カーテン (クリスティー文庫 エルキュール・ポアロ)

  • 早川書房 (2011年10月7日発売)
4.11
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感想 : 81
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784151310331

作品紹介・あらすじ

名探偵ポアロ最後の事件。懐かしきスタイルズ荘へ戻ったヘイスティングズが目にしたものは?新訳シリーズ好評発売中【AC80】 『そして誰もいなくなった』 青木久惠訳【AC21】 『五匹の子豚』 山本やよい訳【AC6】 『邪悪の家』 真崎義博訳【AC47】 『秘密機関』 嵯峨静江訳【AC8】 『オリエント急行の殺人』 山本やよい訳【AC72】 『茶色の服の男』 深町眞理子訳【AC2】 『ゴルフ場殺人事件』 田村義進訳【AC35】 『牧師館の殺人』 羽田詩津子訳

みんなの感想まとめ

名探偵ポアロの最終作は、予想を超える衝撃的な展開と深い感情が詰まった作品です。懐かしいスタイルズ荘を舞台に、老いたポアロがかつての事件を振り返りながら、真犯人を追い詰めていく過程は緊張感に満ちています...

感想・レビュー・書評

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  • 【ポアロ】
    ポアロ最終話。もうすごかった…。
    こんなに予想を超えてくるとは…。
    言葉にならない。
    この本を読み終わって完全にアガサ・クリスティにはまってしまった。
    もう本当に読んで良かった!

    これから読む人にもぜひ情報ゼロで読んで欲しい。だから何を書いてもネタバレになりそうで怖い。
    読み始めから最終話の雰囲気が漂っていて、今までと全然違う。どうして小説なのにこんな不穏な雰囲気が出せるのか。Audibleのナーレターさんも良かった。

    100年もの年月を超えて国も違うのに、こんな気持ちにさせてくれるなんて、やっぱりさすが世界のミステリー女王だ。
    アガサ・クリスティのことをもっと知りたくなった。一体どんな人なのか、アガサ関連の本も読みたい。

    まだまだ未読のポアロシリーズがたくさんあるので嬉しい。はまってしまったのでAudibleのライブラリーが全部ポアロになってしまった(^^)
    次は『五匹の子豚』を読もう。楽しみ。
    Audibleにて。
    ★10

  • さようならポアロ。結末知ってたがこれは受け入れられないと思ってた。でも読み終えた今ヘイスティングズへの手記で「わかりません」と繰り返すところに、成敗するのでなく犯罪と真摯に向き合った結果だと思い納得。山田正紀の解説良い。

    • akikobbさん
      何も知らないですが、なんとも切なくなりそうな読後感を想像してしまいました。そして天邪鬼ながら、そんな衝撃的(?)な最後(?)が待っていると知...
      何も知らないですが、なんとも切なくなりそうな読後感を想像してしまいました。そして天邪鬼ながら、そんな衝撃的(?)な最後(?)が待っていると知って、それも読書の醍醐味…と私の中のポワロシリーズ読みたいポイントが加点されました。
      2023/12/26
    • 111108さん
      ネタバレしないように、でもしてるかもと思いつつレビューしました。思わせぶりでごめんなさいっ。「衝撃的(?)な最後(?)」本当にそうなんです。...
      ネタバレしないように、でもしてるかもと思いつつレビューしました。思わせぶりでごめんなさいっ。「衝撃的(?)な最後(?)」本当にそうなんです。ぜひ語り合いたいです。お待ちしてます♪
      2023/12/26
  • 34か月間でポアロシリーズ読破!ヘイスティングスがポアロに呼ばれ一路スタイルズ荘へ。衰弱したポアロとの対面、いきなり「ここで大変な事件が起きるかもしれない」とポアロ。しかも犯人の目途は立っている。が、ヘイスティングスに真相は告げず。ヘイスティングスに犯人捜しを頼む。納得いかないが彼なりに慎重に住人と会話する。そこで医師の妻が自殺、別夫婦の妻への誤射、ヘイスティングスの殺人未遂、愛鳥家が拳銃自殺、ついにポアロが病死。複雑な真相はポアロの手記で明かされる。ポアロの幕引きは切なくも格好良かった。そうきたか~⑤

