葬儀を終えて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 616
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300257

作品紹介・あらすじ

リチャードは殺されたんじゃなかったの-アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。すべてはその一言がきっかけだったのか?翌日、コーラが惨殺死体で発見される。要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葛藤の中に見たものとは。

感想・レビュー・書評

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  • 人が言うほどいいと感じなかったなあ。読みが浅いのか、求めているものが違ったか。

  • すばらしい………。何度読んでも面白い。でもどういう風にいいのか、ちょっと説明しにくいんですね。えーっと、どこがいいんだろう。
    旧版の解説は戸板康二さん。戸板さんは好きだけど、この文章はあらすじをダラダラ書いているだけでちっともおもしろくない。
    新版の解説は折原一さん。これがベスト1だなんて、趣味がいいですね。でもどこが面白いのか、これを読んでもやっぱり分からない。むずかしいなあ、『葬儀を終えて』。間違いなくすばらしいのに、どこがすばらしいのか指摘できない。
    う~ん、引き分けです。

    2006年12月1日記

  • ポアロものの傑作!
    「あら、リチャードは殺されたんじゃなかったの?」大富豪アパネシー家の当主リチャードの葬儀を終えた後の遺産分割の家族会議の際、変わり者で末の妹コーラは無邪気にいった・・・・。
    出だしからぐいぐい引き込むストーリ展開は素晴らしい!さすがクリスティ♪
    そしてコーラは次の日に殺害される。
    果たして誰が、何の為に?!

    ラストは実に意外で人間の心理の洞察の深さを感じました!忘れられない作品。

  • 「あっきっとこれは伏線だな」とか、「この台詞は意味があるな」などと、自分なりに今回は騙されないぞと思いながら読んだのですが、結局それも全て作者の掌の上、ミスリードにまんまと乗っかり、種明かし鮮やかなクライマックスで、またしても「そうだったのかー!」となりました。これが毎回清々しい!動機が、現代でもそこここにそういう感情あるよねと理解できるもので、その身近なリアルさにぞっとしました。

  • 途中でヒントが散りばめられていたが最後にポワロに解説されるまでまた気付けなかった。

  • 誰もが怪しいエピソードを展開し、ポアロが観察と会話で犯人をあぶり出す。定番の展開ではあるが、「それか〜」という伏線にはまったく気づかず、結末がいつも楽しみなのです。

  • タイトルっ物語の一番大事なところを抜き出すけど、この「葬儀を終えて」って、話の冒頭が葬儀を終えたとこなってことは丸々一冊が重要ってことになる。そこがすごい。最初からクライマックス。

  • 因果応報に盲点あり。

  • 著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)

  • 魚の目軟膏剤で財を成したアバンシー家の当主リチャードが死んだ。1人息子は1年前に亡くなり、弟妹甥姪6組が葬儀に集まり、顧問弁護士によって遺産は6等分されると発表されると、末妹のコーラが「リチャードは殺されたんじゃないの?」と発し、一同疑心暗鬼に陥る。が当のコーラも次の日殺されてしまう。弁護士からの依頼を受けポアロが真相解明に乗り出す。

    リチャードやコーラの死を悲しんでいるものはおらず、皆実は金に窮乏していて、ちょうどいいところに遺産が入りそれを目当てに新しい生活を描き始めていた。犯人は度胸あるね、う~ん、そのトリックありうるかな? という気もするが、遺産をめぐるそれぞれの思惑の描写が上回り、どんどん読み進む。

    1953年の発表だが、財のあるアバンシー家の兄弟、甥姪も金があればあくせく働く必要などない、という考えに捉われている。一方労働者階級として、店員である姪の夫と、コーラの家政婦を登場させている。階級の底にある敵対心がベースになっているといえる。クリスティはどちらの心情も描写しているが、やはり中産階級だな、と思う。「杉の柩」と似ている。


    1953発表
    2003.11.15発行【2015.12.15第6刷 図書館

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