邪悪の家 (ハヤカワ文庫)

  • 早川書房 (2004年2月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784151300066

感想・レビュー・書評

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  • ドラマで結末知ってて読む。引退を決めたポアロが保養地で殺人事件に巻き込まれる。解決シーン、ドラマではミス・レモン演じたある役がヘイスティングズになってて笑えた。ポアロの意地が感じられるのとクリスティーの書き方やはり上手いと思った。

    • メイさん
      こんにちは。111108さん。

      ポアロの中でも好きな話で上位に入ります。犯人の頭の良さ、狡猾さに感心してしまいました。結局、ポアロに暴かれ...
      こんにちは。111108さん。

      ポアロの中でも好きな話で上位に入ります。犯人の頭の良さ、狡猾さに感心してしまいました。結局、ポアロに暴かれてしまうけど。

      昨年はいいねをしていただきありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
      2022/01/11
    • 111108さん
      メイさん コメントありがとうございます。


      こちらこそいつもいいねをありがとうございます♪
      今年もメイさんの本棚を楽しみにしています♪

      ...
      メイさん コメントありがとうございます。


      こちらこそいつもいいねをありがとうございます♪
      今年もメイさんの本棚を楽しみにしています♪

      私もこの作品けっこう好きです!ほんとに犯人の狡猾さ際立ってますよね。あやうく完全犯罪になるところでしたね。
      あとポアロが容疑者リストを作った時(リストに真犯人の名前ないから)読者が一緒になって犯人探ししても当てられないって‥クリスティーは読者欺くのうまいなぁと感心してしまいました。
      2022/01/12
  • ヘイスティングズ、フル出場の回!

    でも自分的には少し物足りなかったかな。
    それはヘイスティングズの暴走っぷりというかバカ正直さ加減があまり前面に出ていなかったところ。
    むしろそこが弱いが故にか、ポアロがヘイスティングズにかける言葉に含まれる皮肉や蔑みばかりが強く感じられて、これって実はハラスメントでは?なんて思ってしまったりもした。
    そのくせポアロだって、綺麗なご婦人に無防備な肩入れしてるし、犯人には完全にしてやられているし。
    たぶん、穏やかに「お前だってそうじゃんw」と2人の持ちつ待たれつの関係を苦笑い気味に見守るのが正解。

    さて事件のほうは、イギリス南部セント・ルーのマジェスティック・ホテル滞在中のポアロとヘイスティングズのもとに舞い込んできた若きご婦人の殺人未遂事件。
    崖の上の館に住むニックはなんと直近で4回もの危ない目に遭っているというではないか。
    財産といっても抵当に入っている館を初めとして目ぼしいものはあまりない模様。
    例によって、いとこの弁護士、友人、知人にと怪しい人物はいるにはいるが決め手に欠ける。
    難しいのは今回は起きた事件の解決ではなく事件の発生を未然に防ぐこと。
    ポアロは見張り役として親戚のマギーを館に招くよう進言。
    だが殺されてしまったのはそのマギー。花火の開催されるパーティの晩に、ニックのショールを借りたマギーが誤って撃たれてしまった。
    さあ、ことが起きたらのんびりはしていられないとばかりにポアロとヘイスティングズの調査はギアを上げる。。。

    珍しく犯人が分かってしまった。その目論見も。
    分かってしまったけど、周辺の事情がどうもどうはまるのか分からず、興を削がれることなく読み切ることができた。
    これがクリスティの凄いところ。

    攻略本での霜月さん、本作を素うどんのような作品と評しており、なんと言い当て妙なと思った。
    「安定したヘイスティングズの語り、安心のミステリ仕掛け、いかにもポアロらしいポアロの言動、これらがバランスよく配合されたクリスティ初のルーティン・ワークだ」
    まさにそんな作品。
    一方、解説の方は稀に見る謎な一筆。
    こういうのならわざわざ巻末にいらない。
    せめて何か裏事情的な情報とかその人ならではの見知を詰め込んで欲しかったが、これはただの予定調和な寸劇。
    クリスティを初めて読むのがこの作品てことあるのか!?