    • 111108さん
      ポプラ並木さん、
      実はBSドラマで観てしまい結末おおよそわかってるのですが、どんな風に描かれ方してるのか気になってました。失望したら嫌だなと...
      ポプラ並木さん、
      実はBSドラマで観てしまい結末おおよそわかってるのですが、どんな風に描かれ方してるのか気になってました。失望したら嫌だなと思ってましたが、ポプラ並木さんを放心状態にさせるような作品という事で期待大です!感想会楽しみですね♪
      2023/09/17
    • ポプラ並木さん
      11108さん、
      昨日、カーテンの感想会を終了しました。
      いつもながら、楽しい感想会でした。
      やっぱり、終わってしまったポアロ・ロスに...
      11108さん、
      昨日、カーテンの感想会を終了しました。
      いつもながら、楽しい感想会でした。
      やっぱり、終わってしまったポアロ・ロスに寂しさが残りますね。
      3年間追い続けたポアロの最期が感慨深かったです。
      来月からマープルシリーズ突入します。
      勿論、同じメンバーで感想会付き。
      いきなりの本の分厚さに萎えていますが、楽しみま~す!
      2023/09/18
    • 111108さん
      ポプラ並木さん
      やはり皆さんポアロ・ロスに陥ってしまったんですね。『カーテン』読む時は笑える本も一緒に用意しておきます。
      ミス・マープルのレ...
      ポプラ並木さん
      やはり皆さんポアロ・ロスに陥ってしまったんですね。『カーテン』読む時は笑える本も一緒に用意しておきます。
      ミス・マープルのレビューお待ちしてます♪
      2023/09/18
  • ポアロもの(ラスト)。

    原題に「POIROT'S LAST CASE」とあるように、ポアロ最後の事件でございます。

    ヘイスティングズは、ポアロの招待で彼との出会いの場所、〈スタイルズ荘〉に再び招かれます。
    久々に対面したポアロは、老いと病で自由の利かない身体になってしまっていたものの、ご自慢の“灰色の脳細胞”は健在でした。
    そんなポアロはヘイスティングズに過去に起きた、一見無関係に思える5つの殺人事件の背後に潜む人物が、このスタイルズ荘に滞在していると告げて・・。

    あぁ・・なんて、悲しい結末なんだろう・・。

    ポアロの最期についてはクリスティー他作品の“無神経な”解説などによって知ってはいましたが、彼の衝撃的な“決断”は本書を読んで知ったので、ちょっとショックでしたね。
    そういった面を含めて、ある意味本作品は問題作とも言えるかもしれません。

    「ヘイスティングズ、これが私の最後の事件となるでしょう。
    そして、これまでで最も興味深い事件となるでしょう。
    ──なにしろこれまでで最も興味深い人物が犯人なのですから・・」

    そう、今回の犯人「X」は、人の心を巧みに操り、“洗脳くん”ばりのマインドコントロールで犯行をそそのかす狡猾な人物。
    このような手合いにかかると、脇が甘々のヘイスティングズなんて恰好のカモというか、実際、危うく闇落ちしそうになっていてヒヤヒヤさせられました。
    ・・おっと、一応フィルターはしていますが、これ以上内容に触れない方が良いですね。

    この手強い「X」を相手にポアロの下した“決断”は、あるいは賛否分かれるかもしれません。
    ただ、そうせざるを得なかった彼の苦渋を思うにつけ、その悲しみが伝わってきますし、ラストのポアロの手記に書かれている、ヘイスティングズへのあふれんばかりの友情に、思わず胸が熱くなった私でした。

