カーテン(クリスティー文庫)

  • 早川書房
4.02
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本棚登録 : 349
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151310331

作品紹介・あらすじ

ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。その陰に真犯人Xが存在する。しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ…全盛期に執筆され長らく封印されてきた衝撃の問題作。新訳決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ポアロのシリーズで、たぶん唯一読んでいなかった作品。面白かった…。昔は断然ミス・マープル派だったけど、いつからかポアロも大好きに。これがポアロの最後の事件なんだ…。凄いなぁ、クリスティーはやっぱり凄い!スタイルズ荘に始まりスタイルズ荘に終わるポアロとヘイスティングズの事件簿。もう一回最初から読みたくなってしまうじゃないですか。そしてつい、今のベスト作が再読したら変わるかどうか比べたくなったりして。

  • わあああああああああああああああ!!!
    読み終わって数日経っても、思い出すと床をバシバシ叩きたくなる!!
    ポアロ!ポアロ!切ない…!!
    何が起こるかはぼんやり知っていたのだけど、こんなに揺さぶられるとは思わなかった。
    Xの犯罪は正直無理があると思うのだけど、ポアロが…ポアロが…!
    今作を読んでから他のポアロ作品を読むと随分印象が変わるように思うので、別の作品を読むのが楽しみ。

  •  いろいろ複雑な気持ちになる1冊ですが。
     ヘイスティングズが全然変わっていないところに、救われるような、救われないような。

  • 読み終わった後の何とも言えなさ
    切ないというか悲しいというか胸にぽっかり穴があいたような喪失感がしばらく続いた
    気軽には読み返せない、ポアロに一言声をかけたくなるような作品
    これを読んだ後には他のポアロシリーズを読んで心を満たしたくなる
    しかしそれでもポアロが好きだなぁと感じた作品

  • 再読。
    というか、もう5回目くらい。
    
    好きな本は 何度でも
    読み返します。
    
    ミステリ好きになったきっかけは
    小学5年生の頃
    学校の図書室で たまたま手に取った
    
    クリスティの『ABC殺人事件』
    だったのですが
    
    都合のいいことに
    
    クリスティの作品に関しては
    定期的に 犯人を忘れてしまうので
    
    もう 何十回も
    全作品を 読み直しています。
    
    "ポアロ最後の事件"と
    銘打たれた この『カーテン』。
    
    まず タイトルが秀逸。
    読み終えた後に ずっしりと
    胸に迫ります。
    
    相棒である
    人の良いヘイスティングズ大尉と
    ポアロの最初の出会いが
    
    『スタイルズ荘の怪事件』。
    
    そのスタイルズ荘に
    年老いて病を抱えたポアロが
    戻ってきました。
    
    いったい 何のために?
    
    まだ起きていない 殺人事件のために。
    
    罪を犯す者の『人間性』を 
    常に見つめ続けてきた
    ポアロが 最後に対峙する"悪"。
    
    まだ 発生していない
    殺人事件の犯人を
    
    どのように 裁くのかー。
    
    どんな事件でも 
    コミカルな持ち味を忘れなかった
    ポアロが
    
    この作品では かなり
    ハードボイルドです。
    
    そして 人生の晩秋を迎えた
    ポアロとヘイスティングズ大尉の
    ほろ苦い心象風景も
    
    この年齢になったからでしょうかー
    染みます。
    
    出来れば
    
    ポアロとヘイスティングズの作品を
    いくつか読んだ後の方が
    
    より一層 その関係性を
    楽しめると思います。

  • 再読。いくつかポアロ物を読んでから読まないと、ちょっと良さがわかりづらいんじゃないかと思う。シニカルな部分もあるし、ジュディスの安楽死容認発言も気になる。老いや伴侶を失う寂寥、夫婦関係への洞察など、ここまで年月が経たないとここまで書けないだろうなというところに、筆者と登場人物の経年と円熟を感じる。そして遠回しな反戦も読み取れるように思う。
    苦い。そう、ジンセイって多かれ少なかれこんなふうに苦いものだよね。苦いものを抱えて生きていくものだよね。

  • ポアロとヘイスティングの出会ったスタイルズ荘が再び舞台となり、今度はポアロの招待でヘイスティングがやってくる。執筆は1943年なので舞台はその頃だ。ヘイスティングの妻は亡くなっており子供4人は独立して1人暮らしになっている。

    過去に起きた5件の殺人事件は犯人が確定されていたが実は本当の犯人は別にいて、今このスタイルズ荘で第6の殺人が起きようとしていて、本当の犯人はまたもや別人を犯人に仕立て上げようとしているというのだ。

    奇抜なストーリー、しかしポワロ最後の事件として書かれているだけあって重い解決がなされる。


    1975発表(執筆は1943年)
    2011.10.15発行

  • 原書名:CURTAIN POIROT'S LAST CASE(Christie,Agatha)

    著者:アガサ・クリスティ、1890イギリス・デヴォンシャー州-1976イギリス・オックスフォードシャー州、小説家
    訳者:田口俊樹、1950奈良県出身、翻訳家、早稲田大学第一文学部卒
    解説:山田正紀、1950名古屋市出身、小説家、明治大学政治経済学部卒

  • 2018/07/16読了

  • 久しぶりにヘイスティングスが出て来て嬉しかったけれど、ポアロが死ぬ話があるとは、まさか思っていなくて大変驚きましたし衝撃でした。さみしすぎる~…
    カーテンというタイトル、死の隠喩なのかな。ハリーポッターでシリウスが死ぬときも「カーテンの向こうに」とかだった気が。

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