怪盗紳士ルパン (ハヤカワ文庫 HM)

制作 : 平岡 敦 
  • 早川書房
3.79
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本棚登録 : 268
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151757518

作品紹介・あらすじ

大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。一等船客、金髪、偽名はR…」あの怪盗紳士がこの船に!いったい誰がルパンなのか?船客たちは恐怖と興奮に沸きたつが-世界に知らぬ者なきヒーローが誕生した記念すべき「アルセーヌ・ルパンの逮捕」など、傑作九篇を収録。ルパンの前にルパンなく、ルパンの後にルパンなし。変幻自在、神出鬼没、快刀乱麻の怪盗の活躍を、最新訳で贈る第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃にシャーロック・ホームズは読んだことがあるものの、ルパンシリーズは読んだことが無かった。最近、二次創作『怪盗紳士やらない夫』を読んで原作を読みたくなったので図書館で借りて読破。
    予想外の人物が実はルパンの変装だったりして、まんまと作者の罠にはまってしまった。ホームズとはまた違う趣があり、面白い。

  • 2019/05/22

  • 1907年発表
    原題:Arsène Lupin Gentleman-Cambrioleur

    ・アルセーヌ・ルパンの逮捕
    ・獄中のアルセーヌ・ルパン
    ・アルセーヌ・ルパンの脱獄
    ・謎の旅行者
    ・王妃の首飾り
    ・ハートの7
    ・アンベール夫人の金庫
    ・黒真珠
    ・遅かりしシャーロック・ホームズ

  • 「怪盗紳士ルパン」ハヤカワ文庫 2005年 モーリス・ルブラン(原著は1905-07に発表)、平岡敦翻訳。

    新訳だなあ、と思ってこのシリーズを楽しみに読んでいるのですが、今年は2018年ですからもう13年前の本になるんですね…。

    #

    怪盗アルセーヌ・ルパン・シリーズの、第1作。
    ルパンシリーズは1905年に発表されています。ホームズが1887年発表。ホームズの18年後で、ちなみにその頃はもうシャーロック・ホームズは世界中で大ヒットしていました。
    (1905年はホームズ史で言うと、傑作長編「パスカヴィル家の犬」(1901)の後で、短編集「シャーロック・ホームズの帰還」が上梓されています)

    うだつのあがらない作家だったルブランさんが、「ホームズみたいな小説を、怪盗を主人公にして、フランス版で」と意識して書いたのは有名な話です。



    この本は、以下の短編が集められています。


    ①アルセーヌ・ルパンの逮捕(L'Arrestation D'Arsene Lupin)
    ②獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin en Prison)
    ③アルセーヌ・ルパンの脱獄(L'Evasion D'Arsene Lupin)
    ④謎の旅行者(Le Mysterieux Voyageur)
    ⑤王妃の首飾り(Le Collier de la Reine)
    ⑥ハートの7(Comment J'Ai Connu Aresene Lupin:Le Sept de Coeur)
    ⑦アンベール夫人の金庫(Le Coffre-fort de Madame Imbert)
    ⑧黒真珠(La Perle Noire)
    ⑨遅かりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes Arrive Trop Tard)

    そして、実は印象の薄くなっている短編も多いです。正直。(もう読了して数カ月経ってしまったからなんですが)
    「王妃の首飾り」は短編5編目にして既に、「怪盗ルパンの少年期」を描いていて、
    今で言うと「ビギンズ」ものだったりします。
    エンターテイメントの法則っていうのは、時代を超えて変わらないものですね。

    #


    それから、①~③がひとつつなぎの話になっていて、それがルパン・シリーズの幕開けなんですが、
    不思議なことに、「ほぼ捕まることのない、大怪盗」のお話なのに、
    「ほぼ捕まることのないという噂の大怪盗が捕まる」というエピソードから始まる…その違和感が、面白いんです。

    そして、捕まる理由っていうのは、女性なんですね。つまりまあ、惚れてしまった女、というのがくびきになって捕まる。
    その心情ドラマからいきなり始まるのが面白い。
    そして、そのまま脱獄するところまで進みます。

    つまりまあ、初手から「恋愛しない、ほぼ変態な孤独好き男のホームズ」と違って「女の方が仕事より大事な人間臭い情熱あふれるオトコ」というキャラクターなんですね。
    ここンところをハッキリしているのは、作者の意図か編集者か判りませんが、拍手です。

