ジュリー&ジュリア (イソラ文庫) (ハヤカワ文庫 ハ 2-1 イソラ文庫 6)
- 早川書房 (2009年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151500060
感想・レビュー・書評
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最近は日本でもブログをきっかけに本を出す人も多いけれど、これは、とあるプロジェクトと、それを綴ったブログがきっかけで、文字通り人生を一変させた女性の物語。あるいは、数多くのアメリカ人主婦の人生を一変させた名著「フランス料理の達人」で人生を変えた、さらにもう一人の(yet another)女性の物語。半ば自暴自棄で人生の意義を見失なっていた著者が、一冊の料理本のレシピを制覇するという目標を持ち、それを達成することに、達成するまでの過程に、そして料理そのものに「喜び」(著者は盛大に照れながらも、ついに最後にはこの言葉を使う)を感じるようになるまでが描かれる。
前半は著者の(ニューヨークらしいと言えばニューヨークらしいが、いかにも狙った感じの)放埒さが鼻についたが、しかし、プロジェクトに対する彼女の真摯な姿勢に徐々に引き込まれた。もっとたくさんの料理が登場すれば、もっと素晴しい本になったのに、と思わないこともないが、それはブログの方を読んでくれ、ということだろうか。Meryl Streep がジュリア・チャイルドを演じたという映画の方も見てみたい。 -
映画で見るべきだった。
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映画とは少し違う印象。
読みやすくはなかったけど、なにやら楽しく読めた。
料理は決しておいしそうには感じられなかったけど。 -
注文した本が届いたので、今日取りに行きます。映画を観たので楽しみです!
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やっと読み終わった。読みにくいけど、まあおもしろかった。映画もみたいね。
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映画がとっても面白かったので、読んでみた。
映画はジュリアとジュリー目線の話が、それぞれ半分ずつで構成されていたけど、この本は作者であるジュリー目線のみの話。
ジュリアはアメリカでは有名な国民派の料理家だったみたいだけど、日本ではあまり知られてない(のかな?)。
少なくとも映画を観るまで名前も聞いたことなかった自分にとっては、映画→本の順で触れてなければ、彼女のブログを堪能していたアメリカの人々と同じようには楽しめなかっただろうと思う。
最初は聞いたことのない食材や料理の名前の連続、そして翻訳作品によくある自然な文章ではない記述に辟易し、映画のようにはのめりこめなかった。
けれども読み進めていくうちに、料理のことだけではなく結婚生活や仕事のことなど日常生活の中で私と同じように悩み、奮闘している様子も触れることが出来、そこからは一気に読み終えてしまった。
等身大のジュリーに励まされる。料理一切ダメな自分が524のフランス料理のレシピを制覇するというジュリーと同じプロジェクトを遂行することは絶対無理だけど(苦笑)、何かに夢中になって挑戦したくなった! -
料理好きというだけで手に取ったんだけど、料理だけじゃなくてaround30の女性の、とってもリアルな心情が書かれていて、今の私にはものすごくfit。ジュリアの焦りも苦しみも手に取るように分かってしまいました。
私も絶対今を抜けきってみせる、そんなパワーをもらえる等身大のストーリー。
でも訳のせい?かなり読みにくいので★3つ。 -
本読んでないけど、飛行機の中で、映画版を見たので、その感想。
すごく元気をもらえた。
何かしたい、回りと比べて自分が劣って見える。
自分に自信が持てない・・・。
すごく自分自身を重なる気がした。がんばってる姿が、途中で投げ出したくなる姿が、すごーく共感できた。これは、本当に女の子向けの映画だ(笑)
どんなに小さなことでも、自分がやり遂げたって自信を持てるって、素晴らしいなぁって思った。元気をもらえた。落ち込んだ時には、見返したい映画。
個人的には、最後にジュリーがジュリアに嫌われたかもしれないっていう場面の後に、立ち直るところが釈然としなかった。どうして、あそこで会いに行かなかった?人からの伝言を聞いたまま、確かめなかったことが心残り。私だったら、あのままハッピーエンドになることはできないから。絶対にどこかでひっかかり続けてしまう。 -
2010.1
料理意欲がもりもりわきました。
見たことも食べたこともないレシピがでてきますが、
一緒に作って失敗したような気分。