ねずみとり (ハヤカワ文庫)

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  • 早川書房 (2004年3月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784151300660

感想・レビュー・書評

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  • 【戯曲】
    「吹雪の山荘もの」で大好きなクローズド・サークル!

    タイトルからは全くクローズド・サークルだと想像できなくて、攻略本でも★3だったのでノーマークだった。
    正真正銘のこれぞ王道クローズド・サークルという作品だった。

    魅力的なキャラクター、ストーリー、戯曲っぽいラストと全てのバランスが良い。
    特にラスト好きだー。

    1952年から世界で最長連続上映をしている理由は、このバランスの良さのような気がする。

    以前に★10を付けた戯曲『検察側の証人』の方が意外性や面白さからすると断然優れていると思う。
    でも子どもでも、ミステリー好きじゃなくても、誰でも楽しめるわかりやすさは『ねずみとり』だと思った。
    「この中で嘘をついているのは誰か?」というシンプルで王道のドキドキ感は、この先もずっと変わらず愛され続ける作品だと思う。

    解説によると、この作品はメアリー王女80歳の誕生日記念に書かれたラジオドラマが原型だそう。
    誕生日にミステリーのプレゼントだなんて、英国だからこそで知的で素敵だ。

    戯曲は登場人物のキャラクターや動き、ト書きなどを頭の中で想像するのがとても楽しい。
    第1幕が終わった時は、自分も本を閉じ休憩して演劇を観に行ってる感を出して気分を盛り上げている。

    たくさんの観客に楽しんでもらうために練りに練られているので、戯曲は無駄がなくてハズレがない。
    クリスティーは小説だけでなく、戯曲もすごく面白い。

    自分の夢が一つ増えた。
    いつかイギリスで『ねずみとり』を観てみたい。そんな日を夢見て日々頑張ろう。

    • ひまわりめろんさん
      素敵な夢!実現するといいね!
      素敵な夢!実現するといいね!
      2024/08/19
    • Naotyさん
      ひまわりめろんさん

      ありがとうございます!!
      いつか必ず観てみたいです(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠☆彡
      ひまわりめろんさん

      ありがとうございます!!
      いつか必ず観てみたいです(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠☆彡
      2024/08/19
  • 短期集中アガサ・クリスティー第三弾。

    突然ですが著者の名前問題。
    みなさんアガサ・クリスティーって、何て呼んでます?

    名前の呼び方って三種類あると思うんですよ。
    ①姓で呼ぶ
    ②名前で呼ぶ
    ③フルネームで呼ぶ

    ①の姓で呼ぶのが一般的かなー。
    エラリー「クイーン」
    エドガー・アラン「ポー」
    コナン「ドイル」
    「太宰」治

    ②の名前呼びは国内の人に多い。
    江戸川「乱歩」
    夏目「漱石」

    ③が一番無難かな。
    藤沢周平
    パット・マガー
    村上春樹
    ダニエル・キイス

    で、アガサ・クリスティー。
    なんとなくだけど、「アガサ」「クリスティー」「アガサ・クリスティー」と人によって呼び方がまちまちな気がする。
    「クリスティー」呼びが一番多いかな。「クリスティー文庫」ってぐらいだし。
    でも俺はなぜか「アガサ」って呼んでしまう。
    人生の先輩だし、合ったこともないから呼び捨てもなんなので、「アガサさん」と。
    アガサさん……。
    口に出してみると呼びづらい。
    なので略して「アガさん」と呼んでます(笑)

    はい。アガさん、アガさん、ア~ガ~さん。
    (バナナン、バナナン、バ~ナ~ナンのリズムで)

    あとはそうだな~。
    ミネット・ウォルターズも「ウォルターズ」とは呼ばないな~。
    普段は「ミネットちゃん」と呼んでます。
    なぜか「ちゃん」付け(笑)

    まあ、好きに呼べばいいわな。

    あ。本書の内容。
    戯曲です。
    ロングランらしいです。
    雪に閉じ込められた山荘で殺人でみんな怪しく思えます。
    ちょっとヒッチコックぽいかも。
    いい具合に忘れたので再読したんですが、読んでいるうちに思い出してしまいました。残念。

    忘れてしまいたいことほど思い出してしまうもんだよな~。人生ってヤツは。夜風が身に沁みるぜー。
    ( `ー´)フッ

    • ultraman719さん
      ビッグダディもかたなしでしょ!w
      ビッグダディもかたなしでしょ!w
      2024/10/11
    • 1Q84O1さん
      土瓶師匠

      失格ですか…
      そーですか、失格ですか…
      96冊は読めないので棄権します
      アガさんと呼ぶ資格もなさそうなのでティーさんと呼ばせて頂...
      土瓶師匠

