- 早川書房 (2004年3月16日発売)
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感想 : 53件
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784151300790
作品紹介・あらすじ
植民地帰りの元警官ルークは、列車内で同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で、密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くというのだ。くだらぬ妄想だと聞きながしたルークであったが、翌日なんとその老婦人が車に轢き殺されたというのだ……。
みんなの感想まとめ
人間の心理と犯罪の暗い側面を描いたこの作品は、元警官のルークが老婦人から聞いた連続殺人事件の真相を追う姿を描いています。老婦人の「殺人はとても容易なんですよ」という言葉が物語の核心を突き、ルークは彼女...
感想・レビュー・書評
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【ノンシリーズ】
1939年クリスティー49歳。
元警官のルークは、列車内で同席した老婦人から「自分の村で起こっている連続殺人事件の犯人を知っている」と聞かされる。
その直後にその老女が死亡したことを知る…。
「殺人はとても容易なんですよ」と話す老女のセリフが印象的。やっぱりクリスティーは引き込むセリフが上手い。
元警官のルークが素人探偵役。
読んでる時にド素人の私でさえ気が付くぐらい色々とわかりやすかった。
もしポアロやマープルがいたら秒で解決しそうな気がする。
素人探偵ものを読んでると、やっぱりポアロとマープルの観察力と洞察力はすごいよなと改めて感じる。
面白かったけど、他の作品と比べて驚きが少なかったのと、全体的にキャラクターの印象が弱く感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
密かな連続殺人の犯人を警視庁に知らせに行く所だという老婦人と列車で乗り合わせたルーク。その翌日婦人も轢き逃げで亡くなった事を知り現場の村に乗り込むが‥。雰囲気はマープルに近いがあまりにも軽率なルークの行動と恋にハラハラ。
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ノンシリーズ。
植民地帰りの元警官・ルークは、列車内で偶々同席した老婦人から彼女の住む村で連続殺人が行われていると聞かされます。翌日、その老婦人が車に引き殺され、さらに彼女が“次に殺されるかもしれない”と危惧していた医師が死亡したニュースを見たルークは、真相解明の為、件のウィッチウッド村に赴き、独自に調査を開始しますが・・・。
“THE・英国の田舎の村”といった感じの、村人同士が互いを監視し合っているような閉塞感や、村人たちのクセの強さ等、小さい村ならではの“一筋縄ではいかない感”を書かせたら達人級のクリスティーですが、いかんせん登場人物が多くて、ルークの地道な聞き込み場面では何度も巻頭の登場人物紹介ページを見直してしまいました(汗)。
そして、謎だった被害者同士を繋ぐ共通点・・所謂ミッシングリンクが明らかになったかと思いきや、巧妙なミスリードにまんまと騙されてしまい、後半のサスペンス的展開にはハラハラさせられました。
それにしても、真犯人のサイコっぷりにはゾッとするものがありますね。
因みに、クリスティー作品にちょいちょい登場するバトル警視が本書の終盤にちょっとだけ登場するのが何気に嬉しかったです。本当にちょっとだけですが(笑)。-
あやごぜさん、こんばんは。
『ゼロ時間』から気になるバトル警視、ちょこっと登場なんですね。
読みたくなりました〜!あやごぜさん、こんばんは。
『ゼロ時間』から気になるバトル警視、ちょこっと登場なんですね。
読みたくなりました〜!2022/05/17 -
111108さん。コメントありがとうございます♪
そうなんです~。『ゼロ時間』等でお馴染みの、いぶし銀キャラ・バトル警視がちょっとだけ...111108さん。コメントありがとうございます♪
そうなんです~。『ゼロ時間』等でお馴染みの、いぶし銀キャラ・バトル警視がちょっとだけ登場でございます。
一応登場人物紹介にバトル警視の名前が記載あるのですが、マジでチョイ役でした(苦笑)。