    次は『エッジウェア卿の死』。

  • なるほど…。

    【ネタバレあり】



    ポワロって、最後に犯人が自殺するだろうことをわかっていながら黙認する、そういう人なんだね。
    (小説なので、そのことの良し悪しまでは私は考えないことにした。)

  • 月1冊のお楽しみ、ポアロシリーズも6冊目。今回も事前に犯人予測ログを残す。若き美人(ニック)の予期殺害を事前に阻止するために動くポアロとヘイスティングズ。しかし、邪悪の家(エンド・ハウス)でニックのいとこが殺害されてしまう。容疑者は全部で10人、誰かが嘘をついている。それに翻弄されるポアロ、なかなか犯人を見抜けない。動機は金か?嫉妬か?ポアロの最終手段はニックが殺害されたと偽装して犯人を泳がせる戦法。演出家としてのポアロが今回は大活躍。一方、ヘイスティングズの小さい脳細胞は働かず・・・予測は完敗でした。

  • 今回はとてもエンターテイメント性の強い作品でした。
    エンドハウスに皆を集めた最終局面は、"えっ?そうだったの?"と驚くことがあまりにも起こりすぎて、最後の最後まで目が離せませんでした。
    そう多くポアロシリーズを読んでいませんが、個人的にとても好きな話です。
    有名な話以外にも、自分自身で"面白かった!"と感じられる作品ができて嬉しかったです。

    ただ、細かいかもしれませんが、気になる点はありました。
    帽子に飛んできた、蜂と弾丸ってそう間違うものかしら…
    そして推理には関係ないかもしれないけれど、ヘイスティングスの奥さまはダルシーじゃなかったっけ…ベラって呼んでいたんだっけか…
    もう一度『ゴルフ場殺人事件』に戻ってみようかと思います。

  • クリスティー強化ウィーク中♪今回は、ポアロもののこちらの作品。

    セント・ルーのホテルで休暇を過ごしにやってきた、ポアロとヘイスティングズ。そこで出会った若い美女・ニックの命が狙われていると聞いて、一肌脱ぐことになります。
    ニックの持ち家“エンド・ハウス”で花火を見るパーティーが開かれた夜に、ニックの従妹が射殺されてしまい・・。
    いやぁ、今回も翻弄されました。私も翻弄されましたが、ポアロも翻弄されていましたね。
    登場人物達の印象が二転三転して、最後にさらなるどんでん返し的な真相が明らかになるという、クリスティーに驚かされる事には慣れている私ですが(というか、これが心地よくてクセになるんですよね。)またしても!という感じです。
    “人間の印象”というのは、見る側面によって良くも悪くもなりますよね。このような人間観察的な面白さもクリスティー作品の魅力かと思います。
    個人的なことですが、この作品をもって“クリスティー強化ウィーク”は一旦終了です。
    借りてきた当初は、本を読む時間がないとブツブツ言うていたのですが(笑)、結局全部返却期限までに読めてよかったです。何よりクリスティーワールドを堪能できて幸せでした♪

