怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)

  • 早川書房
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本棚登録 : 383
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151757518

感想・レビュー・書評

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  • ホームズ弱すぎワロタ

  • 何度か読んでいる第一短編集なんだけど、新訳の文体が自分にあっているせいか、一番楽しく読めたと思います。
    これまでの印象は、古くさい上に事件もたいしたことのない印象だったもので。
    実は「アルセーヌ・ルパンの逮捕」から、ちゃんとそれっぽいトリックを使っているのも、今回気づいたことでした。
    この調子でシリーズ全作品を訳して欲しいものなんだけど、ルパンものって翻訳権の問題だかで、翻訳全集作れないんでしたよね?
    残念残念。

  • アルセーヌ・ルパンの短編集です。
    そして、私にとって初のルパンになります。
    子供が読んでも楽しめそうです。
    ルパン脱獄の話やホームズとの初めての出会いの話等が読めます。
    ですが、私はやっぱりルパンよりホームズですね。

  • 『怪盗紳士ルパン』作:モーリス・ルブラン 訳:平岡敦
    初版発行:050915
    発行所 :早川書房
    登場人物:アルセーヌ・ルパン
         怪盗紳士。
    あらすじ:基本的に短編集ーーーというよりは連作だろうか。
         アルセーヌ・ルパンの大胆不敵なトリックに驚かされる。
         時を重ねても愛されているミステリー傑作をどうぞ!
    目次  :アルセーヌ・ルパンの逮捕
         獄中のアルセーヌ・ルパン
         アルセーヌ・ルパンの脱獄
         謎の旅行者
         王妃の首飾り
         ハートの7
         アンベール夫人の金庫
         黒真珠
         遅かりしシャーロック・ホームズ
    オススメ:正直しょっぱなから逮捕されてビックリしました。「えぇ!?ルパンは逮捕されちゃうんですか!!?」と思いました。『ルパン三世』の方でイメージしてたんです(爆)。本当に紳士なんですね。

  • 「大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。《貴船にルパンあり。一等船客、金髪、偽名はR……》あの怪盗紳士がこの船に! いったい誰がルパンなのか? 船客たちは恐怖と興奮に沸きたつが―世界に知らぬ者なきヒーローが誕生した記念すべき「アルセーヌ・ルパンの逮捕」など、傑作9篇を収録。ルパンの前にルパンなく、ルパンの後にルパンなし。変幻自在、神出鬼没、快刀乱麻の怪盗の活躍を、最新訳で送る第一弾」(ハヤカワ文庫版裏表紙)


    「まっとうに生きられないのも、つらいことさ……」

    ルパンです。「Ⅲ世ではなく〜」という前置きはもはや定番の感がありますが、皆さんご存知の怪盗アルセーヌ・ルパンです。しょっぱなから思い出話で恐縮ですが、思えば幼少のみぎり(笑)、僕もよく近所の図書館で子供向け「探偵小説」など読みふけっていたものです。中でも気に入っていたのがポプラ社の子供向けルパンシリーズ。同じ棚には「二十面相」や「ホームズ」も並んでいて、もちろんそれらも好きだったんですが、「ホームズはどうも好かん。ルパンのが格好ええな」なんて思ったりしてました(いや、ホームズも好きだったんですよ)。「奇厳城」「黄金三角」……。いや懐かしいですね。作中に出てくるパリやフランスの地名を地図で探してみたのも、いい思い出です。

    閑話休題。長々と失礼しました。本の紹介に移りましょう。本書はハヤカワ文庫で2005年から出され始めた新訳シリーズの第一短編集ですが、以下の初期9篇が収録されています。
    「アルセーヌ・ルパンの逮捕」
    「獄中のアルセーヌ・ルパン」
    「アルセーヌ・ルパンの脱獄」
    「謎の旅行者」
    「王妃の首飾り」
    「ハートの7」
    「アンベール夫人の金庫」
    「黒真珠」
    「遅かりしシャーロック・ホームズ」
    単に格好いいだけでない様々なルパンが見られますが、作者ルブランの歴史趣味に注目してもおもしろいですね。あと、最後の作品にはちゃっかりホームズを登場させてますが、そういえば「ルパンVSホームズ」なんて作品もありました。あれは初めて読んだ子供心に「こんなん出して大丈夫だったんかな」と心配しましたが、やはりドイル卿からクレームが来ていたそうで、「遅かりし〜」以降の作品ではホームズ・ワトスンを別名で出していたようですね(日本語訳ではそのまま)。
    各収録作について個別には書きませんが、いずれもおもしろい話です(「ミステリ」の「トリック」としてはあまりひねってないように見えるかもしれませんが、これがなかなか……)のでひとつお読みになられてみてはいかがでしょうか。「原点回帰」ではないですけど、久しぶりに古典を読み直してみるのもおもしろいかと思います。おすすめ。

    (大英堂ファン)

  • 1905年に新聞に連載された初期の短編集。
    100年前の小説にしてはお洒落です。
    トリック等は特に感心する事もなく、現在の推理小説で言うとミエミエの話ばかりですが、実に嫌み無く軽妙に話が進みます。
    今回の訳者の力もあるのでしょうが、楽しめました。
    少年向け冒険活劇と言うよりは、大人のスタイリッシュサスペンスと言った所でしょうか。

  • ルパンはルパン3世に少し似てる(三世のが似せたんだけど)
    でもガニマール(?)よりとっちゃんがいいな。

  • 原点回帰という事で。
    ルパンの手紙での一人称が小生じゃなくなっていて残念だった。

  • なかなか面白い、洒落てるね

  • 古いが懐かしいものよ

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著者プロフィール

本名モーリス・マリー・エミール・ルブラン。1864年、フランス、ノルマンディー地方ルーアン生まれ。 1890年頃から小説を発表していたが、1905年に編集者からの 依頼で書いた「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が好評を博し、 強盗紳士アルセーヌ・ルパン冒険譚の作者として有名になる。 41年死去。

「2018年 『名探偵ルパン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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