    「思えばすばらしい日々でした。
    はい、ずっとすばらしい日々でした・・」

    ・・ありがとうポアロ、あなたの灰色の脳細胞は永遠です。

    ということで、まさに今年の締めに相応しい一冊でございました。
    そして、これにて今年最後のレビューとなります。
    皆さま、よいお年を~(^^)/

    • ひまわりめろんさん
      よいお年を〜
      よいお年を〜
      2025/12/30
    • あやごぜさん
      ありがとうございます(^-^)
      ひまわりめろんさんも、良いお年を~♪
      ありがとうございます(^-^)
      ひまわりめろんさんも、良いお年を~♪
      2025/12/30
  • 「これが私の最後の事件となるでしょう。そして、これまでで最も興味深い事件となるでしょう。なにしろこれまでで最も興味深い人物が犯人なのですから」

    ポアロシリーズ最終話にしてアガサ・クリスティーの遺作。
    あのポアロも老齢と病によりすっかり痩せこけて車椅子生活に。
    けれど事件の真犯人に立ち向かう情熱が消えることはない。長年の友・ヘイスティングズと共に次々にに起こる難事件の謎を解き明かす。

    これまでのシリーズと違い、全体的に物哀しさが漂う。いつもとは違うポアロの様子に終始ざわざわさせられた。
    仲間であるはずのヘイスティングズを翻弄したりたきつけたり、と手の内をなかなか明かさないポアロの言動により、ますます物語全体が不穏な空気に包まれていく。
    そしてこのラスト。ポアロの人生最後の事件は淋しい余韻がずっと残るものだった。もっと別の方法はなかったのだろうか、とポアロの最後の決断には悔やんでも悔やみきれない。

    「殺人者になる素質は誰にでもある」
    ポアロの遺言のようなこの言葉を胸に刻む。

    山田正紀さんの解説にもグッときた。

  • クリスティーのガイド本で興味を持って読んでみました!
    確かに、ポアロ・シリーズでも最上位の極上のミステリー、でしょう。
    ポアロ最後の事件は穏やかですが独特な緊張感を維持しつつ進んでいきます。あの人がXか、いやコイツも怪しい…。
    衝撃的なラストまで、一気に読みたい気持ちを抑えつつ、ワクワクしながら毎日少しずつ読み進めて。
    残念ながら最後の事件は終了してしまいましたが、まだまだ元気なポアロが登場する読んでいない作品が残っていますので、どれから読もうか楽しみです。

  • スタイルズ荘にいるポアロから便りをもらったヘイスティングズ。ポアロは過去に起きた一見無関係な五件の殺人事件の陰に真犯人Xがいて、スタイルズ荘に滞在しているという。ヘイスティングズは体が不自由なポアロの手足となってXを暴こうとする。

    ポアロシリーズ最後の長編で、『アガサ・クリスティー完全攻略』の霜月蒼氏がベストワンに選んだ作品である。期待して読み始めた。

    結論から言うと、「らしくない」。
    推理小説として面白くないわけではない。スタイルズ荘に集まる訳ありの人々。誰もがXになりえる不穏さを秘めていて、愛すべきヘイスティングズさえも、何をしでかすかわからない危うさを醸し出す。その中で起きる数々の事件にどんどん引き込まれる。
    ただ、ラストの収め方に納得がいかないのである。これは好みの問題かもしれないが、これまでポアロシリーズを読み進めてきて脳内で形成されたポアロ像と、本作のポアロ像にずれを感じてしまう。

    クリスティの死後発表されるように手配されていたため、本作が最後のポアロものにはなるが、執筆されたのは1940年代前半のクリスティ全盛期である。そしてそれから約30年間、クリスティはポアロを書き続けている。50代で書いたポアロと80代で書いたポアロが異なってくるのは当たり前といえば当たり前だ。

    さらに後半のポアロシリーズで活躍するアリアドニ・オリヴァ夫人が出てこないのも違和感の一つである。
    本作執筆時には彼女はまだ主要人物ではなかったので出てこないのは当然なのだが、ヘイスティングズに匹敵する愛すべきキャラクターであり、それなりに人生経験を積んで自立している彼女は、味わい深い余韻を残す後期のポアロシリーズに欠かせない重要な要素であるだけに、彼女のいない本作はどことなく「青い」感じがぬぐえない。

