あたらしい名前 (ハヤカワepi文庫)

  • 早川書房 (2025年4月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784151201165

作品紹介・あらすじ

ジンバブエで生まれ育った少女は、やがて「自由の国」アメリカへ。生々しい現実を子供の視点から軽やかに描いた傑作長篇を文庫化

みんなの感想まとめ

移住とアイデンティティの葛藤を描いた作品は、ジンバブエからアメリカに移り住んだ少女の目を通して、異国での苦悩や自己の存在意義を問いかけます。感受性豊かな若者が読むことで、人生観が変わる可能性を秘めたこ...

感想・レビュー・書評

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  • 【書評】翻訳家・三辺律子が読む『あたらしい名前』ノヴァイオレット・ブラワヨ著、谷崎由依訳 ジンバブエを子供の目で - 産経ニュース 2016/10/2
    https://www.sankei.com/article/20161002-GPNDSKFBAJOLXEB6J5V3V5L3V4/

    『あたらしい名前』 ノヴァイオレット・ブラワヨ=著、谷崎由依=訳 | アフリック・アフリカ 2018.03.26
    https://afric-africa.org/japan/books/reading/books119/

    読んでおく必要ある先進国と途上国の光と影「あたらしい名前」|読書ノーツ 2025年1月9日
    https://note.com/cybernautes/n/n77f43e272d7d

    We Need New Names, by NoViolet Bulawayo | Fiction Writers Review
    https://fictionwritersreview.com/review/we-need-new-names-by-noviolet-bulawayo/

    ノヴァイオレット・ブラワヨ(NoViolet Bulawayo) | ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)
    https://ameqlist.com/sfb/bulawayo.htm

    Writing about Women at the Margins: An Interview with NoViolet Bulawayo | Vela
    https://velamag.com/writing-about-women-at-the-margins-an-interview-with-noviolet-bulawayo/

    NoViolet Bulawayo | Literatures in English
    https://english.cornell.edu/noviolet-bulawayo

    NoViolet Bulawayo – NoViolet Bulawayo
    https://novioletbulawayo.com/

    KanakoOgawa 小川かなこ(@kanakoogawa) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/kanakoogawa/

    小川かなこ PORTFOLIO – イラストレーター・絵本作家 東京生まれ在住。 著書に 「パンダのたこやきやさん」「パンダのソフトクリームやさん」「うさぎさんのたんじょうび」(こどものとも年少版、福音館書店) ガラス絵の手法で描かれた絵は伸びやかな筆のタッチと鮮やかな色づかいに特徴的。
    https://kanakoogawa.com/

    谷崎 由依 (文芸学部 文学科日本文学専攻/総合文化研究科) | 近畿大学
    https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/research-and-education/teachers/introduce/tanizaki-yui-c71.html

    あたらしい名前: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ
    https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000310116/

  • ジンバブエ出身の作家。米国へ移住した後の方がなんか救いがない感じ。

  • 感受性豊かな若い時に読むのがいいと思う、人生観変わるかもしれん。

  • p305
    あなたの国ですって? ダーリン、ほんとにそうなの? ほんとうに、ここがあなたの国だって言うの? と彼女は言い、あたしは自分が本気で起こり始めているのに気づく。

    p305
    ひとつだけ教えてちょうだい。自分の国でもない場所で、あなたいったい何してるの? どうしてアメリカなんかに逃げたの? ダーリン、ノンクルレコ・ンカラ、ねぇ? どうして行っちゃったのよ? ここがあなたの国なんなら、この国を愛してここに住まなきゃいけない、出ていったりするべきじゃない。何があろうと、この国のために闘わなきゃいけない、そして正しい国にしなければ。言ってちょうだい、あなたは家が燃えていたら見捨てるの? それとも消化のために水を探しに行く? 燃える家を放っておくとしたら、炎がいつか水になって自然に消えてくれると思うわけ? あなたは見捨てた、ダーリン、マイ・ディア。あなたは燃える家を放っておいて、それで図々しくもわたしに言うのね。生まれ育った言葉じゃないアクセントで。少しも似合わない言葉遣いで。ここが、あなたの国だって。

  • 自分が何者であるのかということは、意外と自分ではなく周りが決めることが多いのではないかと、こういう小説を読むたびに思う。

    本編で主人公が自分のアイデンティティーに悩むような直接的な記載はあまり見当たらないが、「自分だったら悩むだろうな」と思われるような周囲の言動は多々あり、きっと主人公も言葉にできない思いを抱えながら、(明言はされないが、)ジンバブエからアメリカに移住したのだろう。

    移民、というとどうしてもマスでとらえてしまいがちだが、日本に移住している移民の一人一人も、きっとダーリンのような思いを抱えながらやってきたのであろう。世界でも日本でも、移民を巡る言説が耳をふさぎたくなる状況になるなか、彼や彼女の事をちょっとだけ考えるには、ふさわしい本である。

    『アメリカーナ』(チママンダ・ンゴズィー・アディーチェ著)ほど、大河ドラマ感はないが、移民の地に足のついた日常を疑似体験したい方にはお勧め。

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