    お陰様で21世紀の日本でまで、「孫」の大活躍を楽しめるわけですから。

    ###

    (ルパン・シリーズを、この新訳で楽しもうと思っていて、何十年も前に、壮絶に手に汗握って読んだ「813」「続813」が出るのを首を長くしてまっています。
    以前に読んだのは偕成社の全集版だったんですが、今だに、「全2巻以上の小説で、1巻を読み終えたときに続きが読みたくて身悶えしたランキング」では、自分史上、不動の第1位です)

    (ところがこの新訳で既に出ている「水晶の栓」が、負けず劣らずシリーズ屈指の傑作だ、という噂を最近聞きました。実は「水晶」は未読なので、まずそっちから楽しむか…」)


  • 塾の本棚に昔の怪盗紳士ルパンの漫画があって
    ずっと読んでいたのを思い出して購入しました

    漫画でも小説でも面白いですね

    シャーロックよりルパンを応援してしまいます

  • ルパン三世好きなのとフランス語を勉強するモチベーションになるかなと思って読んでみた。なんか時系列に並んでないなーと思いながら読み進めていると、最後になってこの順番の意味が分かってすっきりした。ルパンの正体が最初から分かっているもの、最後に分かるもの、読み終わっても腑に落ちないもの、……。いろいろ入っていて面白い!

  • (内容)
    大西洋を行く客船プロヴァンス号に無線が入った。「貴船にルパンあり。一等船客、金髪、偽名はR…」あの怪盗紳士がこの船に!いったい誰がルパンなのか?船客たちは恐怖と興奮に沸きたつが―世界に知らぬ者なきヒーローが誕生した記念すべき「アルセーヌ・ルパンの逮捕」など、傑作九篇を収録。ルパンの前にルパンなく、ルパンの後にルパンなし。変幻自在、神出鬼没、快刀乱麻の怪盗の活躍を、最新訳で贈る第一弾。

  • 昔カリオストロを読んだのですがあまり覚えておらず。印象としては初読の、三世ではないルパン。ほんっっと面白くて、なんで今まで読まなかったのか後悔しました。
    とりわけ「アルセーヌ・ルパンの脱獄」こーなってそーなってどーなるの! と息つく暇ない展開にワクワクしました。
    「ハートの7」もすごく好き。全体もそこそこ大きな話で面白いし、ポイントになるほどっと膝を打つ感じが。
    そして「遅かりし〜」のホームズがあまりにもキャラ立ち過ぎててニヤニヤが止まりませんでした。がんばれホームズ。いや仕事ぶりはさすがだけども。
    ルパン対ホームズも読まないわけにはいかないみたいです。

  •  テンポが良く。ユーモアがあふれていて面白い

  • 『怪盗紳士ルパン』1907
    (原題:Arsène Lupin, gentleman-cambrioleur)

    収録作
    アルセーヌ・ルパンの逮捕
    (L'Arrestation D'Arsene Lupin)
    獄中のアルセーヌ・ルパン
    (Arsene Lupin en Prison)
    アルセーヌ・ルパンの脱獄
    (L'Evasion D'Arsene Lupin)
    謎の旅行者(Le Mysterieux Voyageur)
    王妃の首飾り(Le Collier de la Reine)
    ハートの7(Comment J'Ai Connu Aresene Lupin:Le Sept de Coeur)
    アンベール夫人の金庫
    (Le Coffre-fort de Madame Imbert)
    黒真珠(La Perle Noire)
    遅かりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes Arrive Trop Tard)

    Maurice Leblancのルパンシリーズ第一弾。平岡敦氏の訳は読みやすく、それでいて子供っぽい表現にはなっていない。ルパンのかっこよさ、頭脳の明細さがよく伝わってくる。
    収録作品の中でも、「黒真珠」は一番のお気に入り。物語の構成が面白い。いきなりルパンの華麗な犯行場面が展開され、そこから話が二転三転していく。
    「遅かりしシャーロック・ホームズ」で登場するHerlock Sholmes、コナン・ドイルの小説からそのまま出てきたかのような立ち居振る舞い、とはいかないもののホームズらしがあってよかった。

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著者プロフィール

1864-1941。作家。怪盗紳士アルセーヌ・ルパンを生み出し、一世を風靡、冒険推理小説に金字塔をうち立てた。レジオンドヌール勲章受勲。

「2019年 『怪盗ルパン 二つえくぼの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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