    くり返すが、これは好みの問題でもあり、この作品がナンバーワンだと思う人がいても不思議ではないと思う。ただ、もしクリスティが晩年に最後のポアロを描いていたら、もう少し違ったストーリーになっていたのではないか、という気がして、少し残念な気がするのである。

    • 111108さん
      b-matatabiさん こんにちは


      未読ですがBSのドラマで結論知ってしまった身としては、納得できない感とてもわかります‼︎
      私として...
      b-matatabiさん こんにちは


      未読ですがBSのドラマで結論知ってしまった身としては、納得できない感とてもわかります‼︎
      私としては『法月倫太郎の消息』の法月さんの説を取りたいところです。
      2021/10/10
    • b-matatabiさん
      111108さん、こんにちは。

      納得いかない仲間がいてよかったです!
      なんだか寂しい気持ちになってしまうんですよね。
      BSドラマ、...
      111108さん、こんにちは。

      納得いかない仲間がいてよかったです!
      なんだか寂しい気持ちになってしまうんですよね。
      BSドラマ、かなり原作に忠実でした。

      『法月倫太郎の消息』、読んでいないので今度読んでみます。
      2021/10/11
    • 111108さん
      お返事ありがとうございます♪

      原作にかなり忠実って‥読むの気が重いです。でも高評価ですよね。

      けっこう前に読んだので記憶曖昧なんですが斬...
      お返事ありがとうございます♪

      原作にかなり忠実って‥読むの気が重いです。でも高評価ですよね。

      けっこう前に読んだので記憶曖昧なんですが斬新な解釈でした。ぜひぜひ読んでみてくださいね!
      2021/10/11
  • 実は私、アガサ・クリスティの作品の中ではミス・マープルの大ファンなので、ポアロものは数冊しか読んでない(あ、でも「スタイルズ荘の怪事件」は読んでます)くせに、この本、ポアロの最後の事件を手にしてしまったのです。重かった…。
    さて、月日が流れ、妻に先立たれ子どもは成人しているヘイスティングズは、懐かしいエルキュール・ポアロからあのスタイルズ荘へ招待されます。当時そこで起こった殺人事件のネタはバラされていませんが、思い出して感慨に耽る間もなく、過去に起こった5件の殺人事件の裏真犯人と言うべき人物がいると聞かされて驚愕し、はっきりした説明や自分の見通しを言おうとしないポアロに苛立ちます。そして事件は本当に起こり、あろうことか、ヘイスティングズ自身がつい親心の闇に惑い…。この段階で誰が犯人だか私には分からなかったけれど、分からないからこそ余計に背筋が寒くなりましたね。
    最後の事件の仕事を終えて、ポアロはこの世界から去ります。切なくなります。ヘイスティングズの悲しみは言うまでもありませんが、一抹の慰めが残されてはいるので、少しホッとします。
    未読のポアロシリーズをこれから読んでいこうと思います。

  •  あのポアロが犯罪に手を染めるの、寂しい感じ。でもテーマとしては面白かったな。どれだけ計算してても、他人の心を操るのがこんなにうまくいくものかと思ったけど、法に触れずに他人を引きずり込む悪の存在をありありと感じた。多くの人は他人の発言に少なからず影響を受けるし、相手が善良そうに見えればなおさらだと思う。特に、何か運命的なものを感じたら直感ですぐに行動するタイプだと、仕組まれた悪意に気付かずに罪を犯してしまいそう。

     ポアロとXの戦いはどっちが勝ったと言えるのだろう?結果的に先にXが死んだから、一見ポアロが勝ったように見える。だが、人の心理を操って犯罪へ導き、人の生死を左右するのがXの目的なら、ポアロが殺人をするということはXの思うツボではないか。ヘイスティングスが唆されたことをポアロは指摘していたが、ポアロも唆されたことになるのではないか。

