騙す骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫 スケルトン探偵ギデオン)

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  • 早川書房 (2010年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784151751110

感想・レビュー・書評

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  • スケルトン探偵こと人類学教授のギデオン・オリヴァーのシリーズ。
    今回の舞台はメキシコ。

    愛妻ジュリーがいとこに留守中の代役を頼まれ、休暇をかねてついて行くことに。
    いとこアニーはアメリカ人ですが、支配人をしているエンカンターダ農場は欧米人向けの観光農場で、家族経営。
    今のオーナーはアニーの伯父トニー・ギャラガーで、わがままだが豪放な男。
    アニーの父カールは乗用馬係主任をしていて、ちょっとゲーリー・クーパーのような枯れたハンサム。
    ただ、カールの妻つまりアニーの母(トニーの妹)はだいぶ前に家出したきり。
    ジュリーは学生時代にその農場でバイトをしたこともあるのでした。

    行ってみると料理人は愛想がないが大変な料理上手。
    ジュリーの仕事はけっこう忙しく、ギデオンは半日も観光すると後は何もすることがない。
    と思ったら~平和なはずの村で不審な骨が二体も見つかっていて、警察は困り果てていて、大喜びで検分に当たります。
    数年前に命を落としたらしい身元不明の少女の白骨死体と、半年ほど前に村を通ったのがわかっている中年男のミイラ化した遺体。
    その正体は…?
    メキシコ人らしい?やる気のない警察署長がおかしい。
    鑑定の間違いに気づくギデオン。
    珍しい特徴のある骨に、ギデオンの推理が冴えます。

    遺跡の観光や、いつもながらの美味しい郷土料理。
    旧知の警官が警察高官マルモレーホ大佐となっていたという驚きの再会なども含め、わかりやすく、快調。
    ジュリーとギデオン夫婦は相変わらず仲が良くて年を取ったような感じがしないけれど、年月は過ぎているらしく、メキシコの状態は2009年発表当時のようです。

    1982年のデビュー作から数えて28年目。
    「暗い森」「断崖の骨」「古い骨」「氷の眠り」「遺骨」「死者の心臓」「楽園の骨」「洞窟の骨」「骨の島」「水底の骨」「骨の城」「密林の骨」「原始の骨」そしてこの作品の順。

  • 舞台はメキシコ。ジュリーのいとこがいる観光農場へやってきたギデオンとジュリー。
    平和な村に身元不明な死体が2つ。

    骨もたっぷり、後味も悪くないけど、大どんでん返しで、シリーズの中では特に面白かった。

  • 何年も前から騙してた。
    そんな人生を送ること、自分が作り上げた世界にしがみつくこと。どんな気持ちなんだろうなあ、としみじみ思わずにはいられない。

  • スケルトン探偵の話も、だいぶ回を重ねてきた。近年は謎解きや人骨の薀蓄よりも、世界各地のご当地紀行小説の趣に比重が寄ってきている気がしなくもないが、まあそれも良い。

  • スケルトン探偵のシリーズ最新作。といっても購入したのが昨年の秋であり、その後半年以上読まなかったことになる。以前は読書の大半がミステリー(しかも海外)だったのに比べて、最近はエッセイや評論が増えており、そのことに自分自身慣れていたが、謎解きのストーリーを久々に堪能しました。次作が出れば、また必ず買うと思います。

  • 相変わらずの安定感。
    ちょっと物足りないけど安心して読めます・・・
    しかし愛妻ジュリーにメロメロになる描写、いらなくね?

  • 今回は割と地に足がついた感じの南米編。
    ジュリーの親戚の牧場に着くなり白骨を巡る謎に巻き込まれて行きますが、
    登場人物がそれほど多くないのと、現地の人物の描写などがいつもながら
    とても細かく臨場感溢れていて、それを読むのが楽しいかな。
    行った事がないところが舞台の場合、いかにもそういう人物がいそうな
    そんな気にさせる話は旅行をしているようでワクワクします。
    オリヴァー教授の学者バカなところも可愛い。
    それにしてもメキシコ料理ってそんなに魅力を感じなかったけど
    すごく美味しそうに書いてあってちょっと食べてみたくなる。
    現地で食べるとおいしいんでしょうね。

  • 積読消化。
    南米だなんてすっかり私得な舞台。スケルトン探偵では南米が比較的多く舞台となっている気がしていたけど、実は2回目なんですね。
    今回の犯人は許されないことをしたんだけども、その動機を聞いて、彼の歩んできた道と彼の回りの人たちを思ってなんだかしんみりしてしまった。でもやっちゃいけないことだ。
    これを読んでるとメキシカン・コーヒーが飲みたくなりました。

  • スケルトン探偵シリーズの16作目です。最近は読むのが苦痛だったのですが、この作品は読みやすかったです。
    農場の話がつまらなくて、とばして読んでいたのですが。結構重要な伏線だったことが、結末に近づくにつれて発覚。しっかり読んでおけばよかったと反省。
    どんでん返しな結末もよかったです。

  • -

  • 単純な内容かな、と思いきや、最後までどんでん返しが用意されていて面白かった。

  • スケルトン探偵シリーズ。このシリーズを読むのは初めてだけど、特に困ることはなく。
    メキシコののどかな田舎町でミイラ化した死体が見つかった。この町を妻と訪れていた主人公は、その死体の調査に協力することになって……。
    のどかな田舎町といいつつ、少女の白骨化死体も発見されてたりして、全然のどかじゃなねーよとツッコんだけどね(゜д゜)
    身元が最初から判明してるミイラ化死体はともかく、少女の白骨化死体が実は……というところはビックリポイントかな。後半に関しては自分の予想が当たったこともあり、「やられた!」感は少なめ。で、星4つ。
    主人公含む登場人物に好感持てたから、スルスル読めた。メキシコいいよメキシコ。出てくる食べ物も美味しそうでヨダレ。先住民の遺跡にも行ってみたくなった(・∀・)

  • スケルトン探偵シリーズ。相変わらずのギデオンとジュリー夫妻がいい味出してる。骨についてのうんちくと謎解きがおもしろい。
    この本のあとは新作が出ていないということで心配。

  • ここ数年は本格テイストに加えて、旅情ミステリの趣もあるこのシリーズ。スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー先生は、愛妻ジュリーのメキシコの親戚の家でも、眠れる殺人事件に遭遇するのでありました…。今回の事件の真相は、過去の作品の焼き直しっぽい感じでしたが、主軸となるのは骨の鑑定であり、そこから導かれる推論なので、まあまあ面白かったです。それに訳が青木久恵さんだったから、文章のほうも違和感なく読めました。

  • 水戸黄門的な予定調和になりつつあるが、観光地の風景描写と食事シーンが楽しい。

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