アガサ・クリスティー百科事典 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

制作 : 数藤 康雄 
  • 早川書房
4.06
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本棚登録 : 176
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151301001

作品紹介・あらすじ

長篇はもとより全短篇や戯曲の内容まで紹介する完璧な「作品事典」および「作中人物事典」「アイテム事典」「戯曲・映画化・テレビ化作品完全リスト」「年譜」「エピソード集」を収める。クリスティーに関する様々な情報を調べながら、拾い読みして楽しむこともできる画期的な事典。クリスティー・ファン必携の一冊。

感想・レビュー・書評

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  •  ハヤカワ文庫の100冊目であり記念作品みたいなものだが、辞書として活用でき面白い。
     この様な企画もクリスティの人気があるからこそだろう。他の作家でもあったら面白い。
     Wikipediaなどで調べるよりもだいぶ便利に感じるし、クリスティ専用の百科事典というだけで本棚にあるだけでも心が踊る。

  • クリスティの長編、短編、戯曲、登場人物、映像のそれぞれの簡潔にして詳細な解説。とてもいい。数多くのックリスティ・ファンクラブ会員の協力で作られた。惜しむらくは目次。長編、短編としかない。題名の羅列が欲しかった。

    図書館でみて手元に置きたいと買うことにした。


    2004.11.30発行。

  • アガサ・クリスティーの作品を、すべて読みたいと思って購入。でもドラマや映画でかなり観ちゃってるので、トリックがわかってるものは、なかなか読めない…

  • 突然私の元へやってきた、クリスティブーム!

    こんな本、買ってみた!
    ほんとに、場合によっては素晴らしく勉強家なんだから、
    感心しちゃうわ!

    こちらの本は、
    クリスティの全作品の解説(ネタバレは無し!!!)と
    年譜と豆知識その他盛りだくさんの内容。

    今日の朝、駅に向かって歩きながら、
    昔読んであんまり楽しめなかったクリスティが、
    久しぶりに読んでみたらこんなに面白くて
    はまってしまったのかは何故なのか、考えてみた。
    (駅遠物件なので時間はたっぷりとある)

    多分、「これは本当には無い、けれど…」と言う
    気持ちで楽しめるようになったこと、かしらん。

    これは、ここ数年、あの都筑道夫先生のもとで
    (著書を通して)ミステリについて学んだことが大きいのだ。

    とにかく人生で一番最初に好きになった推理小説が
    ホームズ先生だもので、
    単独犯で、完全犯罪で、納得のいくトリック、
    それを理路整然と解き明かすのが
    ミステリとして一番偉いとすっかり思ってしまったの。

    でも、都筑先生が「黄色い部屋はいかに改装されたか?」の中で
    「本の中のいわゆる『完全犯罪』と言うものが
    現実の世界でいかに荒唐無稽か」と言うことを書いておられ、
    本当にわからないように殺人をするなら
    密室などにせず、不思議なヒントも残さず、
    病気か事故に見せかけるのが通常、
    とあって、「本当にそうだわよ!」と吃驚の衝撃で
    本を持ったまま後ろに倒れそうになったの!
    (やっと気付いたらしいよ)

    だから私が「こんな手口はエレガントじゃない!
    犯行としておかしい!実際にありえない!」
    とか言ってワイワイ騒いでいたことこそ、
    おかしかったのよねー。
    もともと「実際には無い話」なのよね。

    都筑先生のおかげでミステリを、
    なんというかファンタジーとまで言うと言いすぎ?
    でもそんな感じでリラックスして楽しめるようになったみたい。

    また、注意として、ここで私が話題にしているのは
    一般的に古典と呼ばれるミステリの話で、

    最近の作品によくある、警察の内情がリアルに描かれ、
    犯人はサイコパスで…みたいなのではない、ですよ!
    (現代のものは私はあまり読んでいませんのですみません)

    また、クリスティを読んでいると
    当時のイギリスの生活ぶりもしのばれ、楽しいわい。

    今は、クリスティの作品の中で
    私は全然存じ上げなかったのだけれど
    人気コンビ、トミー&タペンスのシリーズを
    ドンドンと音がするほどの勢いで読んでいるところ!

  • こちらも、課題書関連のレファレンスとして入手。

    2004年改版時までのクリスティ作品の映像化歴や作品ごとのキーフレーズなどが参照できて便利。関連資料のあたりをつけるには、『アガサ・クリスティー完全攻略』よりもプラクティカルなので、世話人的な役をされるかた必携。

    ただ、改版が約10年前なので、新作がもう出ない(と思う)作家とはいえ、改版時から現在までの映像化などもそこそこあるだろうから、ブラッシュアップ熱烈希望。でも、読了はそうそう無理めなので☆はつけません。

  • 地図なしでアガサ・クリスティーの大海に漕ぎ出すのは無謀と知りました。
    文庫一冊によくぞ!というぐらいにまとまっています。
    クリティーファンの愛のなせる業かと。

  • 長篇はもとより全短篇や戯曲の内容まで紹介する完璧な「作品事典」および「作中人物事典」「アイテム事典」「戯曲・映画化・テレビ化作品完全リスト」「年譜」「エピソード集」を収める。クリスティーに関する様々な情報を調べながら、拾い読みして楽しむこともできる画期的な事典。クリスティー・ファン必携の一冊。

  • 久しぶりにアガサクリスティーを読みたくなった

  • ブクログ登録のために、図書館で借りてきました。参考になりました。

  • 全巻読むまでは、読まずにおこうと思っていました。 2010年2月20日の中日新聞の日曜版に、アガサクリスティの特集でした。 ついに「99の謎」を読んでしまいました。 ついでに、本「百科事典」も読んでいます。
    作品については、自分の読んだものだけにし、まだ読んでいないものは先入観ができるので読んでいません。

    アガサクリスティは、基本的に映像作品を先に見て、それから文庫を読んでいます。 映像作品を見ていなければ、アガサクリスティを読むことはなかったかもしれません。

    ps.
    日本の作品で、「涼宮ハルヒの憂鬱」のように世代の違う作品も、映像作品を先に見てから、文庫を呼んでいます。
    文章では共感できないことも、見ると共感できるところを探すことができました。
    自分の想像力の限界なのかもしれません。

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