     ちょっと疑念は残るけど、筋書きの意外性とか、人物描写の面白さはやはりあって、楽しく読めた。結構好きな方の作品。

     「どこまでも暗い日も明日になれば過去のこと」っていう言葉は私も好き。

    • へっぽこ読書家@海外小説好きさん
      ネタバレ表示にした方がいいのではないでしょうか
      ネタバレ表示にした方がいいのではないでしょうか
      2022/08/13
    • みるさん
      ご指摘ありがとうございます、変更しました。気が回らず申し訳ないです。
      ご指摘ありがとうございます、変更しました。気が回らず申し訳ないです。
      2022/08/29
  • 再読。
    というか、もう5回目くらい。
    
    好きな本は 何度でも
    読み返します。
    
    ミステリ好きになったきっかけは
    小学5年生の頃
    学校の図書室で たまたま手に取った
    
    クリスティの『ABC殺人事件』
    だったのですが
    
    都合のいいことに
    
    クリスティの作品に関しては
    定期的に 犯人を忘れてしまうので
    
    もう 何十回も
    全作品を 読み直しています。
    
    "ポアロ最後の事件"と
    銘打たれた この『カーテン』。
    
    まず タイトルが秀逸。
    読み終えた後に ずっしりと
    胸に迫ります。
    
    相棒である
    人の良いヘイスティングズ大尉と
    ポアロの最初の出会いが
    
    『スタイルズ荘の怪事件』。
    
    そのスタイルズ荘に
    年老いて病を抱えたポアロが
    戻ってきました。
    
    いったい 何のために?
    
    まだ起きていない 殺人事件のために。
    
    罪を犯す者の『人間性』を 
    常に見つめ続けてきた
    ポアロが 最後に対峙する"悪"。
    
    まだ 発生していない
    殺人事件の犯人を
    
    どのように 裁くのかー。
    
    どんな事件でも 
    コミカルな持ち味を忘れなかった
    ポアロが
    
    この作品では かなり
    ハードボイルドです。
    
    そして 人生の晩秋を迎えた
    ポアロとヘイスティングズ大尉の
    ほろ苦い心象風景も
    
    この年齢になったからでしょうかー
    染みます。
    
    出来れば
    
    ポアロとヘイスティングズの作品を
    いくつか読んだ後の方が
    
    より一層 その関係性を
    楽しめると思います。

  • ラストの「エルキュール・ポアロの手記」のインパクトが強すぎて読後の感情が全部そこに引っ張られる。
    「スタイルズ荘」で「ヘイスティングズ」と共に「ポアロ自身が決着をつける」といった要素達が、ポアロ最後の事件として完璧すぎて感服してしまった。
    そして暗鬱さの残る終わり方がまた衝撃と共に心に残り続けそう。

    クリスティー作品でこれまでたくさん騙されてきた「視点人物を利用したトリック」に、今回もまた気持ち良くハマってしまった。
    特に今作は、犯人も動機もトリックも何ひとつそれらしい予想が全くできなかったので、全ての謎が解き明かされた時の気持ち良さ、加えて今回は陰鬱な感情もひとしおだった。
    全ての真相を知ったあとに、様々な場面でのヘイスティングズの言葉を見返すと切ない気持ちになる。

  • ポアロ最後の作品と言う事でなかなか手が出せなかった。でもクリスティには裏切られた事はない。今作も読み入ってしまった。人の心理や憎悪を巧みに煽った犯罪。ミステリーの標準がクリスティって分かる気がする。

    • ひまわりめろんさん
      ヨシさん
      こんにちは!

      標準、ほんとそうですよね
      ちなみにワタクシが本作を最初に読んだときの感想は「お前…残しといたれや!一人で全部やるな...
      ヨシさん
      こんにちは!