本書は所謂「英国田舎もの」で、これまたクリスティーお得意の小さい村ならではの濃密な人間関係がお楽しみ(?)頂けるかと思いますので、良かったら、読んでみてくださいませ(^^♪
111108さんは『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』読まれたのですね♪
こちらも、トミー&タペンスばりの冒険ミステリで面白いですよね~。
同じ時期にクリスティーのノンシリーズを読むというシンクロが嬉しいです~(^^)2022/05/18 -
あやごぜさんお返事ありがとうございます♪
バトル警視がチョイ役というのは、ある意味贅沢な使い方ですよね⁈「キャラに頼らなくても面白い物書け...あやごぜさんお返事ありがとうございます♪
バトル警視がチョイ役というのは、ある意味贅沢な使い方ですよね⁈「キャラに頼らなくても面白い物書けますけど?」みたいな(^-^)英国田舎の濃密な人間関係いいですね〜。読むの楽しみです♡
そうなんです!『なぜ、エヴァンスに〜』はトミー&タペンスにそっくりだけど、ヒロインが超お嬢様で成立する所もあるのでこれはこれで楽しいです。極悪人は出てこず必ずハッピーエンドというクリスティーあるあるで、安心してお読みいただけますよ(´∀`)2022/05/18
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植民地帰りの元警官・ルークは、列車で同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で密かに殺人が起こっており、その犯人を突き止めたという。警視庁へ向かったはずの彼女は、なんとひき逃げで亡くなってしまい──。
「殺人はとても容易なんですよ──だれにも疑われなければね。じつは問題の人物は、だれも疑ってみようともしないような人なのです」
老婦人・ピンカートンのこのセリフが呪いのようについて回る。ルークは作家を装い潜入調査を試みる。噂話がすぐ広まる小さな村で、くすぶり続ける謎の正体とは。
素人探偵ルークが協力を得たのは友人のいとこ・ブリジェット。村の有力者であるゴードン・ホイットフィールド卿の婚約者でもある。彼女とともに聞き取り調査を行うも、相変わらずの人物描写の巧みさに惑わされる。村人たちの言葉は真実か嘘か。人の心を覗き込むことほど難しいものはない。
冒頭のルークのモノローグが面白くて好きになる。
「イギリス!何年かぶりで帰ってきたイギリス!おれははたしてイギリスが好きになれるだろうか。」
「イギリス!灰色の空と身を切るようなきびしい風の、六月のある日のイギリス。このような日のイギリスは、人を歓迎する気配すらなかった。おまけにあのイギリス人たち!ああ、なんという民族だ。どいつもこいつも今日の空のような灰色の顔──心配疲れしたような憂鬱の顔。そしてキノコのようにそこらじゅうに生えている家々。ちっぽけで粗末で、むなくその悪くなるような家ばかりだ。この地方一帯に立ち並ぶあの気どった鶏小屋みたいな家々!」
ルークの言葉の方がイギリスの風よりも厳しくないか?と思わず笑ってしまう。そんな彼が老婦人が残した奇妙な謎を解くために奔走するのがいいよね。タイトルの意味もしっかり回収してくれてさすがの一言。
個人的に馴染みのない名前が多くて覚えるのは大変だった(ピンカートン、ハンブルビー、ホイットフィールド、エルズワージー、ウェインフリートなど)。作中で情報をまとめてくれたりするので、だいぶ助かった感じ。調査や推理を明かすのは素人探偵ならではの面白さだなと。
p.72
「ぼくはつねづね思っているのですが、人生で当面する最も不愉快な事実の一つは、だれかが死ぬと、ほかのだれかが得をするという事実です──金銭的な意味だけではなくて」 -
クリスティの作品として、私の中ではほどほどの面白さでした。
素人探偵ルーク氏がちょっと鈍臭くてイライラしてしまいました。 -
退職した警察官がのどかな村でひそやかに起こっている殺人事件の捜査に潜入する話。クリスティのいわゆる「ノン・シリーズ」であり,ポワロもミス・マープルも登場しない。
この元警察官がおよそ冴えとか機知というものを持たずに右往左往し,「あの嫌味なポワロでもいいから出てきてほしい」と読者に思わせるような遅々とした,そして脱線しまくりの展開。読後は「ヒロインのほうがよほど聡明だったね」と皆が考えるのではないだろうか。
イギリスの田舎や,家具やアンティーク器,お茶類の描き方など,ディテールが楽しい。 -
ポワロでもマープルでもなく、ルーク。
誰やねんと思って読み始めましたが、さすが素人探偵。思い込み強いし、軽率すぎ!
