邪悪の家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 372
レビュー : 45
  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300066

感想・レビュー・書評

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  • その設定は無理があるやろと訝っていたら、その無理も伏線でした。でも、その伏線にポアロも騙されたということは、ポアロも老いたもんですな。となりますが、ポアロはしっかり修正してきましたね。

  • アニメでは見た…のだけど、アニメの印象としては
    超下手なゲスト声優のイメージしかない(こらこら)。

    ということで真犯人がわかった状態で読んだのだけど、
    ここでのポワロってぎりぎりまで完全にやられまくってるのね。
    後、アニメでは原作の要素の一つが省かれてたな、多分。
    まあ不要とは言える。

  • ★結構ネタバレ注意★これは忘れっぽい私でもインパクト大で、よく覚えているクリスティ作品。そこまで有名でもないし、犯人当て難易度もさして高くはないのだが、かなり好きな本。設定もわかりやすくてドラマティック。ポアロは美女ニックから「命を狙われている」との相談を受け奮起する。しかしほどなく事件が起きてしまうーという物語。まず犯人が、相当なワルで、それでいて魅力度高い。犯人がわかった後に読み返すと「おぬしも役者やな」と感心する。ポアロの良き相棒ヘイスティングスも出てくるので、各々キャラの立った作品となっている。

  • やはりモナミ(ヘイスティングズ)が登場した方が面白い!サクサク読めた。

    ホームズにワトソン、
    安倍晴明に源博雅、
    ポアロにヘイスティングズ。
    黄金コンビだ。

    珍しく(というか、初めて?)途中であらかた犯人の目星がついてしまった。それでも巧妙に読者の心を操作するアガサ女史の手腕は鮮やか!個人的には、アクロイド殺し、に近いと思った。書かれた時期も近いし。
    登場人物を魅力的に描き、安心させたり、ドキドキさせたり。
    今後どれだけ読んでも振り回され続けるんだろうな。
    ラザラスが何故肖像画に高い値をつけたのか、付録的に最後に明かされる理由が秀逸!

    人を鋭く描写するアガサ女史。今回はニックに関するポアロのセリフから。

    “彼女はひとをひきつけるだけの魅力がありました。しかし、まもなくみんな、彼女から離れていってしまうのです”

    “あなたには、ニックにないものがあるのです。それは恋を獲得して、それが長つづきできるこつですよ”

    相変わらず辛辣。そして彼女の死を心から悼む人は居ない。ニックは自分を悼んでくれる人まで失ってしまった。心から愛する人も持てないまま。それが悲劇だと思う。

  • 四度も命を狙われた女性ニックと偶然知り合ったポアロとヘイスティングズ。ポアロはニックに監視役の友人マギーを呼ぶように忠告。しかし、ニックが住んでいるエンドハウスで開かれたパーティーの際に、ニックの身代わりにマギーが銃殺される。ニックの安全を考えて、療養所に移させるが、そこに毒入りチョコレートが届けられ、ニックは重態となるが命はとりとめる。自分の目前で殺人と殺人未遂が行われ、責任を痛感するが、真相にたどり着けず、焦燥するポアロ。
    登場人物の数は多からず、少なからず適正で、それぞれに怪しい点がある人物配置も巧妙。ポアロが2回にわたって、事件関係者の動機や疑問点をリストにまとめており、事件のポイントが整理されていて、わかりやすい。ポアロが最後に犯人に仕掛けるために行った策略も見所の一つ。真相は二段構えの意外性を持っており、リストで挙げた疑問点は最後にすべて解明される。
    残念に感じたのは、真相の核心である犯人が偽装したある事柄が、読者には想像しにくく、それがために真相を見破るのが困難なこと。真相を知らされても、そんなことが可能なのかと思ってしまった。私もこの犯人の可能性には疑いを持ったが、その背景にあるものが思い付かず、最初の殺人事件と結びつけることができなかった。
    また、数多くの伏線が散りばめられていて、それが真相の説明につながっているのだが、厳密に考えないとわからない、細かい伏線が多い。
    ポアロがニックにマギーを呼ぶように忠告したり(さっさと避難させるべき)、シートンが都合よく事故死するなど、犯人に都合よく行き過ぎているとも感じる。

  • これはしてやられた。自信満々のポアロも形無しで手こずったなあ。恐るべし犯人。それにしても以前にもあったけど、罪を償うより自殺をそれとなく唆す・黙認するって、時代のせい?

  • 面白かった!!!
    ポアロ大好きなんですけども、彼がいっぱい出てくるので、大満足でした。
    でも、今回の彼は弱気。
    「あぁ!私はなんと愚かなのだ!!」とか言ってばっかりです。はい。
    まんまと犯人に一杯食わされてしまうし。
    あぁ。
    しっかりして、ポアロ!
    そう思いながら、手を握りこぶしして読みました。

    犯人は、「もしかして……、いやーまさかなー、そんなはずないわー」とか思って完全に除外していた人物が!!!
    いやー、やられたのです。

    もう少し時間をおいてから、再読したいです。

  • ポアロもの、1932年の発表である。命を狙われる女性を助ける内容だが、例によってドンデン返しがある。クリスティも40代に入って、「最近の若い娘は」などとポワロにいわせている。アメリカの台頭や「現代風生活」などの英国社会の変化を知ることができる。作品そのものはシャープでいい感じである。

  • ポアロは出会ったエンドハウスの女主人が三度も命を狙われたことを聞き護衛することにします。が、運悪く彼女の従姉妹が身代りとなって殺されてしまう…
    女性特有の妬みや嫉妬が上手く表現されていて特に女主人のニックは個性が光っていました。ちなみに犯人も動機も分かりましたがなんともズル賢い、っていうのが素直な感想です。

  • 動機はわからなかったが、
    犯人は何となくわかってしまった。
    もう一度読み返すとまた違った面白さがあるのではないか。

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