    • 111108さん
      クリスティー強化ウィーク♪、おつかれさまでした!6冊も読破、お見事です‼︎

      あやかりたいと思いながら眠くて本が読めない日々が続いてます。ど...
      クリスティー強化ウィーク♪、おつかれさまでした!6冊も読破、お見事です‼︎

      あやかりたいと思いながら眠くて本が読めない日々が続いてます。どんでん返し楽しいですよね。
      あ〜クリスティーに騙されたいです!
      2021/07/07
    • あやごぜさん
      111108さん ♪
      ありがとうございます。111108さんに応援していただいたおかげで、“強化”できました(^^♪
      >どんでん返し楽しいで...
      111108さん ♪
      ありがとうございます。111108さんに応援していただいたおかげで、“強化”できました(^^♪
      >どんでん返し楽しいですよね。
      ↑↑そうですよね!クリスティーに騙されるのを楽しみに読んでいるようなものです(笑)
      まだまだ読んでいない作品があるので、今度はどの作品にしようか、ワクワクします~。
      2021/07/08
  • 面白かったあああああああ!!!
    以前お勧めしてもらったことがあるのだけど、タイムスリップして勧めてくれた方と語り合いたい…!!
    ミステリーとしても面白いし、愛にまつわる人の感情のもつれを拾うのがやっぱり上手いよクリスティー…!
    ポアロとヘイスティングズの掛け合いも、安定の面白さ。
    タイトルは原題に沿って「エンドハウスの危機」とか(ドラマは「エンドハウスの怪事件」)で良かったんじゃ…と思うけど、この邦訳にしたいのもわかる。
    後で思い返すと、台詞や行動のちりばめ方が見事なんだなぁ…わかった上で再読しても絶対楽しい。
    読み返すのが楽しみ。

  • 女は怖いね~

  • 犯罪を抑止、という観点に立った、ちょっとめずらしい作品。ポアロ+ヘイスティング。
    色々な人の策謀が重なっており、最後の解決編を読んで、全てを紐解くのはとてもじゃないけど無理じゃないか?と正直思った一方、やっぱりこういった様々な形式への挑戦という意味ではクリスティ作品はスゴイなぁと思う。

  • ★結構ネタバレ注意★これは忘れっぽい私でもインパクト大で、よく覚えているクリスティ作品。そこまで有名でもないし、犯人当て難易度もさして高くはないのだが、かなり好きな本。設定もわかりやすくてドラマティック。ポアロは美女ニックから「命を狙われている」との相談を受け奮起する。しかしほどなく事件が起きてしまうーという物語。まず犯人が、相当なワルで、それでいて魅力度高い。犯人がわかった後に読み返すと「おぬしも役者やな」と感心する。ポアロの良き相棒ヘイスティングスも出てくるので、各々キャラの立った作品となっている。

  • やはりモナミ(ヘイスティングズ)が登場した方が面白い!サクサク読めた。

    ホームズにワトソン、
    安倍晴明に源博雅、
    ポアロにヘイスティングズ。
    黄金コンビだ。

    珍しく(というか、初めて?)途中であらかた犯人の目星がついてしまった。それでも巧妙に読者の心を操作するアガサ女史の手腕は鮮やか!個人的には、アクロイド殺し、に近いと思った。書かれた時期も近いし。
    登場人物を魅力的に描き、安心させたり、ドキドキさせたり。
    今後どれだけ読んでも振り回され続けるんだろうな。
    ラザラスが何故肖像画に高い値をつけたのか、付録的に最後に明かされる理由が秀逸!

    人を鋭く描写するアガサ女史。今回はニックに関するポアロのセリフから。

    “彼女はひとをひきつけるだけの魅力がありました。しかし、まもなくみんな、彼女から離れていってしまうのです”

    “あなたには、ニックにないものがあるのです。それは恋を獲得して、それが長つづきできるこつですよ”

    相変わらず辛辣。そして彼女の死を心から悼む人は居ない。ニックは自分を悼んでくれる人まで失ってしまった。心から愛する人も持てないまま。それが悲劇だと思う。

  • これはしてやられた。自信満々のポアロも形無しで手こずったなあ。恐るべし犯人。それにしても以前にもあったけど、罪を償うより自殺をそれとなく唆す・黙認するって、時代のせい?

