ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

制作 : 堀内 静子 
  • 早川書房 (2003年11月11日発売)
3.68
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  • 本棚登録 :2124
  • レビュー :201
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300110

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • Aがつく町でイニシャルAの人物が殺され、Bがつく町で…という連続殺人に挑むポアロ。
    ポアロ宛に殺人予告まで送られていたので、これはもう解かないわけにはいかない!
    先が気になって気になって、一気読みだった。
    面白かったー!
    正直無理がある気はするのだけど、展開の面白さ勝ち。
    ヘイスティングスも出て来るのは初めて読んだ。
    ポアロといいコンビ!
    一冊読み出したらもう他のも読みたくなって止まらない…さすがミステリの女王!

  • The ABC Murders(1936年、英)。
    ポアロ・シリーズ。ミッシング・リンク・テーマ(失われた環)の名作。無差別連続殺人ものにおける黄金パターンの1つを確立した作品。

    ポアロ宛ての挑戦状――差出人の名は「ABC」。その予告どおり、Aで始まる地名の町でAの頭文字の老婆が、Bの町でBの頭文字の娘が、Cの町でCの頭文字の紳士が、次々と殺されてゆく…。

    発想の原点はチェスタトンの「折れた剣」に遡るが、日常社会の枠組みでこのトリックを完成させたのはクリスティが最初で、以降これをABCパターンと呼ぶようになったらしい。解決が合理的なので、読後のスッキリ感を求める人にも安心して薦められそう。


  • 犯行や周りの証言等から、犯人を推測しながらと言うよりも、要所々々で発せられるポアロの含蓄ある言葉の数々に、頭の上は疑問符が飛び交っていました。
    考えるほどよく分からなくなり、犯人も的を絞れず。先が気になるので、犯人探しそっちのけでなかば読み進めてしまいました。


    天才ポアロの言動を理解するのに苦しむ友人ヘイスティングス大尉のような気持ちになりました。結構愉しめました。


    本作品はミッシング・リンク・テーマの代名詞とまでなった作品だそうです。
    これ以降に書かれたミッシング・リンク・テーマの成功作は、クリスティーの着想を下敷きにした上で、いかにしてそれを乗り越えるかという点に腐心したものばかりだと解説にありました。

    アガサ・クリスティさん凄い人なんだなと、色々な作品に触れるごとに、ひしひしと感じているこの頃です。

  • 数ページ目から漂う緊張感がすごかった。リメイクされた漫画を読んでいたけど、やはり原作の力の方が強い。結末がある程度わかっていたけれど、知らずに読んでいたらビックリなどんでん返し。

  • 某声優さんの帯が付いていて、購入。
    これ程、有名な作品を読んだ事がなかったので別の作品も読みたい

  • あー、まんまと騙されたな。ずっと、違う人が犯人だと思い込んでた。こういう形のミステリーって、クリスティーがその道を作ったのか。すごいな。

  • 私がこの本を読んで特に印象深かったのは、犯人からの予告状が届くシーンだ。
    この話では予告状が合計4通とどくのだが、それぞれのシーンでの緊張感が繊細に描かれていて、とてもよかった。

  • 以前に読んだのは中学または高校生のころだから、約30年ぶりに再読。
    これより前に出た『オリエント急行の殺人』は古き良きミステリという感じを受けるが、ABCは現代的なスリラーを思わせる。あとがきにも書いてある通り。詳細は割愛。

    ABCのあとの『メソポタミアの殺人』『ナイルに死す』は 探偵が犯人を捜す伝統的なミステリーに戻る。
    それを考えるとABCがこの時期に出てきたのは驚嘆すべきことだ。

  • ネタバレはされてしまっているが、されている範囲よりももっと先があって安心した。
    あぁマジか、そのタイプも貴女だったんだ、みたいな。
    凄いとかじゃない。何だろう。発明?

    さて、これで私が勝手に「これはアガサ・クリスティの超有名作だろう」と思っている四作は取り敢えず読み終えた。
    後は何を読むべきだろう。

  • 初めてアガサ・クリスティの小説をしっかり読んだかもしれません。
    大まかな内容(本当に殺害したい人を隠すため、ABCの順に殺人を犯す連続殺人犯を演出するという手法)は知っていたものの、細かなプロットや真犯人の手法など、古典作品とは思えないほど楽しく読めました。
    古臭さも感じることなく、「名作」であると感じます。

    ミステリーの一つの形である「ミッシング・リンク」の完成系として評価される本作。
    叙述が登場人物以外の三人称で語られるシーンが出てくるのも印象的です。
    真犯人が心理的な圧迫により、社会的弱者を自らの身代わりにしようとする手口など、単純なミステリーとしてだけでなく考えられる場面もあると、解説を読んで気づかされれました。

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