一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

制作 : 高橋和久 
  • 早川書房
4.09
  • (743)
  • (742)
  • (388)
  • (58)
  • (19)
本棚登録 : 7277
レビュー : 740
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151200533

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「もし人間らしさを失わずにいることは、たとえ何の結果を生み出さなくとも、それだけの価値があると本気で感じられるならば、かれらを打ち負かしたことになる」

    社会主義だけではなく、考える自由を制御する社会に対する批判的小説。

    途中の101号室からは、オセアニアでの思想発想教育方法が詳しく書かれたおり、なぜ101号が室恐れられているのかについて分かる。最終的には、主人公もビッグ・ブラザーに強い好意を持ちながら死んでいる。それは、彼が最初から考えていたものが書き換えられたからである。

    人間は、年を重ねるごとに考えも深くなっていくと思われる。しかし、それは本当に自分で考え深くなっているのか、それとも、気づかないうちに誰かに与えれたものなのか。学習を教育に換言すると、それは後者になるだろう。なぜなら、教育はまさに環境に依存するからである。

  • 極限まで糖度を抑えたハッピーエンド。
    一滴が濁っても大河は青く、大河が青くとも一滴は濁ります。

  • グレーの世界が

    黒に変わり、ピンクを纏い、

    そう、白へ変貌して。

    また黒に変わり…

    結果、グレーに戻る。

    言葉にはうまく表せないのは
    まだ読み込みが足りないのでしょう

  • 孤独死等防止のための遠隔監視システムやビッグデータ関連のニュースを見た時、品質向上のために通話の記録します、といった応答を聞いた際に「テレスクリーン」のことを思い出してしまうようになった。
    (そして語彙を縮小して国民の思考を単一化させるための「ニュースピーク」なんてものは現実には存在しないのに、年をとるごとに自分の語彙が乏しくなっているような気がするのは…)

    物語自体はフィクションだけど、いつか遠くない未来、現実でこんな世界が築き上げられる事が、ないとは言い切れないのでは…と考えると、非常に恐ろしい。

    決して楽しい話ではないけれど、読後しばらく経過しても余韻が残り続ける、衝撃的な本だった。最近読んだ中で、ダントツの面白さであったので☆5。

  • 自分を何かを犠牲にして、他人をまもる難しさ、なにより、自分の何かを守るために、他人を踏みにじる人の業が恐ろしい。
    1940年代に生まれてこの小説ような時代が来なくて良かった。やはりラブ&ピースがあったおかげか?

  • 恐ろしい未来図。小道具は古いけどプロットの古さは感じない。

  • 題名通り、村上春樹の「1Q84」のタイトルのモデルになった本作。

    60年以上前に書かれた本とは思えない内容。
    本当に作りこまれてるなぁ・・・

    「このようなことは実際に起こりうるのではないか、あるいはすでに起こりつつあるのでは?」
    そんな風に思ってしまう。

    怖い。こわい・・・下手なホラーより怖いと思うんだよなー。


    いやぁー一読の価値あり。
    2ちゃん用語とかなんか操作されてんじゃね?ww

  • 「二分間憎悪」「二重思考」「ニュースピーク」などいちいち用語がカッコいい。
    単語を少なくすることで表現の幅を減らし、思考を画一化するという考えにはぞっとした。
    「ヤバい」の一語で良いことも悪いことも表現している自分にハッとさせられた。

  • 自由を奪うために奪われているものに注目すれば、自由であるために何が必要かがわかる

  • もしかして?と思わせておいて絶望に突き落とす

全740件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1903-50 インド・ベンガル生まれ。インド高等文官である父は、アヘンの栽培と販売に従事していた。1歳のときにイギリスに帰国。18歳で今度はビルマに渡る。37年、スペイン内戦に義勇兵として参加。その体験を基に『カタロニア讃歌』を記す。45年『動物農場』を発表。その後、全体主義的ディストピアの世界を描いた『1984年』の執筆に取り掛かる。50年、ロンドンにて死去。

「2018年 『アニマル・ファーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)のその他の作品

一九八四年 (ハヤカワepi文庫) Kindle版 一九八四年 (ハヤカワepi文庫) ジョージ・オーウェル
一九八四年〔新訳版〕 Audible版 一九八四年〔新訳版〕 ジョージ・オーウェル
1984 (Japanese Edition) by George Orwell(2009-07-05) ペーパーバック 1984 (Japanese Edition) by George Orwell(2009-07-05) ジョージ・オーウェル

ジョージ・オーウェルの作品

ツイートする