ちがうちがう!と思いながら読みました。楽しかった〜 -
列車の中でたまたま出会ったおばあさんから連続殺人事件の話を聞かされ、単なる絵空事だと思って本気にしていなかったのに、翌日の新聞でそのおばあさんが死んだことを知る…。
あらすじ読んだだけでもう面白いやつ。
珍しくメインの仕掛けには騙されなかったし、犯人もなんとなくこの人かな?と思っていたとおりの人物だったけれど、十分楽しめた。
この作品のもうひとつ面白いところはロマンス。ちょっと捻くれてる(?)ふたりの会話が絶妙でおしゃれにすら感じる。フランス映画っぽい(観たことないけど)。 -
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田舎の社会における捜査のお話がメイン。何しろ死んでいる人数が多い。
バトル刑事は登場するがちょっとだけ。バトル刑事って数作品で出てくるが、いつも主人公描写出ないなぁと改めて思う。 -
アジアの植民地から帰って来た退役警察官のルークはロンドンに帰る車中で、村で密かに行われている殺人事件をロンドン警察に知らせに行く、という老夫人と出会う。ところが翌日その老夫人はロンドンで交通事故に会って死んだ。疑問に思ったルークはその村に行き真相を探る。犯人はあれか?これか?と思いながらぐいぐいと事は進む。リズミカルな読み心地。
その村には偶然にもルークの友人の従妹ブリジェットが住んでいた。事件の背景はイギリスの階級にからむ恋愛感情か。
最後に多くのクリスティの作品の例にもれずカップルが誕生するが「好きだということは、愛していることよりもずっと大切だと思うわ。長つづきするから。あたしはあたしたちのあいだでいつまでもつづくものがほしいのよ。ただ愛し合って結婚して、おたがいにあきてしまって、ほかの人と結婚したくなるようなことは、したくないわ」と言わせている。うーむ、クリスティの本心か。
1939発表
2004.3.15発行 2011.9.15第3刷 図書館 -
今回は、ちょっと趣向を変えて、今まであまり読んだことのない作家の方々の作品にトライしてみようと思っています。
ということで、映画ではお馴染みですが書籍としては以前1、2冊読んだことがある程度のアガサ・クリスティーの作品を選んでみました。
いつもの図書館の「返却本」の棚を眺めていて、ストレートなタイトルが目についたのがきっかけです。こういったゆったりとしたテンポで進むオーソドックスなつくりの作品は、今のご時世、結構貴重ですね。 -
ドラマの放映があった時に、未読なことに気づき、視聴を中止してまず本作を読破。
変わらずのクリスティレベル。
クリスティ読んでる人なら、犯人は比較的早めにアタリがついてそう。
それなのになんでこんなに読ませるんだろう。
こういう本を読んだあとは、次に読む本がペラペラに感じたりするのである意味困ります。 -
多くの人が死ぬのに、理由がそれかと思ってしまう。確かに題名通り、誰にも怪しまれず殺人とばれなければ、殺人は容易だ。
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ドラマを視聴したが、今1つ乗れなかった。主人公のアフリカンのエンドでの言葉が面白かった。
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展開が読めていてちょっと物足りないかんじ。当時からすれば意外な犯人で変わった動機だったかもしれない。他作品に比べて少し読みにくい気がした。
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