもう一つの代表作、2005年『わたしを離さないで』は、Time誌において文学史上のオールタイムベスト100に選ばれ、日本では「キノベス!」1位を受賞。2015年発行の『忘れられた巨人』が最新作。
2017年、ノーベル文学賞を受賞。受賞理由は、「偉大な感情の力をもつ諸小説作において、世界と繋がっているわたしたちの感覚が幻想的なものでしかないという、その奥底を明らかにした」。

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