      失格ですか…
      そーですか、失格ですか…
      96冊は読めないので棄権します
      アガさんと呼ぶ資格もなさそうなのでティーさんと呼ばせて頂きます!
      2024/10/12
    • ultraman719さん
      一休さん

      クリちゃんにしよ!w
      一休さん

      クリちゃんにしよ!w
      2024/10/12
  • このレビューは土瓶先生に感謝の気持ちを込めて……(⁎ᵕᴗᵕ)⁾⁾…

    アガサ・クリスティの戯曲は初めて。
    知ってよかった。
    話が台詞で進むのでスラスラと読めた。
    教えてくださった土瓶さんに感謝です(^_^)
    ………………………………………………………………………

    原題は"The Mousetrap"。
    館系ミステリー。舞台は山荘の広間。外は大雪。
    第一幕 第一場:午後遅く/第二場:翌日の昼
    第二幕 10分後
    こんな短い時間の物語である。

    戯曲なので、舞台のセットや小道具、役者の台詞・行動も細かく書かれている。
    登場人物が舞台によく出入りするので、誰が不在か、怪しい行動をしているか、絶対に見逃さないぞ、と意気込んで読んだが結末は予想と違った。
    クライマックスでは、ここで起きた事件の犯人の目星をつけるために、残された者達だけで犯行時の再現をしてみる。その際、必ずしも同じ人物でなくてもよい、という展開が面白いなと思った。
    こういうのは、舞台ならでは!

    戯曲を読むと、何とも言えない不思議な感覚を残す。
    読者なんだけど観客。観客なんだけど読者。
    座席から舞台を見ているような、登場人物近くで見ているような…それとも自分がなりきっているのか?

    戯曲なので考えてみた
    【キャストイメージ】
     (プロデュースbyなおなお)
    ※イメージとかけ離れていたら申し訳ない^^;

    モリー・ロールストン   杏
    ジャイルズ・ロールストン 仲村トオル
    クリストファ・レン    生田斗真
    ボイル夫人        デヴィ夫人
    メトカーフ少佐      吉田鋼太郎
    ミス・ケースウェル    冨永愛
    バラビチーニ氏      古田新太
    トロッター刑事      福士蒼汰

    • なおなおさん
      ひまわりめろんさん
      コメントをありがとうございます。
      お待ちしておりましたw嬉しいです。

      大道具さん目線…なるほど!有りですよ、確かに。
      ...
      ひまわりめろんさん
      コメントをありがとうございます。
      お待ちしておりましたw嬉しいです。

      大道具さん目線…なるほど!有りですよ、確かに。
      舞台では、セットされた広間以外の応接間、図書室、食堂、2階、裏階段etcは想像するしかないので、その目線は大事だと思いました。
      こちらこそ頭が硬くなる思いですw
      2022/03/21
    • なおなおさん
      土瓶さん

      土瓶さんの戯曲は「舞台を観る」ではなく、「読む」という言葉に、そうそう!言いたいことはこれ!と戯曲を読んだ後の不思議な感覚がはっ...
      土瓶さん

      土瓶さんの戯曲は「舞台を観る」ではなく、「読む」という言葉に、そうそう!言いたいことはこれ!と戯曲を読んだ後の不思議な感覚がはっきりとしました。
      こちらこそありがとうございます。

      そして読書中に曲が聴こえてくる…ってすごい能力!
      これまでの読書の積み重ねから養われたものでは?
      土瓶さんこそ、この"ねずみとり"の演出をしてみたらいかがでしょう?
      私が提案したこのキャストで!w
      私もある作家の絵本から、バックミュージックや効果音が流れた経験があるんですよ。
      ♩ジャジャーーンとか、♩チャララララララ〜…みたいな…この程度ですが^^;
      なので、曲が聴こえるって何となく分かります。
      2022/03/21
    • なおなおさん
      土瓶さん
      ひまわりめろんさん

      お二人との楽しいやり取りから、この"ねずみとり"を知り、忘れられない大好きな本となりました。
      ありがとうござ...
      土瓶さん
      ひまわりめろんさん

      お二人との楽しいやり取りから、この"ねずみとり"を知り、忘れられない大好きな本となりました。
      ありがとうございました。

      図書館で借りたのですが、汚れていてぼろぼろでした。それがまた嬉しかったりします。
      たくさんの人に読まれているのだろうと。
      記念&さらなるプロデュースのために購入しようと思います。

      またオススメの本を教えてくださいね。
      2022/03/21
  • 戯曲ってあんまり好きじゃないんですよね

    (衝撃の告白からスタートしております)

