マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
3.52
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本棚登録 : 353
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300240

感想・レビュー・書評

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  • マギンティ夫人殺しで死刑の確定した間借り人のベントリイ。当の本人を逮捕したスペンス警視は実はベントリイは犯人ではない気がするとポアロに再調査を依頼する。

    マギンティ夫人が「あの犯罪者は今」という新聞記事に目を止めたことを突き止めたポアロはその関係者が村にいるとにらむ。

    今回は資産家一家の物語ではなく、貧しい犯罪者の関係者。ちょっと前半退屈。人物の名前や関係がわかりずらかった。


    1952発表
    2003.12.15発行 2012.10.25第4刷 図書館

  • 地方の村で地味な家政婦が殺され、犯人として青年が逮捕された。
    近隣に住む退職した警視は青年犯人説に疑問を抱き、旧友のポアロに再捜査を依頼した。
    村に赴いたポアロは捜査を進めてゆき、やがて4件の殺人事件と事件に関わった
    4人の女性のことを材料にした古い新聞記事を見つけ出す。
    家政婦が殺された原因は、この記事の中の4人の女性のうちの一人に関係があると
    ポアロは推理する。
    といった流れのミステリー。

    捜査のため村の宿屋に滞在するポアロは、食事の不味さにゲンナリし、
    村のほとんど誰もがポアロのことを高名な探偵であると知らない状況に憤慨します(笑)

    新聞記事には4人の女性それぞれの、不鮮明な写真が掲載されていたのすが、
    これがミスリードとして働いています。
    ただ、もう一つのミスリードである名前については、
    西欧の文化の事柄のため、日本の読者の多くは、
    謎解きされた後に「あ、そうなの。ふーん」と思うのではないでしょうか。

    ところで、目くらましのためとはいえ、
    本作では医者の扱いがクリスティにしては雑じゃないかと思います・・・

  • 田舎で家政婦をしていたマギンティ夫人が殺された事件では、すぐに下宿人の男が捕えられ一件落着かと思えた。しかし死刑判決が出たあとに、引退間際の担当警部が訪れ、ポアロの手でもう一度調べなおして欲しいと言うのだった……。冒頭、美食を堪能しつつヘイスティングスの不在を嘆くポアロ。調査に赴いたポアロは、宿のお粗末なしつらえや、女主人のひどい料理に不満をこぼし続けていて、これまでの作品にみられたようなハイソ感は抑えめ。前作『満潮に乗って』同様、戦後の混乱によって、人物の身許が確かとは言えない状況が事件を複雑にしている。※メモ:シュガーハンマー(1952)

  • マギンティ夫人の殺人事件に関して、重要容疑者が逮捕されるものの、事件を担当した刑事が疑念を持ち、ポアロに再調査を依頼。ポアロは、夫人が雑役婦として働いていた家庭等を訪問して、聞き取り調査を行う。夫人の所持品の中に日曜新聞の記事を見つけ、そこに書かれていた4つの過去の悪女にまつわる事件が今回の殺人事件と関係があると推測する。調査を進めていく過程で、ポアロ自身が襲われ、さらに新たな殺人事件が発生する。
    それぞれに癖のある5つの家族が登場し、4つの悪女事件のどれと誰とが結びついているのかということが焦点となり、なかなか興味深い展開を見せる。
    犯人が仕掛けたミスリードのトリックのほかに、日曜新聞の記事の内容自体がミスリードになっているところが面白い。また、犯人以外の複数の人物が紛らわしいことをしたために、謎を一層複雑にしている。
    ポアロは下宿先で無秩序に散らかった小物を抽斗に直している最中にある発見をするのだが、何を発見したのかが具体的に書かれておらず、また、ある事項を確認するために若い役者に会いにいっているのだが何を確認したのかが書かれていないことなどから、読者が犯人を推理するのは難しい作品ではないだろうか。

  • 今回は犯人の推理はおろか、話の筋さえもおえないまま最後の結論部分に入ってしまった。自分には人物関係が複雑すぎて、誰がどういう人なのかがいまいちおえないまま。私の読み方が悪いのか、それともそれなりの人物がそろう話は苦手なのか。

  • 表紙のタイトスカートの女性の印象で読み始めてしまうと、マギンティ夫人って全然違うやん!!と、突っ込みたくなる。
    これまで扱ってきた華やかな社会的地位のある人が犠牲者でもなく、田舎で細々と清掃をして暮らす老夫人が殺され、有罪とされた変わり者の男性...まったく心が踊らなかった。途中、彼女が殺された原因が、誰かが過去の有名な殺人事件の当事者だという秘密を握ったせいなのではないかとわかった辺りからは、面白く思えた。最後は意外な人が犯人で終わり、クリスティらしい終わり方だったかな。本当にポワロの力でカップルか生まれるといいな。

  • 2018/06/03読了

  • ポワロシリーズを読んでいて、初めてポワロの「老い」を感じた。話の内容としては、先が気になってとまらない、というようなものではなかったし、登場人物も今までよりもそれぞれが存在が薄いような印象だった。といっても、疲れているときに読んだから、自分の想像力がそれほど働かなかったのも影響しているような。

  • ポワロって、安楽椅子探偵の代名詞みたいですけど、実はそうでもないのですよねえ。
    ミス・マープルもそうですけど、結構フットワーク軽く調査をするのが、シリーズ読み始めた時になんだか違和感、ではないですけど、なんかそんな感じを抱いた覚えが。
    今回の1番の困難は、事件よりも食事だったのでしょうな、ポワロ…

  • 事件のスケール対して登場人物が(新聞記事上の人物も含めて)非常に多く、場面や主語がころころ変わるため読みにくかった。

    事件を推理する前に登場人物を紐付けたり過去の発言を探したりするので一杯一杯になってしまった。

    結論も様々な伏線がバラバラと解決され、全体的にまとまりを感じなかった。

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