森で昼寝する猫―トラ猫ミセス・マーフィ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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本棚登録 : 80
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151707544

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  • 町の噂といったら、くだらない恋愛話ばかり――退屈していたトラ猫ミセス・マーフィの前に運良く(?)事件が。銀行のコンピュータにウイルスが侵入し、データから大金が消えたのだ。さらに、ミセス・マーフィと相棒のコーギー犬タッカーは不審な血の付いたバイクを発見。が、人間たちに知らせてもわかってもらえず、そうこうするうちに、近くの森で死体が見つかって……キュートなトラ猫ミセス・マーフィの活躍、第4弾。
    原題:Pay dirt
    (1995年)

  • (2014-10-29L)

  • 町の噂といったら、くだらない恋愛話ばかり―退屈していたトラ猫ミセス・マーフィの前に運良く(?)事件が。銀行のコンピュータにウイルスが侵入し、データから大金が消えたのだ。さらに、ミセス・マーフィと相棒のコーギー犬タッカーは不審な血の付いたバイクを発見。が、人間たちに知らせてもわかってもらえず、そうこうするうちに、近くの森で死体が見つかって...キュートなトラ猫ミセス・マーフィの活躍、第4弾。
      
    トラ猫ミセス・マーフィとコーギー犬ティー・タッカー、デブ猫ピュータなどなど猫と犬が大活躍するシリーズの第4弾です。主人公ハリーが元夫のフェアと恋人候補(?)のブレアに挟まれて事件に集中できないのを横目に、今回もマーフィー達が捜査に犯人との対決に奮闘します。三毛猫ホームズはしゃべったり考えたりしていることが文章にはいっさい出てきませんが、マーフィー達はとにかくしゃべるしゃべる! ハリー達に自分の言葉が通じないのがもどかしくて仕方ないけど、そこを何とかカラダを使って証拠の在りかや危険が近づくのをハリーに伝えます。最初は人間と動物のセリフがごっちゃになって読みにくいなあと思った本シリーズですが、4作目ともなると慣れてきて愉快に読めました。

  • トラ猫ミセス・マーフィシリーズの第四弾です。

  • 今回は登場しましたブレア。…でも、あれだけフェアと張り合っておきながら、ハリーに対する感情が友情だといわれても。逆もですけど。
    それはさておき、やはりこの話の醍醐味は立ち回りだと思います。猫と犬の。
    ハリーも毎回よく犯人と対峙しますが、毎回無事なのはマーフィーとタッカーのおかげですね。
    マリブの正体、最初から丸わかりでした。まあパターンのようなものというのもありますが。

  • トラ猫ミセス・マーフィーが探偵役のミステリ。4作目です。
    ヒロインのハリーは田舎町の女性郵便局長。
    ハリーはさっぱりした性格で感じが良いのですが、町の主立った面々は強烈。

    学生時代には仲の良かった3人娘の恋愛沙汰で噂が持ちきり、一方ではコンピュータ・ウィルスが侵入、銀行の口座から大金が消えてしまいます。

    賢いトラ猫ミセス・マーフィと相棒の可愛いコーギー犬ティー・タッカーは愛するママ・ハリーのために真相を求めて駆けずり回ります。
    ハリーは賢い子たちと言いつつも〜まさかここまで意図的とはわかっていないのでした!?
    ハリーは浮気性の夫と別れて現在は独身、事件で縁の出来たハンサムな俳優と仲が良く、夫は復縁を望んでいて、両手に花?状態。
    それぞれの気持ちがはっきりしてきますが、どうにもならない〜当分これが続くのか!?
    猫のリアルな挿絵入りです。

  • 最初に読んだのは「トランプをめくる猫」。今まで見逃していた己の不明を恥じるばかり(硬いな)
    著者のスヌーキー・パイは猫。素晴しい観察力と推理、チャーミングな探偵のミセス・マーフィも猫。キュートな猫と相棒の犬とそして町の物語。シリーズものは懐かしい人たちとまた逢えて、彼らの町を訪れることができることも楽しみのひとつ。これもそんな物語。ミステリなので殺人もおきるし、ハラハラするシーンもあるのだけど、読み終えた瞬間に、里帰りするように懐かしく楽しく、またここへ来ようと思えたね。

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