充たされざる者 (ハヤカワepi文庫)

制作 : 古賀林 幸 
  • 早川書房
3.62
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本棚登録 : 562
レビュー : 54
  • Amazon.co.jp ・本 (948ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200410

感想・レビュー・書評

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  • ★2017年度ノーベル文学賞

    配置場所:2F文庫書架
    請求記号:933.7||I 73
    資料ID:C0038379

  • こんな本は今まで読んだことはないし、技巧も文学としてもすごいのだけど、タイトルの通りすぎて、好みで言えば好きとは言えない。。。
    とにかく、卵とベーコン、ソーセージ、トマトにコールドミートや熱々のコーヒー、焼きたてのクロワッサンやロールパンと言ったたっぷりの朝ごはん食べよう、と思った。

  • 不思議と読み進めてしまう

    非常に独特で、つかめそうでつかめないような、笑えるような笑っちゃいけないような、ぬるぬるした小説。
    これは誰もが見る「夢」の共通言語で描いたというインタビューを見て、その描写のあまりの巧みさに気付いた。

  • だめだ、読み進められない。寝覚めの悪い夢の中にいるようで、フラストレーションが溜まばかりだ。

  • 丁寧な物言いなのに無遠慮な、愚かしい悩みを延々と聞かされる。昔だったらつまらない、と読めなかっただろう。愚かしい悩みが他人事でなくなってくる歳だから読めたと思う。

  • 時間も歪み、空間も歪み、常にズレがある世界で起きる出来事は、現実なのか主人公ライダーが見ている長い長い悪夢なのか…
    モヤモヤとしたものに包まれているような感覚になりました。
    そして、ここまで登場人物達の言動にイラつかされる小説も珍しい。
    主人公に次々と利己的な頼みごとや相談を持ちかける人、何か起きても永遠と言い訳するだけの人…
    そして何よりライダーの身勝手さ、我儘さにイライラ。
    もう、ライダーに関しては最後の方はイラつきを通り越し「またか」という呆れが勝りましたが。

    でも、どんなにイラっとさせられても、途中で読むのを止めようとは思わない、むしろ早く続きが読みたいと思う小説でした。
    好き嫌いは大きく分かれると思いますが、私は面白かったし読んで良かったです♪

  • 160305 いらいらとわからなさに付き合う根気。しかし最後に感じとれるものがある。もう一度丁寧に読み返せば、もっと納得して感動できると思う。

  • ーカズオイシグロの著作全てー
    全部読んで、文体の変化を楽しんでほしい

    工学研究科 M2

  • 2014.8.7 カズオ・イシグロで唯一読めていないこの作品、この度三度目?の挑戦。

    2014.8.11夕方 家で読んでるとすぐに寝てしまう。まだ290ページ。あんまり手強いので、基本方針として喫茶店で読むことにした。近所の喫茶店との相性はすこぶるいい感じ。

    2014.8.12 自宅安静を言い渡されたため外出できず。そのおかげでちょっとはかどった。P506まで。残り半分きった。ちょっと慣れてきたかも。リズムつかめたかも。一気に読んでしまいたい。

    2014.8.14早朝 昨日300Pちょい読んだので、ようやく読了となる。最後まである意味、裏切らない不条理。物語も半分を過ぎたあたりから、整合性のなさや、登場人物・世界観の歪さがかえって面白く感じられるようになった。このへんで覚めるよなあと思っても、最後まで覚めない夢のような話。保坂さんの『未明の闘争』をちょっと思い出す。カフカっぽい感じなのかな。

  • カフカとかがお好きな方なら、きっとお気に召すに違いない、良い不条理具合(?)です。
    逆に、整合性を求める方には不向きなのかもしれませんが・・・。

    939ページもある大作ですが、不思議と、読んでいてイメージが映像化されて浮かびやすいです。
    どことなく、グリーナウェイの映画を観ているような印象を受けます。

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著者プロフィール

カズオ・イシグロ
1954年11月8日、長崎県長崎市生まれ。5歳のときに父の仕事の関係で日本を離れて帰化、現在は日系イギリス人としてロンドンに住む(日本語は聴き取ることはある程度可能だが、ほとんど話すことができない)。
ケント大学卒業後、イースト・アングリア大学大学院創作学科に進学。批評家・作家のマルカム・ブラッドリの指導を受ける。
1982年のデビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年『浮世の画家』でウィットブレッド賞、1989年『日の名残り』でブッカー賞を受賞し、これが代表作に挙げられる。映画化もされたもう一つの代表作、2005年『わたしを離さないで』は、Time誌において文学史上のオールタイムベスト100に選ばれ、日本では「キノベス!」1位を受賞。2015年発行の『忘れられた巨人』が最新作。
2017年、ノーベル文学賞を受賞。受賞理由は、「偉大な感情の力をもつ諸小説作において、世界と繋がっているわたしたちの感覚が幻想的なものでしかないという、その奥底を明らかにした」。

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