葬儀を終えて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300257

感想・レビュー・書評

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  • 厚さの割にあまり読み応えがなかったような。
    いつも自信満々のポアロも今回は危うかった。

  • エルキュール・ポアロ・シリーズ

    リチャード・アバネッシーの死。彼の葬式に集まった一族たち。長年連絡のなかった末の妹コーラの発言。「リチャードは殺されたんじゃなかったの?」。翌日自宅で撲殺されたコーラ。コーラが握っていた秘密。彼女の家の家政婦ギルクリスト女史。コーラの集めた絵画の秘密。ギルクリスト女史に盛られたストリキニーネ。ポアロの要請で集められた一族。ある違和感に気が付いたスーザンを襲った悲劇。

     2011年10月19日読了

  • 最後の最後まで、最初の事件が解決したのか、解決しなかったのかがわからなかった変わった作品です。

    本筋の事件が何かがわからないまま終わってしまった。

    最後の仕掛けの展開の速さについていけなかったのかもしれません。
    分厚い本なので、結論知ろうと、あわてて読んだのがいけなかったのかもしれません。

    東京、大阪の新幹線くらいの3時間近い時間があるときに読むべきだと反省しています。

    ポアロもののなかでは、読み応えがありました。

  • 実写版…最高です(^o^)
    最初の始まりが印象的
    みんな怪しすぎる(^p^)笑

  • /?day=20070202

  • 初読。
    してやられた。「だって、リチャードは殺されたんでしょ」、この一言に尽きる。。。

  • 持っているのはハヤカワミステリ文庫版ですが、画像がないのでこちらを登録。

  • メイントリック(トリックという言葉は妥当ではない気がしますが)は、他作家の作品にもあると思いますが、密室トリックや叙述トリックの相似とは違う。犯罪を成し遂げるため、警察の目を欺くための偽装工作というより、犯人の内面の志向が反映された行動だから。そして、ポワロが真相を突き止めるきっかけとなった犯人のわずかなミスについても、うっかり見落としていた犯人の愚かさというよりも、それに気がつかなかった、気がつけなかった人間の哀れさの方が印象に残る。

  • 何年かぶりに読んだけど、全く覚えておらず。
    なので犯人も最後まで分からず、楽しめました。

    ポアロシリーズは大好きです。

  • 折原一氏が解説で、クリスティの中で一番の作品と言っているので、最近のマイブームにのって読んでいました。この作品は過去には読んでいないはずです。

    「だって、リチャードは殺されたんじゃなかったの?」

    アバネシー家の当主リチャードが病死した葬儀の後の、遺言状公開の席上で、末妹のコーラが無邪気に発したこの言葉。このとき、席上にいた親戚一同の凍りつくような雰囲気。それがまざまざと映像のように意識させられるうまい冒頭です。

    そして、その言葉を発したコーラ本人は翌日殺されてしまうのです。

    なかなか憎い演出と意外な犯人で楽しめました。久しぶりに読むとポアロのもったいぶった演出も気にならなくなっていました(笑)。犯人はわかりませんでしたが、鏡の話から、その仕掛けは薄々わかりました。そしてヘレンが電話をした時に・・・でも、それでも犯人は分からなかったかな。

    でも、私が犯人なら、ここまで頭のいい用意周到な犯人なら、こんなことしなくても望むものは手に入れられるような気もしますが(笑)。

    すっかりクリスティ再読がマイブームになり、続けて数冊読みたい感じです。

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