怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)

制作 : 平岡 敦 
  • 早川書房 (2005年9月9日発売)
3.75
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  • 41レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151757518

怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)の感想・レビュー・書評

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  • なによりもルパンの人間らしさに惹かれました。

    『アルセーヌ・ルパンの逮捕』から始まる辺り
    逮捕?って疑問に思ったけど、そこにも、ルパンの素敵な人間性が垣間見れます。

    どの作品も『いつルパンはでてくるんだろう!』と期待させてくれて
    その華麗なる手口と、悪なる正義とも呼べるルパンの主義にはまりこみました。

    そして個人的には、『王妃の首飾り』が印象深かったです。

  • アルセーヌ・ルパンシリーズの新訳版。

    新訳ということで古臭い表現もなく、読みやすい感じでした。再読だったので改めてルパンってミステリーの古典なんだな、と感じました。

    好きなのは『王妃の首飾り』不可思議な状況で盗まれた首飾りの謎をめぐる話。ルパンが正体を現してからのルパンの迫力が鬼気迫るものがあって印象的です。

    『ハートの7』はわたし(モーリス・ルブラン)とアルセーヌ・ルパンの出会いの話です。
    ルブランの家に侵入しながら、何も盗らなかった強盗の謎が思わぬ展開につながっていき面白かったです。また作者自身が作品の中に出てくるということも、この話を初めて読んだ小学生の時には新鮮で、その意味でも個人的に思い入れの強い作品です。

    『アンベール夫人の金庫』はルパンの怪盗としての初仕事が描かれます。ラストのルパンとルブランとの会話は笑えます。

    『遅かりしシャーロック・ホームズ』はルパンとホームズの出会いももちろん印象的ですが、ルパンが愛する人のために怪盗として苦悩する様子もいいです。

    やっぱりルパンはかっこいい!

  • 世界一有名な怪盗紳士。ちゃんと読んだのは初めてでした。泥棒というより気まぐれな解決屋みたいな感じです。ミステリー要素があり普通に面白い作品でした。

  • シャーロックホームズの冒険を読み終わった後にすぐ読んだので、イギリスと、フランスのお国柄の違いがかなりあって面白かったです
    さすがはフランス愛の国
    ホームズなど他の探偵小説では助手に当たる人視点で物語は進んでいきますが、この場合怪盗視線で、ぶっちゃけていてすごい新鮮でした

  • ルパンがとてもかっこいいですが。
    しかも不思議な行動します。

  • 大ッ好き。ルパンかっこよすぎるよ!薬中探偵なんかより、全然カッコいい。信念とか、手際の良さとか。

  • 「怪盗紳士ルパン」ハヤカワ文庫 2005年 モーリス・ルブラン(原著は1905-07に発表)、平岡敦翻訳。

    新訳だなあ、と思ってこのシリーズを楽しみに読んでいるのですが、今年は2018年ですからもう13年前の本になるんですね…。

    #

    怪盗アルセーヌ・ルパン・シリーズの、第1作。
    ルパンシリーズは1905年に発表されています。ホームズが1887年発表。ホームズの18年後で、ちなみにその頃はもうシャーロック・ホームズは世界中で大ヒットしていました。
    (1905年はホームズ史で言うと、傑作長編「パスカヴィル家の犬」(1901)の後で、短編集「シャーロック・ホームズの帰還」が上梓されています)

    うだつのあがらない作家だったルブランさんが、「ホームズみたいな小説を、怪盗を主人公にして、フランス版で」と意識して書いたのは有名な話です。



    この本は、以下の短編が集められています。


    ①アルセーヌ・ルパンの逮捕(L'Arrestation D'Arsene Lupin)
    ②獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin en Prison)
    ③アルセーヌ・ルパンの脱獄(L'Evasion D'Arsene Lupin)
    ④謎の旅行者(Le Mysterieux Voyageur)
    ⑤王妃の首飾り(Le Collier de la Reine)
    ⑥ハートの7(Comment J'Ai Connu Aresene Lupin:Le Sept de Coeur)
    ⑦アンベール夫人の金庫(Le Coffre-fort de Madame Imbert)
    ⑧黒真珠(La Perle Noire)
    ⑨遅かりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes Arrive Trop Tard)

    そして、実は印象の薄くなっている短編も多いです。正直。(もう読了して数カ月経ってしまったからなんですが)
    「王妃の首飾り」は短編5編目にして既に、「怪盗ルパンの少年期」を描いていて、
    今で言うと「ビギンズ」ものだったりします。
    エンターテイメントの法則っていうのは、時代を超えて変わらないものですね。

    #


    それから、①~③がひとつつなぎの話になっていて、それがルパン・シリーズの幕開けなんですが、
    不思議なことに、「ほぼ捕まることのない、大怪盗」のお話なのに、
    「ほぼ捕まることのないという噂の大怪盗が捕まる」というエピソードから始まる…その違和感が、面白いんです。

    そして、捕まる理由っていうのは、女性なんですね。つまりまあ、惚れてしまった女、というのがくびきになって捕まる。
    その心情ドラマからいきなり始まるのが面白い。
    そして、そのまま脱獄するところまで進みます。

    つまりまあ、初手から「恋愛しない、ほぼ変態な孤独好き男のホームズ」と違って「女の方が仕事より大事な人間臭い情熱あふれるオトコ」というキャラクターなんですね。
    ここンところをハッキリしているのは、作者の意図か編集者か判りませんが、拍手です。

    お陰様で21世紀の日本でまで、「孫」の大活躍を楽しめるわけですから。

    ###

    (ルパン・シリーズを、この新訳で楽しもうと思っていて、何十年も前に、壮絶に手に汗握って読んだ「813」「続813」が出るのを首を長くしてまっています。
    以前に読んだのは偕成社の全集版だったんですが、今だに、「全2巻以上の小説で、1巻を読み終えたときに続きが読みたくて身悶えしたランキング」では、自分史上、不動の第1位です)

    (ところがこの新訳で既に出ている「水晶の栓」が、負けず劣らずシリーズ屈指の傑作だ、という噂を最近聞きました。実は「水晶」は未読なので、まずそっちから楽しむか…」)

  • ルパン三世好きなのとフランス語を勉強するモチベーションになるかなと思って読んでみた。なんか時系列に並んでないなーと思いながら読み進めていると、最後になってこの順番の意味が分かってすっきりした。ルパンの正体が最初から分かっているもの、最後に分かるもの、読み終わっても腑に落ちないもの、……。いろいろ入っていて面白い!

  • 昔カリオストロを読んだのですがあまり覚えておらず。印象としては初読の、三世ではないルパン。ほんっっと面白くて、なんで今まで読まなかったのか後悔しました。
    とりわけ「アルセーヌ・ルパンの脱獄」こーなってそーなってどーなるの! と息つく暇ない展開にワクワクしました。
    「ハートの7」もすごく好き。全体もそこそこ大きな話で面白いし、ポイントになるほどっと膝を打つ感じが。
    そして「遅かりし〜」のホームズがあまりにもキャラ立ち過ぎててニヤニヤが止まりませんでした。がんばれホームズ。いや仕事ぶりはさすがだけども。
    ルパン対ホームズも読まないわけにはいかないみたいです。

  •  テンポが良く。ユーモアがあふれていて面白い

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