    高校生くらいの頃かな?
    文学青年きどりたいわたくしはシェイクスピアも有名どころはほとんど読んだんですよ
    でもその頃からダメだったんですよね
    んでもそれって固定観念や先入観あるいは単なる無知から来てたということが今となっては分かっていて、あれから何十年もだった今改めて読んだら何か変わっているかな?と考え
    土瓶さんにお勧め頂いたのももしかして転機となるかな?と思ったのですが…

    結論を言うと三つ子の魂百までというやつでした(★3の時点でわかる)

    ではなぜ戯曲があまり好きではないのか?ということなんですが…
    まずはっきりさせておきたいのはシェイクスピアもこの『ねずみとり』も素晴らしい物語だということは間違いないんです
    間違いないんですが戯曲って未完成品だよねって思っちゃうんです(まぁ了見の狭いこと)
    舞台になって初めて完成品だよねって
    もしこの『ねずみとり』を舞台で見たら(もちろん脚本だけで決まるわけではありませんが)立ち上がってブラボーって言ってたかもしれません
    でも戯曲って設計図やん!そんなん舞台や映画が好きな人がコレクションするやつやん!って思ってしまうんです

    うんもうしょうがない
    しょうがないこれは

    面白ければ面白いほど小説で読みたいな〜(あるいは舞台で)って思っちゃうんですよね
    なのであんまり好きじゃないのです

    • 土瓶さん
      ひまわりめろんさん、こんばんは~。
      う~ん。ダメでしたか……。
      まあ、私も内容はさっぱり覚えていないんですけど、なんとなくおもしろかった...
      ひまわりめろんさん、こんばんは~。
      う~ん。ダメでしたか……。
      まあ、私も内容はさっぱり覚えていないんですけど、なんとなくおもしろかったおぼえがあったもので。
      失礼しました><
      2022/02/28
    • なおなおさん
      ひまわりめろんさん、土瓶さん、再びこんばんは〜

      ひまわりめろんさん、そうでしたか。
      素直な感想、参考になりました。

      私は舞台やミュージカ...
      ひまわりめろんさん、土瓶さん、再びこんばんは〜

      ひまわりめろんさん、そうでしたか。
      素直な感想、参考になりました。

      私は舞台やミュージカル、映画が大好きなので楽しめるかも。
      「ねずみとり」、いつか読みますよ〜!
      (何でしょう…この自信^^;)
      2022/02/28
    • ひまわりめろんさん
      土瓶さん
      なおなおさんこんばんは

      『ねずみとり』自体は戯曲としてはすごい傑作だと思います
      場面転換なしで登場人物のやり取りとラジオから流れ...
      土瓶さん
      なおなおさんこんばんは

      『ねずみとり』自体は戯曲としてはすごい傑作だと思います
      場面転換なしで登場人物のやり取りとラジオから流れるニュースだけで至極のミステリーに仕上がってます
      さすがクリスティー!と思いますので戯曲に抵抗のない方はすごい楽しめると思います

      また何かあったらおすすめ教えて下さいね〜
      新しい扉どんどん開けたいんでよろしくお願いします
      2022/03/01
  • おばの遺産を元手に古い山荘を買い取り、民宿を始めた若夫婦。初めて5人の客を迎えた夜は大雪で、山荘へのアクセスは遮断された。さらに、ラジオからは殺人事件のニュースが流れ、山荘に警察官がやってくる。殺された女性はかつて三人のみなしごを引き取るが、悪質な責任放棄により一人を死なせてしまうという事件を起こしていた。

    犯人が所持していたとみられる手帳には、殺人事件の現場の住所の他に山荘の住所、さらにはマザー・グースの一節「三匹のめくらのネズミ」と書き込まれていた。警察は、山荘に滞在する者のうち過去の事件の関係者がおり、犯人に命をねらわれるとみる。果たして事件の関係者は誰なのか。そして犯人は山荘にいるのか。

    ロングランの世界記録を更新し続けるクリスティーの戯曲。
    ストーリーは閉鎖空間の中で事件が起きる『クローズド・サークル』形式で、山荘の宿泊客という、クリスティーお得意の「アイデンティティの偽装」が行われやすい設定である。
    戯曲であるため、やはり演劇として見ることが一番楽しさを味わえるのだろうが、クリスティーは文章で読んでもちゃんと面白い。
    結婚1年目で慣れない民宿経営という若夫婦の不安定さもさることながら、妙に奥さんになれなれしい若い男性や必要以上に夫婦につっかかるマダム、緊急避難で急遽宿泊することになった外国人客など、宿泊客も怪しさ満載だ。さらに、マザー・グースの調べが不安をいっそうかきたてる。

