- Amazon.co.jp ・本 (598ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151704024
作品紹介・あらすじ
警察を辞めて古書店を営むクリフは、元同僚の依頼に愕然とした。存在するはずのない、エドガー・アラン・ポー作『大鴉』の1969年限定版を盗んで逃亡中の女を連れ戻してくれというのだ。その本は限定版専門の出版社の特装本で、見つかれば莫大な価値がある。興味を惹かれ、事件を調べ始めたクリフの前に、やがて過去の連続殺人の影が…。
感想・レビュー・書評
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警察を辞めて古書店を営むクリフは、元同僚の依頼に愕然とした。存在するはずのない、エドガー・アラン・ポー作『大鴉』の1969年限定版を盗んで逃亡中の女を連れ戻してくれというのだ。その本は限定版専門の出版社の特装本で、見つかれば莫大な価値がある。興味を惹かれ、事件を調べ始めたクリフの前に、やがて過去の連続殺人の影が…。
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2023/09/17読了。
邦題の通り、限定特装本専門の出版社による、幻のポー『大鴉』を巡る事件。“存在し得ない”完璧な本作りを目指す内に正道を踏み外してしまった男達が居て、周りの人々も大なり小なり巻き込まれ、そこから更に次の悲劇が生まれていく。そんな曰く付きの本でも、希少性から金に糸目を付けずに入手しようとする者もいる。いずれも、人の業ってやつか。 -
警察を辞めて古書店を営むクリフは、元同僚の依頼に愕然とした。存在するはずのない、エドガー・アラン・ポー作『大鴉』の1969年限定版を盗んで逃亡中の女を連れ戻してくれというのだ。その本は限定版専門の出版社の特装本で、見つかれば莫大な価値がある。興味を惹かれ、事件を調べ始めたクリフの前に、やがて過去の連続殺人の影が……。
原題:The bookman's wake
(1995年) -
本好きには打って付けのミステリー。
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翻訳物は、登場人物の名前が覚えられなくて、苦手です。
海外の古本事情のことはよくわかりませんが、面白かったです。 -
大崎梢さんの『平台がおまちかね』より
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古書業界?印刷、製本のディテールが随所に盛り込まれ、それが謎解きの鍵に繋がる。面白かったです。リグビー家の人達が最初、素朴で暖かく描かれていて、終盤とのギャップが有りすぎる。もう少し影の部分や不可思議な行動が有ってもと思う