牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 35)

  • 早川書房
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300356

感想・レビュー・書評

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  • (0勝1敗)ポアロロスを経験したが、マープルシリーズが始まり一気に高揚感(^^♪マープルはポアロと違ってその辺の素人おばあちゃん。でももの凄い洞察力。これはポアロ級でした。牧師館でプロザロー大佐が拳銃で殺された。死亡推定時刻から絞られる怪しい人。しかし、登場人物同士の複雑な関係性、怪しい人間ばかり登場。これはポアロシリーズと同様。伏線やヒントが張り巡らされていたが、それを感じ取ることができなかった。でも違和感はあったんだよな。またクリスティーの術中に嵌まった。一番怪しくない人が一番怪しいのかもね。④

    • アールグレイさん
      ポプラさん(*^。^*)
      お久しぶり~!
      ポプラさんがポアロロスなら、私はバレーボールロスです。やっと落ち着いてきたところ。今度は、マープル...
      ポプラさん(*^。^*)
      お久しぶり~!
      ポプラさんがポアロロスなら、私はバレーボールロスです。やっと落ち着いてきたところ。今度は、マープルさんですか。早速一敗してしまいましたか?
      それはそれは、次回に賭けましょ(ホホホ^O^)
      2023/10/15
    • ポプラ並木さん
      アールグレイさん、
      こんばんは!
      おおーバレーボール・ロス、ご一緒ですね。
      実は読書メータで、読み友さんと一緒にリアルタイム・応援会や...
      アールグレイさん、
      こんばんは!
      おおーバレーボール・ロス、ご一緒ですね。
      実は読書メータで、読み友さんと一緒にリアルタイム・応援会やっていましたよ!
      白熱しましたね。
      マープルは最後の最後で外れてしまいました。惜しかった・・・
      でも1回は当てたいです。
      あとで、アールグレイさんの感想、見に行きますね。
      ではでは。
      2023/10/15
  • 一気読み。再読だが内容をすっかり忘れてたので犯人探しを純粋に楽しめた。語り手が怪しいアレみたいな話だったっけ?とか皮肉たっぷりのイギリスジョークや定番的なラストにニヤリとしたり、ミス・マープルものを堪能した。

    • ポプラ並木さん
      111108さん、お久しぶりです。
      マープルシリーズを読み始めました。
      犯人予想はとても難しかったです。
      毎回翻弄されそうです。
      1...
      111108さん、お久しぶりです。
      マープルシリーズを読み始めました。
      犯人予想はとても難しかったです。
      毎回翻弄されそうです。
      1回は当てたいな!
      2023/10/15
    • 111108さん
      ポプラ並木さん、コメントありがとうございます。
      マープルシリーズいかがですか?やっぱりクリスティーは隠し方が上手いですよね。ポプラ並木さんの...
      ポプラ並木さん、コメントありがとうございます。
      マープルシリーズいかがですか?やっぱりクリスティーは隠し方が上手いですよね。ポプラ並木さんの犯人当て、何勝何敗になるかこれからも見物させてくださいね♪
      2023/10/15
  • セント・メアリー・ミード村に住むプロザロー大佐が牧師館の書斎で銃殺された。
    彼はお世辞にも人徳のあるタイプではなく、村の人間は彼に対し何らかのネガティブな感情を持っていた。

    語り手となる牧師レオナルドは、教会への献金で大佐から不正流用を疑われ、憤慨している。
    大佐の娘、レティスは、画家ローレンスの絵のモデルをしていることで大佐と反目している。
    村に滞在する考古学者、ストーン博士は、大佐から無学だと揶揄され、激しい口論をしている。
    ローレンスと大佐の後妻、アンは恋仲になっていた。

    その他、謎めいた女性、レストレンジ夫人や、怪しげな動きをする副牧師ホーズ、突拍子もない言動でレオナルドを振り回す妻のグリセルダなど、登場人物は一癖も二癖もある者ばかり。
    そんな中、ローレンスが銃を持って自首してくる。しかし彼の言動にはおかしいところがあって‥‥。

    そこでわれらがミス・マープルの登場である。
    本作は、ミス・マープルシリーズ長編第一作。後期のシリーズより活動はやや控えめで、クリスティ自身も、彼女をどのような形で活躍させるのか、様子見しているような雰囲気も感じられる。

