ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

制作 : Agatha Christie  中村 能三 
  • 早川書房
3.64
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本棚登録 : 512
レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300226

感想・レビュー・書評

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  • クリスティ中期の地味目な作品ですが、私は一番好きと言ってもいいくらい好きな作品。

    ゆったりとした時間が流れているが、構成は大掛かりで巧み。緻密さは感じないが、全てがうまく行っている作品とでも言えばよいだろうか。サスペンスはないが、人間の描き方が本当にうまくて、それだけで読ませられてしまう。
    ポアロはかなり空気だが、読んでいれば、気づくとそんなことはどうでもよくなっている。

  • エルキュール・ポアロ・シリーズ

    ホロー荘にあつまった人々。医師ジョン・クリストウと妻ガーダ、ジョンの浮気相手ヘンリエッタ、15年前のジョンの恋人ヴェロニカ・クレイ、主人であるヘンリー・アカンテル卿の甥エドワード、夫人の友人ミッジ。15年ぶりに復縁を求めるヴェロニカとのいい争い後射殺されたジョン。遺体の横に銃を持ってたっていたガーダ。ガーダの手から銃を奪い取りプールに投げ捨てたヘンリエッタ。ジョンの最後の言葉「ヘンリエッタ」の謎。プールに落ちた銃と凶器が一致しない。ポアロの捜査。

     2011年2月6日読了

  • さすが女王様!
    圧巻のミステリ。
    この作品のミステリ加減に私のようなものが云うことなんて何もありません。
    非常に楽しく読めました。

    ルーシーが凄く怖くて、実際こんな人が身近にいたら嫌だなあと思うのですが、私の中での貴族像って結構彼女そのものな感じで、なんだか形にならずにもっていたモヤモヤが、はっきりした感じです。
    ポアロさんが、主役でもなかったっていうのもまたポイント高し。

  • 恋愛逆転ホームラン部分がよい

  • 女性の心理描写ぎっしりな一冊。
    ルーシーの言動(と周囲の対応)にいらいらしたり同情したりだったが、彼女を現代風にしたら、いかにも講談社ノベルスのミステリーに出てきそう。(一見)支離滅裂で愛嬌たっぷり。クリスティおそるべし。

  • 本格ミステリー、というよりは普通小説に近いロマンティックさ。
    登場人物の心の機微が丁寧に描かれています。
    犯人の意外さや動機もその中から出てくるので納得。
    階級社会であるイギリスの一面が描かれていて興味深かったですね。
    ”働かなくては生きていけない“人が”働く事を知らない“人達に
    向ける感情。
    クリスティーにしては珍しい女性像が何人も登場します。

  • 映画化と聞いて、では観に行く前に読んでみましょう、久し振りのクリスティ作品だなあと、しみじみしながら手に取ったところ…

    何で今まで読まずに放っておいたの私、と後悔することしきり、です。

    久し振りのポワロさん、ちょっと出番が少ないのが残念なのですが、相変わらず、というよりお変わりなくて嬉しいです。

    映画はちょっと好みじゃなかったですが、この作品をきっかけに暫くクリスティ漬けの日々を送りそうな予感…♪

  • JUGEMテーマ:読書 久しぶりにアガサ作品が読みたくなって2年くらい前に衝動買いしたもの。 書店で適当にアガサ作品読みたいなーなにがいいかなーってうろうろしてたら、星座別にアガサ作品をオススメしてる帯がかかっていました。わたしはふたご座なので、帯に言われるがままにホロー荘の殺人をレジに持って行きましたとさ。ツ? 長くて読みごたえもあるし、おもしろかった! この作品ではポアロは登場するもののあんまり、ていうか全く、ポアロは活躍しませんでしたね。別に私はポアロファンではないのでその点は気になることなく、おもしろく読み進められました。ミス・マープルは好き。 殺人の動機はいたってシンプル。でも登場人物たちの思惑、愛情が複雑に絡まって事件は意外な方向へ発展していく。いいですねえ。普段恋愛小説はほとんど読まない私ですが、こういうお話は大好きです。 解説がはやみね先生っていうのもこの本に惹かれた一因でしたね。卒業まだ読んでない…もったいないやら悲しいやらで読めないのですよ。

  • 昔のミステリーなのでちょっと退屈。最後まで犯人がわからなかったので、そういう意味では面白かったかな。

  • この作品を原案にした映画が公開されている、と聞いたので読んでみたら、どうやら以前読んだような気が…。
    でも面白かったです。

    行政官ヘンリーと、妖精のようにとらえどころのない妻のルーシーが住む屋敷に集まった男女たち。
    優秀な医者の男とその妻、医者の愛人の彫刻家、彫刻家に恋する青年と、その青年を想う女性。
    さらには医者と昔付き合っていた傲慢な女優まで参戦して、これで事件が起きないはずがないわけですよ(ミステリ脳)。

    あまりにも単純すぎて逆に複雑、というタイプのおはなし。
    あいかわらずクリスティ作品は心理描写がいいですね。
    特に女性陣がやっぱり存在感あります。
    みんな一癖も二癖もあって、めんどくさそうなところがいい。
    あいかわらずクールな我らがポアロ氏も事件現場に居合わせますが、出番は少なめ。
    むしろ強烈な女性陣の引き立て役な感じです。
    でも、この作品はミステリ部分より人間描写が面白いので問題なし。
    最後の終わり方もなかなか好きです。

    それにしても、昔読んだはずなのに全く覚えていないクリスティ作品多いなあ…。
    図書館で片っ端から借りてみようかな。

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