  • ポアロもの、1932年の発表である。命を狙われる女性を助ける内容だが、例によってドンデン返しがある。クリスティも40代に入って、「最近の若い娘は」などとポワロにいわせている。アメリカの台頭や「現代風生活」などの英国社会の変化を知ることができる。作品そのものはシャープでいい感じである。

  • ポアロは出会ったエンドハウスの女主人が三度も命を狙われたことを聞き護衛することにします。が、運悪く彼女の従姉妹が身代りとなって殺されてしまう…
    女性特有の妬みや嫉妬が上手く表現されていて特に女主人のニックは個性が光っていました。ちなみに犯人も動機も分かりましたがなんともズル賢い、っていうのが素直な感想です。

  • 再読。「しかしですね、ヘイスティングズ、あなたというひとは、どうもいちばん犯人らしからざる人物を選ぶ傾向がありますよ。あきらかに探偵小説の悪い影響です!」ポアロのこの言葉にすこし笑った。

  • ポアロてんてこ舞いの巻。というのが序盤~中盤の印象でした。
    ポアロの友人に対して褒めているのだか毒舌なんだかわからない評しかたをする口ぶりに対するヘイスティングの考え方が、この二人の良い距離を持った関係を表しているようで羨ましくなります。


    本書の話の展開は、伏線や謎がわんさと出てきて「誰だ今回の犯人は??」と誰もが怪しく感じるのですが、最後はあっさりだなぁという印象で終わりました。ヘイスティング視点だから仕方ないのかもしれませんが、なんで邪悪の家なのか、なんで家にそんな執着を持っているのか、もうちょっと知りたかったなぁと。

  • エルキュール・ポアロの失態。デビュー作『スタイルズ荘の怪事件』から、ここまでの「ポアロもの」7作の中でいちばん良かったです。解決編にて容疑者リストの手抜かりを指摘されても「え、誰? どこが不十分なの?」状態だった身としては、これがわかったという人は凄いと思う。クリスティの作品はミステリ部分だけでなくロマンス小説的な面白味もあり、少なからず登場人物に愛着を持って読むことが多い故に、完全にしてやれらました。ヘイスティングズが『アクロイド殺し』事件に対して思うところアリな描写があったりと、シリーズ読者はいっそう楽しめます。

  • 20年代のクリスティーは、ドンデン返し一発勝負!
    心理もへったくれもない、ある意味いさぎよい作家でした。
    1932年発表の本書も、まだその流れをひきずっている感じ。
    手紙に隠された二重の意味やちぐはぐな証言など、小技の使い方はさすがにうまい。

    旧版の田村隆一さんにはもう、感心を通り越してあきれてしまいます。おざなりな略歴と、『アガサ・クリスティの贈物』というつまらない本(読まない方がいいです。訳もひどい)の目次の書き写しだけなのに、たったそれだけなのに! なんでこんなに楽しいのか。だまされているとしか思えません。

    新版は石崎幸二さん。……なんだこれは。
    解説としての機能を全く果たしていないのはいいとして(田村さんだって果たしていない)致命的なのは、せっかく架空の座談という形式をとっているのに、おしゃべりの面白さがちっとも伝わってこない点です。クリスティーの会話は最高に楽しくて、あのリレー長編『漂う提督』でのクリスティー担当の章は「お喋りがはずむ」という題になっているくらいなのに!

    旧版の勝ちです。

  • 長編ポワロも、6作目。
    だいぶん、クリスティの嘘のつき方にもなれてきて、犯人当てができるようになってきました。

    それでも、この入れ替わりのトリックには、意外でしたねぇ(笑)
    ちょっと、日本人には、わかりにくいですが。

    でも、結局この事件って、ポアロがいなければ、起こってなかったのでは??
    そうではなくて、いずれ、起きたのか?

  • アガサクリスティー。命を狙われている若い女性を守るため、ポアロとヘイスティングスが犯人の捜査に乗り出す。
    しかし犯人はポアロを出し抜いて女性の命を狙い、別の女性が間違えて殺されてしまう。クリスティー得意の証言と伏線を組み合わせた推理が楽しめた。引退したせいか、少し弱気なポアロも珍しく感じた

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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