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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784151200472
感想・レビュー・書評
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サミュエルなきハミルトン家
チャールズとキャシーの血を濃く継ぐキャル詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
聖書の創世記第4章16節。
カインとアベルのお話。
このなかの「ティムシェル」というヘブライ語に対し、トラスク家の中国人お手伝いのリーさんは「命令」でも「約束」でもない新しい解釈を行います。
道は開けていて、すべては人間(その人)次第。
人間は自分の進む道を選び、そこを戦い抜いて、勝利できる。
すっごく目からのウロコのお話でした。 -
その才能と人柄でサリーナス盆地の人々から愛されたハミルトン家の長、サミュエルが逝った。それは輝ける開拓者時代の終焉でもあった。サミュエル葬儀の帰途、アダム・トラスクはケイト(逃亡した妻キャシー)の店を訪れる。ケイトと言葉を交わしたことで、アダムは「妻キャシーの呪縛」から解放される。
アダムの弟チャールズが肺炎で死去。アダムと妻キャシーに10万ドルを超える遺産を残して。その件を伝えるため、アダムは再びケイトの店を訪れる。アダムの双子、アロンとキャル(ケイレブ)は召使いリーの世話により成長、学齢に達していた。アダムは双子に学校教育を受けさせるため、サリーナスの町への移住を考える。
父サミュエル喪失で最も打撃を受けたのが、ハミルトン農場に一人残った三男トム。トムを元気づけるため、三女デシーが農場に戻って来た。体調不良に陥ったデシーは、トムの不適切な対応で命を落とす。罪悪感に苛まれたトムは、拳銃に弾を込め.....。 -
本当にリーとサムはすごい。
そしてライザも!
相変わらずアダムは夢見がちな人ではあるけれど、
もはや死に絶えたような人間を生き返らせたと言ってもいい。
そして現実家はどの世界にも必要だなと思う。
そしてそれが生活の場になると、女性の役割が大きいのかもしれない。
リーとアダムの関係の描写にはなんだか微笑ましいものが見えてくる。
サムとリーはこの物語に知と希望だけでなく、愛嬌ももたらしている気がする。
ほっとゆるむ時間である。
しかしそのような暖かな時間とともにどうしようもない悲しみも多く描かれた3巻。
双子の成長は、前の世代を思い出させ、愛の枯渇と空虚な空気が漂っている。
そしてハミルトン家には、悲しい死がもたらされ、
読者は悲しみに揺さぶられる。
双子にも悲しみが繰り返されるのか―
目を見張る展開である。
キャシーという名をかえケイトとして生きる女の恐ろしい生き方。
どう捉えていいものなのか。
そしてキャルやアダムとの対峙。
またしても盛りだくさんの3巻。
帯の読む出したら止まらないはあながち間違っていない。
私は、この4巻を1か月もたたないうちに(おそらく半月くらい)読み終わってしまった。
それだけ目を見張る緊張感に次の展開が気になるのだ。
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何が主題の話なのか分からないまま
タンタンと物語が進行する
これはリアルだ -
娼館の主人の座を奪い、客として来る権力者の弱点を握って隠然たる地位を持ち始めていた悪女キャシー。
自分を人間以上の超然とした存在と考えていたものの、この巻の終わり間際で、かつての夫アダムから、人の善や美を教えられ、それに感化されたような、そうでもないような。
ここまで来たら、悪を貫き通して欲しかった気も。
はっきりするのはおそらく最終巻にて。
かつて荒野を開拓して、人々に幸福と癒しとを与えていたサミュエルがこの世を去り、アダムとキャシーとの子らが、光と影の特質を背負って育ちつつある。
世代交代の布石がなされ、次巻へ。 -
最終巻に記載。
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映画の前のストーリーながら、兄弟関係性など引き込まれていく。
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トラスク家の双子が少年期を迎え、ハミルトン家では家長を始め幾つかの別れが訪れる第3部。トラスク家の真摯な召使リーの出生の秘密も重く、さらに不幸な生い立ちの末に毒婦と化した双子の母キャシーなど、20世紀初頭の米国での人々の生き様が大きくうねっている。そして次巻はいよいよ映画で描かれた、双子のアロンとキャルの世代の物語となる。昔観た映画を思い出しながら読もう。
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あっという間に3巻終わった
・チャールズ死んでしまった(悲)
・サミュエルも死んでしまった
・デシーもトムも死んでしまった
・こんなに一度に皆死んでしまってライザかわいそう
・キャシーは相変わらずこわいけどちょっと疲れてきたか
・キャルはもうこのタイミングですでに不憫。先が思いやられる
全体的に鬱回。悲しいことがたくさん起きる。 -
今年上半期の読了本の中の ナンバ~~1!
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チャールズの死。アダムの子供たちの成長。アダムとキャシーの対決。
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【09.3.26/図書館】
ジョン・スタインベックの作品
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