- Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300028
感想・レビュー・書評
-
フランスが舞台のポアロ長編作。今まで読んだシリーズ中一番忙しい話だった。ポアロとパリ名刑事と捜査をめぐるバトルやヘイスティングズの恋話もあって異色作という印象。若い時代に書かれたものかなと思った。どんでん返しぶりはさすが。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポアロシリーズ二作目の作品。
非常に読みごたえのある作品でした。特に女性達の際立つ心情が印象的です。女性に翻弄されるヘイスティングズの活躍が面白い作品でもあります。 -
ポアロに助けを求める一通の手紙。急いで現地に向かうポアロとヘイスティングズだが、手紙の送り主はすでにゴルフ場で殺されていた。
ポアロシリーズ第二作。ポアロの推理手法、ワトソン役ヘイスティングズのキャラクター紹介のような作品である。ワトソン役のわりには登場作品が多くないヘイスティングズだが、この作品では大活躍だ。
犯罪すれすれで美女のために走り回る彼のキャラクターを好きになれるかどうかで評価はわかれそうだが、私は困った人(美女)をほっておけないお人好しのヘイスティングズが嫌いではないので、十分楽しめた。クリスティもヘイスティングズを書くのは楽しかったのではないだろうか。
犯人につながる大きな謎が思ったより早く種明かしされるため、途中で犯人が推測できてしまうという欠点はあるが、トリック解明を重視していない読者であれば、ヘイスティングズの立場で事件の真相に考えを巡らし、ある程度推測できた時点で「さあ、ポアロがどのように犯人を追い詰めるのか」と予定調和を楽しむことができる。クリスティのしっかりとしたキャラクター造形のなせる技である。
ただ、このタイトルはいかがなものか。ゴルフ場が事件に関係ないわけではないが、タイトルにするほどの重要性があるようにも思えない。タイトルで損している作品だと思う。 -
シリーズ2作目。
怪しい人がいっぱい出てくる。
ヘイスティング本当に反省しろよ。
なかなか本質がわからないように隠したトリックは見事。
愛への忠誠。
ジローも見事なかませ犬だった。
過去は変えられない。 -
ポアロもの。
フランスに滞在する富豪のルノー氏から、助けを求める手紙を受け取ったポアロは、ヘイスティングズと共にルノー氏の滞在する邸へ向かいます。ところが、ルノー氏は既に殺害されていて・・・。
事件解決に乗り出すポアロと同時に、パリ警察のジロー刑事も捜査を開始します。
バチバチ火花を散らすポアロとジローですが、二人の目の付け所が対照的で、まあポアロ圧勝といったところです。
ルノー氏の近所に暮らす美人母娘や、冒頭でヘイスティングズが出会った謎の娘、そして過去の事件も絡んできて二転三転する展開に目が離せません。
後半では、ヘイスティングズの恋ゆえの暴挙もあり、タイトルは地味な本書ですが、何気に盛りだくさんな内容となっております。
とりあえず、ポアロものを読むときは、ヘイスティングズに対して寛容な気持ちでいることが良いと思った次第です。ねぇ、モナミ。 -
ちょwおまwヘイスティングさん何してんのwwと笑いが止まらない作品でした。そしてジロー警部がいい味出してます。華麗な嫌味とポアロの返しが好きすぎる。フランスが舞台の際は再登場してほしい。
とりあえずヘイスティングは良かったね!おめでとう!
でも事件担当者としては最低だと思うよ!笑えたけど!! -
アガサクリスティのポアロ第二作。序盤からヘイスティングスのなぜそこまで軽い感じでのめり込めるかわからない恋ネタから始まり、第一、第二の殺人が起きる。最期の大どんでん返しは面白かった。綿密な構成で読者を見事に欺いた感じ。
-
ヘイスイティングズの色ボケ具合が…
シンデレラのキャラもあまり好きじゃなくて…