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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784151744037
作品紹介・あらすじ
時代の波に揺れるボストンで出会った二人の若者。愛と友情の絆を壮大に描く歴史ドラマ
みんなの感想まとめ
歴史の激動の中で交錯する二人の若者の物語が描かれています。1918年のボストンを舞台に、若き巡査ダニーは急進グループへの潜入捜査を命じられ、黒人青年ルーサーは逃避行の末に彼と出会います。戦争の終結を迎...
感想・レビュー・書評
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社会不安に揺れる1910年代のアメリカを、二人の青年の視点を通して描く。
まだ上巻を読み終えた段階ですが、物語のうねり、時代のうねりが徐々に近づいてきているようで、話のテンポはゆっくりなのですが、徐々に物語に引き込まれていきます。
第一次世界大戦の終わり。ロシアで起こった共産主義の革命。致死性の高いインフルエンザの流行。止まらない物価の高騰。
社会が激動する時代に揺れる中、ボストン市警の警官・ダニーは、共産主義の犯罪者や、インフルエンザ患者の対応に追われる傍ら、ある指令が下される。
一方、おなかに赤ちゃんがいる妻がいながら、軍需工場を解雇されてしまった黒人青年のアーサー。経済的な不安と、家庭に収まりたくないという感情から、新しい仕事の傍ら、賭博のディーラーの仕事を副業として始めるが……
デニス・ルへインの作品を読むのは、短編集『コーパスへの道』クリント・イーストウッド監督で映画化もされている『ミスティック・リバー』続いて三作目。
両作品とも、描写がたっぷり描かれて、物語の動き出しまでは時間がかかる印象がありましたが、重厚な表現や物語の展開がハマれば、間違いなく印象的な作品になるものだと感じました。
この『運命の日』もテンポ自体はやはりゆっくり。プロローグ的に挟まれるルーサーと実在の野球選手であるベーブ・ルースの出会いから始まり、ダニー、ルーサー、それぞれの物語が展開されていきますが、二人の交わる点が見えてくるのは、上巻の終盤400ページを超えたあたりから。
テンポはゆっくりですが、物語自体は波乱万丈です。ディーラーの副業を始めたルーサーは、そこのお金を着服してしまう。
それが組織のボスにばれてしまい、致死性の高いインフルエンザの感染者たちから、借金を取り立てて回る命令を下されることに。
一方でダニーは、相棒がそのインフルエンザに感染、さらにスパイとして警察がマークする組合にスパイとして潜入したり、ロシア革命以降、活発化しているテロリストの爆破を阻止したり、淡い人間関係も描かれたり、そして、警官たちのストライキ計画と、こちらも内容は盛りだくさん。
こうやって書くと、テンション高めの物語になりそうなのに、あくまでどっしりと腰を落ち着け、丁寧すぎるほど丁寧に物語を語る、ルへインの語り口はやはり絶品の一言に尽きます!
物語の落としどころは、まだまだ見えてきません。でも『運命の日』というタイトル通り、それぞれの個人と社会、それぞれの人生と歴史の運命が、うなりをあげているような感覚は確かに高まってきていて、下巻の展開も自然と期待してしまいます。
2009年版このミステリーがすごい! 海外部門3位 -
当時の医療状況を考えると、インフルエンザの流行が現在のコロナ禍と重なる。人種や政治思想の分断もしかり。ミステリでは無く歴史小説かな。二人の結末はいかに。下巻へ。
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ミステリーと思っていたら、歴史小説でした。
第一次世界大戦後のアメリカ ロシアに革命が起き、社会主義国家が成立、共産主義の広がりに、それまでアメリカ社会をリードしてきた支配階級の人々が恐怖する姿が描かれる。
テーマもハードだし、頁数も多く、出てくる人の数が多いので、読むのに時間がかかってしまった。 -
戦時中のアメリカの生活、世の中の動きが、小説を通して良く分かる。
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感想は下巻に。
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