死の蔵書 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-1)

  • 早川書房
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本棚登録 : 1021
感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151704017

感想・レビュー・書評

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  • うーん、いまいちよく分からない内容。

  • 古書好き元警察官現古書店経営者のハードボイルド推理劇。
    ちょっと消化不良でしたが、面白かったです。本に対する愛が溢れてました。

  • 良くも悪くも、洋書ですよ!!って感じ。プレミアがつく程の古書を巡る殺人事件。なんか海外と日本もので何が違うって、ヒロインの性質が1番大きい気がする。
    勿論一概には言えないけど、古いミステリーにおいて
    グラマラスで煙草吸ってるような人「刑事ですって?あんたなんかに喋ることはないわよ。ガキはさっさと帰りな!」
    →(日本)次の死体
    →(洋書)「ふーん、でもなかなかタフなところもあるんじゃない、気に入ったわ!私を守りなさい!」→「事件も解決してベガスの夜景を見ながら飲むワインは格別ね。今夜は私の謎を解きたいと思わない?」→happyend

    華奢で儚げな人「私…怖いわ…でも事件が気になるから刑事さんと一緒に行動します…」
    →(日本)誘拐される→助け出される→「ありがとうございました、刑事さん、このご恩は…」→恋人にならないことも多いけど一応ヒロイン
    →(海外)次の死体

    って感じがする。
    他にも、海外や(笑)ってなるとこ満載で、因縁深い犯罪者についに刑事がきれて、河原で顔が変わるほどぼこぼこにして免職。そのすぐあとに本好きだったから古本屋開く。みんながお祝いにきて、「てめーにはデカより似合ってるよ!署内きってのエリートだったもんな!」ととっても心優しい。
    恐ろしい文化の違いである。でもちょっと羨ましい。
    ちなみにこの本はめっちゃ昔ながらの古書店で、カバーもない状態で見つけたんだけど、読んでみると内容とリンクしててちょっと縁を感じてしまった。
    2011年06月11日 12:56

  • なかなか良かった

  • ハードボイルドなのか。USミステリーでは久々に良いと思った。古書の蘊蓄が楽しい。アリバイトリックがシンプルだが意表を衝く。犯人も意外。

  • 海外ミステリーでこのミス賞を受賞!!!
    それだけでも読んでみたいと思うのですが、すごいのは作者の本に対する含蓄です。
    私にとって海外文庫を開拓するきっかけとなった本になりました。

  • 古本好きとしては、シチュエーションだけで楽しめた。

  • 翻訳の本が苦手ってのもあるけど、最初は正直「うーん?」って感じ。
    でもどんどん止まらなくなる!
    最後まで読むべき!

  •  '97年版“このミステリーがすごい!”の海外編1位を獲得した1冊。ミーハーな私は“このミス”で知り、読んでみるに至ったのだ。
     古書おたくの刑事を主人公に、古書店業界(?)を舞台に起きた殺人事件を中心に物語は進行する。
     ハードボイルド調の作風(きっと、そうだと思う。あまりハードボイルドって読まないからなぁ……。でも、かなり読みやすかった)に、最後まで読者を悩ませる謎解き、奥の深い舞台設定……と、どれをとってもなかなかの秀逸。“1位”へのランキングも、十分、納得の出来る内容なんじゃないかな?
     ただ、この主人公にとっての本の価値というのは、内容よりも美術的なモノが強いのね。書かれている内容よりも、初版で、発行部数が少なく、保存状態が良いものがBestである、とか(極端すぎるかも知れませんが)。ちょっと、その辺が私の考え方とは、全くといっていい程違い、余り良い気持ちがしなかったな。

  • 最初50Pくらい読み進んだときは、読了を
    諦めようかと思った。
    本を読んでこんな気持ちになったのは初めて。
    しかし、そのまま読み進んでいくと、段々と
    そのスルメ的面白さにはまっていく。

    推理小説でこの感覚は珍しい。題名から
    好きなエラリー・クイーン的なものを想像して
    読み始めた部分もあり、気持的乖離もあったのかも
    しれないが、読み進むにつれ、自分自身の先入観の
    方向性も修正され、途中で止めるのが惜しいくらいの
    引きこまれ度合いであった。

    トリックや驚きというのは、ほぼ皆無の珍しい推理小説。
    主人公とそれを取り巻く日常があまりにも普通すぎて
    逆にそれが新鮮で面白かった。

    星ゼロからの巻き戻しなので、結構高評価である。

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