    クリスティーをかなり読んできた私からすると、内容はわりとオーソドックスな展開で、犯人もある程度想定できるのだが、クリスティーのエッセンスをぎゅっと凝縮したような濃密さは十分魅力的である。

    本書を上映の際は「帰宅しても結末について話さないでください」という劇場アナウンスが流れたという。初見のお客さんにとってこの展開は十分衝撃的だっただろう。
    なかなか機会はないのだが、一度クリスティーの戯曲を演劇で堪能してみたい。

  •  僕は舞台の事は詳しくないが、イギリスでもっともロングランしていた作品がこの作品の様だ。
     過去に小説版を読んでいるが、戯曲についても楽しむ事が出来た。戯曲の方が少し抒情的に感じるのは小説版から時間が経っているせいか。戯曲構成の為か。いずれにせよ、クリスティ作品の中でも完成度は抜群で余計なものが無い、研ぎ澄まされた様な作品だ。
     クリスティの傑作、名作は数十作に上るが、今作では「これぞクリスティ!!」と舌を巻く、王道の「雪の密室」と「フーダニット」そして「メロドラマ」の組み合わせだ。最後のオチまでしっかりと描かれており、舞台は観ずともミステリーとして面白い。
     舞台用なので登場人物が小説よりもわかりやすく丁度いい人数の為、読者が推理する楽しみも味わえる。舞台装置や俳優の動き方はイメージ出来なかったが、舞台で見たら面白そうだと興味が生まれた。

     若い夫婦モリーとジャイルズがロッジをオープンし、そこに宿泊に来る数名。何かしら一癖も二癖もありそうな面々。そして時折聞こえるラジオでは、近隣で起きた殺人事件のニュースが流されており、犯人は捕まっていない。
     ロッジのオープン日は豪雪に見舞われ、予約できた人々も、トラブルにて偶々やってきた人も閉じ込められてしまう。
     そんな折、モリーの元に警察から連絡があり、緊急の用件でロッジにやって来るという。
     刑事がやって来て近隣の殺人事件とロッジの関係性、過去に起きたとある事件の顛末を語りながら殺人事件が起きない様に注意喚起をしていくが・・・。

     何度もいうが、まるでお手本の様な完成度であり、雪の中の舞台効果がよく発揮されている。
     舞台としてロングランされる理由もわかるし、読んでも面白い。ポアロの様だと形容されるバラビチーニのキャラクターを置いた事である意味読者はミスリードされる(笑)。いずれにせよ、「今作の様な」構成のトリックもやはりクリスティが書いていたのかと脱帽だ。本当に彼女は全てのミステリのトリックを生み出したのでは。と疑ってしまう。

  • アガサ・クリスティーの作品は初の読了。
    ミステリーは普段読まないんだけど、アガサ・クリスティーの作品が語れたらかっこいいかなって思って。笑
    何も調べず、薄めの文庫本を手に取ったので
    終始舞台上の道具の配置とか演者の動きとかの話をしていて何のことかと思ったら。ロングセラーの演劇のお話しなんですね。自分の無知が恥ずかしい…
    そんな右も左も分からない状態のまま読み進めたが、普通に面白かった。物語に入り込まずサラサラと文字を追っただけの私でも最後はちょっとびっくりしたし、話しのまとまりとか、テンポの良さとか、流石だなと思った。
    ケースウェルはトロッターの本物の姉なんだよね?
    ケースウェルは何しに来てたんだ?久しぶりの2人の再会の描写はあれだけ?
    なんて思ってしまうのはミステリー初心者の感想ですかね(°▽°)

  • アガサクリスティーがミステリーの女王と言われる理由は、ミステリーとしての組み立ての見事さはもちろんだと思うのですが、英国文化にあまり詳しくない私でも登場人物のキャラクターがきちんと判別出来る、関係性をそれとなく感じるといった表現にあるのだと思った。

    よく結末が見えてしまって興醒めすることもあるのですが、本作は登場人物皆が怪しく最後まで楽しめました。
    大どんでん返しとかがあるわけではないのですが、物語の中でほのめかされる伏線をきちんと回収しいて見事だと感じた。

    舞台装置についても写真と見取り図が付いていたのでイメージが湧きやすかった。ロングラン戯曲ということなので、是非演劇も見てみたいと感じた。

  • mousetrapを見に行く前に原作を予習しようと思って読み始めた。
    読み終わってまず初めの感想としては、短いのにめちゃくちゃ満足感がある。主な理由としては1つ、戯曲なだけあってテンポが良くキャラも立っていること。カタカナの名前を覚えるのが苦手なわたしでもすぐに登場人物を自分の世界にインプットできた。さらにもう1つ、話の構成がわかりやすく、いい意味でミステリーのテンプレをいっていること。大体流れは読めるが、不思議と肩透かしをくらった感じはない。
    れっきとした殺人事件が起きているのに、いまいち舞台に緊張感がなく、終始なごやかで間の抜けた雰囲気が漂っているのもこの作品の愛すべき点。ぬるっと殺されて特に悲しまれてもいない被害者のあの方には同情。特にラストの締めくくり方が大好き。あれ?わたしが読んでたのってミステリーだよね?

