どちらでもいい (ハヤカワepi文庫)

制作 : 堀茂樹 
  • 早川書房
3.24
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  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 279
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200496

感想・レビュー・書評

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  • 悪童日記がずっと積読のまま放置されており、でもやっぱり読む気がしないので、こっちを先によみました。
    短編どころか掌編だったり散文詩だったりでバリエーションはあれど読み応えはない。おとなしく悪童日記を読みます。

  • 文章の感じは作者の雰囲気を出しているけど、これを読んで悪童日記を読まないのは避けたい所。いろんな長さの作品がある。それぞれの印象があるけどやはり長編の方がいい気がする。

  • 25篇の短篇集。似たような話、夢か現か解らない話、様々な短篇が入ってました。

  • ★3.5
    全26篇が収録された短篇集。短いものは僅か2ページのショートショートだけれど、孤独と喪失が支配する独特の世界観は全てに健在。そして、「悪童日記」3部作へと繋がる片鱗が、あちらこちらに見え隠れする。中でも、単行本未収録の「マティアス、きみは何処にいるのか?」は、その名前を聞いただけで感慨深い気持ちになる。現実感たっぷりの「ホームディナー」と「製品の売れ行き」、最後の一文が心に迫る「わたしの父」も印象的。それにしても、訳者がアゴタ・クリストフの言葉を“モノクローム”と表現するのがとてもよく分かる。

  • 計26の短編集。どれも虚無感に覆われている印象を受けた。生きながらも死んでいるかのような「ある労働者の死」、無気力な「私は思う」に共感した。著者の書いた本なら何でも読みたい人向き。

  • 2015/09/21
    アゴタ・クリストフの短編集。悪童日記ほどのインパクトはないが、空気感はそのままである。

  • 有名な悪童日記三部作以前の短編集でサクッと読了。このころからすでに乾いたような文体で、内容もかなり暗い。後の作品のモチーフらしき話もちらほら。著者のファンでなければ、あえて読まなくてもいいかもしれない。

  • 幻想的だったり風刺的だったりする話ばかりの掌篇集。
    全体的に物悲しい雰囲気が漂ってる。
    なんだか秋の夕暮れに誰もいない路地で落ち葉が風に舞ってるような…そんな切なさ。

    いくつかの話には『悪童日記』三部作に出てきたのと似ている文章やモチーフが見うけられます。
    『マティアス、きみは何処にいるのか?』は三部作の前の話とか、続編とかなのかなと思っていたらそうではなくて、『悪童日記』のモチーフがあるという感じなんですね。
    これをもっと練っていったら『悪童日記』になりそう…という感じ。

    やはり作者の本は好きだけど、『悪童日記』のインパクトが凄かったのであれ以上には思えない。

  • 本当に、どちらでもいいの?

    小説と言うよりかは散文詩のような、リズムを持つ小話集だった。
    思い返してみるとおそらく『悪童日誌』シリーズもこれと同じようなリズムとフランクさが読みやすさの秘訣だったのだろうと思う。



    全体的にもの悲しさがあふれる物語ばかりだった。
    これは作者の出自などの背景が関わるのかと、変な勘ぐりをしてみたり。
    今更この作品群を読んで、アゴタ・クリストフって現代作家なのだなと実感した。
    抽象画を小説にしたような物語だ。でもやはり女性らしさってほのかにでも感じるものだな。
    個人的には『運河』がお気に入り。色彩のコントラストと抽象的な描写がとてもよい。

  • 短編集。本当に短い2ページ程度のものもあります。
    悪童日記を読んだ後ではどうしてもインパクトにかけてしまう。

著者プロフィール

1935年オーストリアとの国境に近い、ハンガリーの村に生まれる。1956年ハンガリー動乱の折、乳飲み子を抱いて夫と共に祖国を脱出、難民としてスイスに亡命する。スイスのヌーシャテル州(フランス語圏)に定住し、時計工場で働きながらフランス語を習得する。みずから持ち込んだ原稿がパリの大手出版社スイユで歓迎され、1986年『悪童日記』でデビュー。意外性のある独創的な傑作だと一躍脚光を浴び、40以上の言語に訳されて世界的大ベストセラーとなった。つづく『ふたりの証拠』『第三の嘘』で三部作を完結させる。作品は他に『昨日』、戯曲集『怪物』『伝染病』『どちらでもいい』など。2011年没。

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