墜落 (ハヤカワ・ミステリ文庫 検事補アレックス)

リンダ・フェアスタイン 平井イサク

• 早川書房 (2007年6月22日発売)

感想・レビュー・書評

[sanaさんの感想 · 2010年7月8日]

検事補アレックス・クーパーのシリーズ８作目。
アレックスはマンハッタンの地方検察庁性犯罪訴追課長。
30代、独身、ブロンディーと呼ばれる金髪美人。
ニューヨーク市警殺人課のマイク・チャップマンと、特殊被害者課の大男マーサー・ウォーレスとはいいコンビ。
マイクが恋人を事故で失って未だ日が浅いので、仕事の本格的に復帰できるかどうかマーサーと見守っている。
マンハッタンのメトロポリタン歌劇場で、ロイヤルバレエ団のプリマ、ナターリャ・ガリノヴァが失踪。
引退も考え始めたプリマの後援者との関係は？
子供時代に父に連れられて劇場を案内された思い出があるマイク。
子供の頃からバレエを習っているアレックスは、そこかしこで経験を披露する。

[ＳＯＮＩＡさんの感想 · 2008年8月21日]

女性検察官アレックス・クーパー・シリーズの第８作目。メトロポリタン歌劇場でプリマ・バレリーナが殺された。彼女を取り巻くいわくありげな男たちにアレックスたちは翻弄させられる。今までのシリーズの中では一番つまらない展開。さらに、毎度ストーリーの最後でアレックスが犯人に追い詰められて危機を迎えるのだが、今回はその場面がやたら長くて緊迫感がまるでなかった。