      標準、ほんとそうですよね
      ちなみにワタクシが本作を最初に読んだときの感想は「お前…残しといたれや!一人で全部やるな!」でしたw
      今や何書いてもクリスティへのオマージュですよw
      2023/08/15
  • クリスティーの有名な作品は、そこそこ読んだつもりなのだが「料理からたどるアカザ・クリスティー」を読んで、「カーテン」は読んでいなかったなぁと思い図書館で借りてみた。
    作品として、ちょっと予感はあったけれど、この結末はツライ。クリスティーらしい幕引きかもしれない。

  •  病床にある親友ポアロに呼び出され、かつて2人が過ごした懐かしい『スタイルズ荘』にやってきたヘイスティングス大尉。年齢による衰えから、今では車椅子の生活を余儀なくされている親友の姿に心を痛めるヘイスティングス。しかし、ポアロはそんな彼にここで間も無く起きるだろう殺人事件について仄めかす。

     「スタイルズ荘」に始まり、そして「スタイルズ荘」に……。有名な作品であることは知っていたけれど、まさかそんな「重要な」作品だとは思わずに、読み進めながら何とも言えない気持ちになりました。クリスティーが発表より30年以上前に書いていたという事実にもびっくり。(初めてクリスティー作品を読んだ『アクロイド殺し』以来の衝撃)

  • 「犯人」だけ覚えていたので
    他の部分は新鮮に感じながらの再読。

    年を取ったポアロが療養しているのは
    ゲストハウスとなったスタイルズ荘。
    呼び出されてやってきたヘイスティングズは
    ここに殺人を教唆する稀代の悪人Xがいて
    新たな事件が起きる可能性を知らされる。
    車椅子になって身動きの取れないポアロのため
    住人や近隣の関係者に話を聞こうとするが
    その中には彼の最愛の末娘も含まれていた…。

    人の善いヘイスティングズさえ
    自分の愛する人間が絡むと
    一線を越えそうになってしまう。
    人間の弱い部分を操る今回の犯人は
    平然と近くに暮らしていそうで怖い。
    そう考えると『スタイルズ荘』の
    ある意味わかりやすい犯人像の対極だね。

    最後の最後にヘイスティングズと
    一緒に捜査をする話が読めて良かった。
    文句を言いあったり
    ちょっとイライラしあったりしつつも
    ポアロさんが一番信頼しているのは
    ヘイスティングズだから。
    そばにいてくれて良かった。

  • わあああああああああああああああ!!!
    読み終わって数日経っても、思い出すと床をバシバシ叩きたくなる!!
    ポアロ!ポアロ!切ない…!!
    何が起こるかはぼんやり知っていたのだけど、こんなに揺さぶられるとは思わなかった。
    Xの犯罪は正直無理があると思うのだけど、ポアロが…ポアロが…!
    今作を読んでから他のポアロ作品を読むと随分印象が変わるように思うので、別の作品を読むのが楽しみ。

  • ポワロ最終作。その名に恥じない傑作と行って良いだろう。

  • 読み終わった後の何とも言えなさ
    切ないというか悲しいというか胸にぽっかり穴があいたような喪失感がしばらく続いた
    気軽には読み返せない、ポアロに一言声をかけたくなるような作品
    これを読んだ後には他のポアロシリーズを読んで心を満たしたくなる
    しかしそれでもポアロが好きだなぁと感じた作品

  •  いろいろ複雑な気持ちになる1冊ですが。
     ヘイスティングズが全然変わっていないところに、救われるような、救われないような。

  • ポアロのシリーズで、たぶん唯一読んでいなかった作品。面白かった…。昔は断然ミス・マープル派だったけど、いつからかポアロも大好きに。これがポアロの最後の事件なんだ…。凄いなぁ、クリスティーはやっぱり凄い!スタイルズ荘に始まりスタイルズ荘に終わるポアロとヘイスティングズの事件簿。もう一回最初から読みたくなってしまうじゃないですか。そしてつい、今のベスト作が再読したら変わるかどうか比べたくなったりして。

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