  • 2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。戯曲なのか、脚本なのか。ミステリとしては本当によくあるタイプではあるが、それだけに面白いと思う。舞台作品として基本がきっちり抑えられているらしい。舞台は見ないのでよく分からないのだが。

    解説:「永遠の女王」(作家)石田江良、

  • 全員怪しいと思わせておいてのオチが凄かった。
    さすがとしか言いようがない。

  • 2023一作目。友達が勧めてくれたアガサ・クリスティ。コナンが大好きなのに、ミステリーものは怖くてあまり読めない私だったけど、この作品は私ににちょうどよかった。解説で述べられていた「ほどよい趣味のよさ」という表現に共感。

    とにかくプロットがシンプルで美しい。

    初めて戯曲を読んだから、読み始めはその文体自体に慣れなかったけど、読み進めていくと情景がわかりやすく浮かんできて、本当に劇を見ているかのようだった。

  • これは途中で犯人の目星がついたが、どうやって事件関係者がその場所に2人同時にいられるように工作できたのかわからない。
    本物の刑事は2件目の事件を阻止できなかった大失態の割には悠々と構えてたなぁと。実の姉に気づかないってあるのかな?

  • ミステリーの女王アガサクリスティー戯曲
    1952年S27ロンドン初演以来2万回以上世界で最も上演させている作品。若き夫婦が山荘を開業させた日ロンドンでは殺人事件発生し犯人が逃走中山荘は大雪に見舞われ孤立にどこか怪しげな宿泊客がやって来てそして殺人事件が発生する。カーテンコールでは観客に筋書きの結末を漏らさないようにお願いしているらしいです。
    いつか日本でも上演していただきたいです。

  • ミステリーものとして有名な戯曲。

    新規開店したコテージのラウンジが舞台。
    コテージの主人の若夫婦、客、招かれざる外国人、犯人を追ってきた刑事、
    彼らの中に殺人犯が居る・・・
    という趣向の作品。

    ミステリーとしては、スキーに関する言動が鍵かと思います。

    プリーストリーの『夜の来訪者』と似た雰囲気があると感じました。
    私は『夜の来訪者』のほうが好みです。

  • クリスティーの伝説の劇作品をどうぞ!

    雪に閉じ込められた山荘、謎の宿泊客たち、ラジオから流れる殺人事件のニュース、そして起きる殺人。すべてが馴染みのあるミステリ劇。もちろん、クリスティーの時代は新しかったのかもしれない。でも今となってはオーソドックスだからこそ、この劇がロングランした理由がわかる。ちょうどいいのだ。舞台で見てみたいと思う。舞台の上の世界にのめり込み、真相にびっくりしたい。

  • 同じ訳者による『白昼の悪魔』を読んだときに、なんだか癖のある文体の人だと思っていたので不安だったが、こちらは気にならなかった。

    舞台の大道具の配置図が載っており、また、話が一つの場所だけで進行するというのもあり、読みやすくもある。内容も短くまとまっていて面白い。しかし、大団円のところで、登場人物が一人だけ出てこなくて、あれっと思った。あいつ、あそこで出番終わりなの? と。(これは話の核心とは関係がないのでネタバレではない)

  • 舞台作品でも見てみたい

  • ロンドンで歴史的ロングラン中の舞台『ねずみとり』の原作戯曲であり、のちの推理小説、漫画などに影響を与えまくりのもはや古典。

    雪に閉ざされた山荘、5組の宿泊客、ラジオで知らされるロンドンで起きた殺人事件。古い童謡になぞらえた第二の被害者。山荘にいるだれが、連続殺人の犯人なのか?

    舞台を見ていたのに、細かい部分はすっかり忘れていたなー。いまとなっては古めかしいスタイルのミステリーだけど、古典となるものはやっぱり面白い!金田一少年ならどうやって謎をといたかな?

  • クリスティは結構読んでると思ってたけど、戯曲は読んだことなかった。
    良質な古典ミステリとはこういうものだ…とシミジミ。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アガサ・クリスティの作品

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