    しかし、事件の舞台は彼女の住むセント・メアリー・ミード村、しかも彼女の家の隣で起こっているのである。
    積極的に動かなくても、事件を直接見聞きできる立場であった彼女は、グリセルダから恐れられるほどの鋭い観察力を駆使し、過去に出会った人間の性質を事件関係者に当てはめて犯人の行動を推理することで、事件を解明に導くのである。

    事件の謎は、クリスティの他の小説にも使われている仕掛けで、目新しさはない。また、後期のシリーズに見られる、おばあちゃん仲間でわいわいおしゃべりしたり、おせっかいを焼きながら事件を解決するようなにぎやかさに欠ける。
    ミス・マープルのさらなる活躍は、今後のシリーズ作品を乞うご期待、である。

  • ミス・マープル初登場。
    アガサ・クリスティが大好きで、昔、たくさん読みました。が、「いやー!面白かったー!」という満足感は覚えているのですが、話の内容、犯人、動機、、、キレイに忘れてるー。この本も絶対読んだはずなのに。
    ということで、初めての気持ちで犯人を予想しながら読みました。
    マープルは怪しい人物は7人いると言ってましたが、本当にみんな怪しい。みんな動機がある。しかしアリバイもある。
    結果、見事に騙されました。わからなかった。
    マープルは村の人々とおしゃべりしながら、淑女然として振る舞い、全てを見通し、真実に導く。村のおばあさんと少しバカにしてた警察本部長が、マープルの謎解きを聞き、言葉を失うのは痛快です。
    読後はやっぱり「いやー!面白かったー!」

  • 最近、動画でミス・マープルを見たので、本で読んでみたくなった。
    探偵でもない一老女が事件にここまで関与できるとは、少し現実味がないようにも思えるが、小さな村だから、アリなのかもしれない。舞台選びの妙なのだろうか。
    クリスティー作品は何度でも読んで楽しめる。何故だかそのたびに誰が犯人だったか忘れており、再び犯人探しを一から楽しめてしまうのである。

  • ミスマープル第一作(ということになっている)。実はミスマープルってアニメ見るまで知らなかったのよね。そのせいで、ポワロの脳内イメージはデビッド・スーシェ(もちろん声は熊倉一雄) なのだけど、ミスマープルのイメージは八千草薫だったりする。
    でそのまま読み進めていたのだけど、やっぱりアニメのミスマープルはちと上品過ぎですな(まあポアロもそうだけど)。

  • テレビでミス•マーブルを観て面白かったので、原作も読んでみました。
    牧師のクレメントの手記の形式で謎解きされていきます。
    ミス•マーブルは時々登場して、エッセンスのような役割りですが、まさかの結末でした。
    これがミス•マーブルの最初の事件ということなので、次作も楽しみです。
    色んな出版社から出ているので、人気のあるシリーズなんだな。

  • ミス マープルのシリーズは初めて読んだ。おもしろかった。
    ポワロより好きかもしれない。
    こういうちょっと昔の外国のミステリーは、あまり現実感がなくて好き。
    マープルの他の本も読んでみようと思う。

  • 初マープル。
    ポアロは過去にも何作か読んだことはあったが、
    マープルにはなぜか手つかずだった。
    テレビで見た覚えはなぜかあるのだが。

    登場人物が多く、中盤くらいまでは
    人物リストを確認しながら読み進めることとなる。
    特に老婦人方のキャラが似通っているせいか、
    見分けがつきにくかった。
    こんなゴシップ大好きの村住むのやだなー。牧師も大変だ。

    話自体はちょっと長めだが飽きずに読める。
    犯人は相変わらず分からなかったという。
    言われてみれば確かに怪しい個所はいっぱいあったのだが。

  • 初めてのマープル作品で読みました。閉鎖的な村の中で起きた殺人事件に対して、牧師の視点で描かれており、最も犯人ではないと考えられる人間が犯人であるというポアロ一作目のスタイルズ荘にも通じる描かれ方をしている。
    心を打ったセリフは『若い者は年寄りはばかだと思ってるけど、年寄りは若い者がばかだということを知っている』で、最後に出てきて思わず頷いてしまった。

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