エデンの東 新訳版 (2) (ハヤカワepi文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 253
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200465

作品紹介・あらすじ

謎の美女キャシーと結婚したアダムは、厳しい大自然の営みが繰り返されるカリフォルニアのサリーナスに入植した。父の遺産で肥沃な農園を買い上げ、この地に妻と子供のために永遠の楽園を創ろうと決意したのだ。だが、アダムを手助けする農夫にして天才発明家のサミュエルは、キャシーの冷たい眼差しに得体の知れない邪悪の影を見いだすのだった-世界文学史上最高の悪情が本性を現す、大河家族小説の第二部。

感想・レビュー・書評

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  • 強く、あたたかく、優しい。スタインベックに夢中。自分の足で立つ事を生きる事と呼び、人のものは欲しがらず、必要なものだけを求め、他者を認め、自分自身の範囲・輪郭というものをくっきりと持って生きる、そういう姿。私に何一つ無いものでもあるが。
    ぐじゃぐじゃした、びらびらした、ねとねとした文学にもう吐き気がしている今となって、初めて得た、美味しい水と空気、焼いてオイルと塩をふっただけの料理、そういうもの。
    そしてこの巻、(青臭いと言わば言え)、最初から最後までロックが鳴り響いている。こういうものを確かにそう呼んで来た。

  • 著者の祖父サミュエルが住むサリーナスに、アダムとその妻キャシーがやってくることで、二つの家族間に関係が生まれる。
    とすると、この話は事実に基づいているのかと想像されるも、双子を生んだ後のキャシーの悪人ぶりが桁外れで、現実であって欲しくなく。
    一巻の時から極悪人だったけれど、この二巻では彼女の悪役ぶりに更に磨きがかかっている。これだけの悪は他作品でもなかなか無いと思う。
    双子に命名する末尾の場面で、聖書のカインとアベルの物語が語られ、本作がそれを下敷きに書かれているのだと気付いた。
    双子の運命を見るために、第三巻へ

  • 最終巻に記載。

  • 思ったより身近に読めることができる。家族の愛情と憎しみを昔の話ではなく、今この現代にも通じる話として捉えて離さない。これは確かに名作と言って差し支えないだろう。

  • お父さんの言うとおり兵隊になったアダムくんが、遺産で大金持ちになり、とんでもない悪女にひっかかって(生まれたお子ちゃまを捨てて出て行くためにアダムくんを射撃する!)失意のどん底から立ち直るまでのお話。

    しかし、悪女さんがスゴイ。
    悪いことをするには焦りは禁物!
    怪しまれないように自分も実際に毒を飲んで被害者を演じる。

    後半、失意のアダムくんを復活させるのに聖書の話が出てくるんだけど、そのカインとアベルのお話のシーンがとても良かったです。
    神の望むものを察することができなかっただけなのに、拒絶されたことから怒り、拒絶の報復として罪を犯し、それに対して罪悪感を抱くってとこ。
    すぐ怒っちゃいけないってことだね。
    (違う?)
    すごく読みやすい本です!

  • 米国の歴史は教科書で学べても、米国人の思想や宗教との関わりまでは理解できない。今から60年前に書かれたこの小説には、西へ向かう人々の希望や絶望、罪や願いが余すところなく描かれている。アメリカ生まれの辮髪の中国人の使用人リーの深い思想には好感がもて、旧約聖書をなぞるように運命に導かれるトラスク家の人々の行く末にも目が離せない。

  • 順調に読み進んでおります!
    ・チャールズ・トラスク出てこない(悲)
    ・キャシーこわい!こわい!こわいよー
    ・キャシーと話をつける保安官かっこいい
    ・アダム・トラスク結構むかつく
    ・ライザファンです
    台所でお小言いわれながらライザのお手伝いしたい!お小言とかお説教聞きながらライザが作ったごはん食べたい。

  • 読了。

  • 良い作品だと思う。
    けど、人間の深い部分に触れる作品に感じて、自分にとっては少し読むのに力がいる作品だと感じた。

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