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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784151300998
感想・レビュー・書評
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イギリスの作家アガサ・クリスティに関する雑学集『アガサ・クリスティー99の謎(原題:99 Mysteries of Agatha Christie)』を読みました。
アガサ・クリスティ関連の作品は、昨年12月に読んだ『バートラム・ホテルにて』以来ですね。
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「ミス・マープルの住んでいる村の名は?」などの初歩的な謎から「小説内の殺され方のベスト5は?」などの超難解な謎まで、九十九の謎に挑戦!
クリスティーに関する興味深いエピソードをクイズ形式にまとめ、関連したビジュアルを全頁に配した、楽しみながらクリスティー通になれる雑学集。
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2004年(平成16年)に刊行された作品……日本で独自に編纂された一冊のようですね。
■伝記的事柄
■趣味・その他
■ポアロ
■ミス・マープル
■トミーとタペンス・他
■作品全般
■戯曲・映画・テレビ
■その他
■解説 アガサ・クリスティーの魅力 羽生善治
※『ミステリマガジン1990年10月号 アガサ・クリスティー生誕百年記念増大号』に収録されたものを転載
■あとがき 早川書房編集部
アガサ・クリスティ本人や作品に纏わる雑学集……テーマや分類ごとに豆知識や作品の概要がコンパクトに紹介されているので、アガサ・クリスティ作品の案内本としては良いかな、、、
アガサ・クリスティがパリに留学していたこととやピアニストになることを夢見ていたこと等、初めて知った情報も多くて愉しめました……羽生善治の解説も興味深かったですね。
本書のNo.99で紹介されているアガサ・クリスティ自身のお気に入りの自作は以下の10作品とのこと(1972年に数藤康雄の質問に答えたベストテンで、「その時々の気分で変わる」という注釈付き)です、、、
■そして誰もいなくなった
■アクロイド殺し
■オリエント急行の殺人
■予告殺人
■火曜クラブ
■ゼロ時間へ
■終わりなき夜に生まれつく
■ねじれた家
■無実はさいなむ
■動く指
『そして誰もいなくなった』、『アクロイド殺し』、『オリエント急行の殺人』の3作品は、私も大好きな作品ですねー それ以外は、読者や評論家の目線とは違いがある印象ですね……『ねじれた家』と『火曜クラブ』は未読なので、機会があれば読んでみたいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アガサの生まれ、両親、学校、結婚などの伝記的事柄が32。
趣味など5つ。ポアロについて20。ミス・マープルについて11.トミーとタペンスについて6。作品全般について19。戯曲、映画化について8.その他7。伝記や評論の1冊位を読んでいる人ならほとんど知っている事柄だが、コンパクトに見出し付きでまとめられているので忘れた時に参考にするのにいい。
2004.11.30発行 図書館 -
アガサクリスティー自身、また彼女の作品や登場人物について質問の形でさまざまに解説してくれてます。
全て読み尽くしたファンの方でも思わず「へー!」っと言ってしまうこと受け合いです。
中でも作品中で殺された人数、年代や殺害方法の統計などには驚かされました。
クリスティー人殺しすぎやろ!笑 -
アガサ自身の生い立ちや性格・趣味といった伝記的事柄から、ポアロやマープルら主要人物・作品全般の事、映画・戯曲作品等の謎。
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百科辞典とは異なり、クリスティとその主要作品についての初心者(?)向けのQ&A集て感じでした。
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