予告殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

制作 : 田村 隆一 
  • 早川書房
3.65
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本棚登録 : 656
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300387

作品紹介・あらすじ

その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。「殺人お知らせ申しあげます。12月29日金曜日、午後6時30分より…」いたずらか?悪ふざけか?しかしそれは正真正銘の殺人予告だった。時計の針が予告の午後6時30分を指したとき、銃声が響きわたる!大胆不敵な殺人事件にミス・マープルが挑む。

感想・レビュー・書評

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  •  朝刊に殺人をお知らせ申し上げます、という衝撃的な広告が載る。何かのパーティーだと思った村の人は、広告に載っていた家に実際に向かうが、その場で本物の殺人が起こる。大胆不敵な事件にミス・マープルが挑む。

     さりげない会話の中に巧みに伏線をしのばせるのはクリスティーの得意技ではあるのですが、今回はそのさりげない会話が中盤に多すぎたようにも感じます。そのためにちょっと中だるみ感を感じてしまいました。

     でもやっぱりそのしのばせ方は巧いの一言に尽きます。途中違和感を感じたところがあったのですが、それが最後のマープルの推理披露できっちりとそのモヤモヤが明かされた時の快感は、やはりクリスティー作品だから味わえるものなのだと思います。

     もう一回問題のところを読み返してみると、ああなんでもっと深く考えなかったのか、と歯噛みしてしまうんだろうなあ。それが本格ミステリーを読む醍醐味でもあると思います。

  • 最初は誤植だと思ったのに…

  • マープルもの。マープルものはおば(あ)さんが中心になることが多いので、台詞が長い長い。その中にあるポイントを突いていくわけですな。

  • 娘時代のことを知ってくれている人がこの世を去ると、人はほんとにひとりきりになってしまう、っていうマープルの言葉が頭から離れない。いつか実感を伴って、この言葉を振り返るときがくるのかな。
    あと「世間に悪意や怨みを持っている人は常に危険です。その人たちは、世間は当然自分たちに償いをすべきだと考えているのです」っていうマープルの洞察が、タイムリーで辛い。70年くらい前の作品なのにね。

  • ミス・マープル物。ローカル新聞に「殺人お知らせ申し上げます」の広告。指定の日時に殺人が起きる!?クリスティらしい、なんとも魅力的な設定。この予告殺人の本当の意図は?真相まで二転三転する展開にすっかり騙された。

  • 2018/02/28読了

  • 「殺人予告」「パーティー」「停電」「銃声」「入れ替わり」「富豪の遺言」ミステリーファンの心を躍らせるワードたっぷりの、これぞ推理小説!でした。

    殺人予告された家にはしゃぎながら集まる近所住民も、「殺人予告されちゃったわ、大変!…御馳走用意しなきゃ」な家主も、みんな反応がほのぼのしています。この空気感が好きです。

    ところで本筋とはあまり関係ないけれど、どーーしても気になった点が一つあります。
    パトリックはレティシアの何なんですか?
    本の登場人物紹介欄では従弟、地の文では甥、本人のセリフでは「遠い親戚です」…どれだよ、と小さなところで引っかかってイライラしてしまいました。
    図書館から借りてきた本で現在手元になく、私が読んだのが旧訳か新訳か何版かも分からないので、もしかしたら他の版ではちゃんと統一されているのかもしれませんが。

  • マイベストマープル。

  • 図書館で。
    殺人事件がどうとかよりも地域のローカルニュース満載の新聞とその地域に住む人々の社交関係が面白いですね。日本でも地方紙とかはローカルネタ満載で全国紙よりもそちらをよく読んでいるって人が多そうだし。

    なんかこの人怪しいなあ…という人は多かったのですがまあこの人が真犯人か、という妥当な線で終わりました。ともあれ、殺人事件とその解決よりも背景に描かれている家庭事情とかが面白かったです。

  • マープルもの。
    途中から一気読み(笑)。最初と最後は各種新聞の名前の羅列。どの新聞を読むか、で、社会階層を推し量れるというイギリスならでは、な感じから始まり、それが意外にも…という感じで終わる。地域のメディアとしての新聞、なるほど。

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